13.《ネタバレ》 この映画のK・ヘプバーンはとても好き。アカデミー主演女優賞ではバラの刺青のアンナ・マニャーニに敗れたけども、ハイミスの女性をこれ以上に誰が演じきることができるであろうか。 「旅愁」のモノクロと違いカラーの美しさが光る、それもヴェニスの街だけで・・・。音楽も「ヴェニスの夏の日」がしみじみと情感をさらに盛り上げている。 ラストシーンもとてもよい。見送らないでと言いつつ、見送りに来てくれるのを待つ。そして彼女の好きなクチナシの花、実にすばらしい終わり方だ。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-14 21:09:45) (良:1票) |
12.K・ヘプバーンのコメディセンスが発揮された映画でした。特に前半は面白い。この映画を彼女の最高傑作として推す人は多いかと思いますが、私もその一人です。大女優キャサリン・ヘプバーンを堪能していただきたい。 【shoukan】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-08 23:03:34) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 デヴィッド・リーンといえば三大歴史大作ばかり取り上げられて、この作品みたいな芸術性に乏しい小作品はあまり語られることはないですけど、しなしながらシンプルでいて見事に男女の愛を浮かび上がらす本作のスタイルは特筆に値します。ベニスへと一人旅でやってきたジェーンの視点で見通される、その街の美しさ。ジェーンは確かに一人で旅をしていますが、すでにそこにはこの作品を見る観客という名の同行者がいるわけです。見ているこちらも、一緒に旅をしている様な気分になる。独身中年女性の、あのなんともいえないわがままな感じが凄くリアルだし、レナートの方も、いかにもイタリア人らしい性格でこれまたリアリティがある。そういうリアルさがあるからこそ共感が出来るし、共感が出来るからこそラストの列車でのシーンは感動する。これ以上に、こんなにも切なく、それでいて爽やかなゆきずりの愛を描く作品を私は知らない。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-11-23 00:54:29) (良:1票) |
10.大人の恋をよくまとめたいるが、イタリアを舞台にしながらもヨーロッパ的雰囲気が余りしなかったのが減点の原因。ヒロインにも相手役にも文句はない。佳作だとも思うが、少々物足りなかった。監督が英国人だからか、どこかイタリア的なものを欠いているように感じた。 【なな】さん 7点(2002-07-26 13:48:22) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 ベネチアにおける男女の出会い。 美しいベネチアの街並みと共に、とても切なく描かれている。 旅先での運命的な出会いであり、限られた時間の中で互いに愛し合うからこそ盛り上がる。 この男女にとって、この出会いは一生の思い出となることでしょう。 子供からの万年筆のプレゼント、これもとても良かった。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-02-20 19:14:52) |
8.《ネタバレ》 終始、オールドミスの覆っている寂しさ、哀れさの雰囲気に心をグサリッと刺さる作品。 彼に家族がいると分かった後の、barでのK・ヘプバーンの涙がリアル過ぎて、同情を禁じえませんでした。 |
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7.《ネタバレ》 いい映画です。女性だけでなく、出会いを求めて、旅する男性もおるとですよ。バイクに乗って、あっちこっち行ったもんだ。結局、旅先のユースホステルで、映画青年に出会って、真夜中まで映画の話をしたもんです。それで思ったのは、一人旅する女性の多いこと。ヘップバーンも女性の同類に出会えば良かったんだ。そして賑やかに名所めぐりをすれば、地元の軟派男に翻弄されずにすんだものを。ラストの男のカッコ悪さに共鳴。よく分かる。軟派には軟派の流儀がある。それは相手を傷つけないよう、自分はカッコ悪い無様さを見せること。その意味でこのイタリア男は合格と言える。間違ってますか?この考え。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-01-29 21:17:42) |
6.ベニスが美しい。オールドミスの旅先のひとときの、恋。軽いイタ公の態度が許せない。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-06 13:29:37) |
5.美しい映画ね。こういう作品だとは長いこと知らなかったのです。 でも今観ると、彼がありきたりの伊達男かな。一人で生きている女性のリンとした美しさを感じるけど、作ったのは男なのよね。そろそろ女性監督にこういう映画を作ってほしいですね。 【おばちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-05-28 00:03:49) |
4.《ネタバレ》 ベネチア綺麗やな~、行きたいな~、甘美な主題曲のメロディが酔わすな~、公開当時にこれを観た日本人はホンマに腰砕けになったやろうな~ってなコトまで考えてしまう程、美しい作品ですねー。キャサリン・ヘプバーンの名演はさすがに見事。微妙な女心の表現力、ぶっちゃけ暗がりのシーンに関しては真剣にカワイイです。それにしても、こんな愛の語らいを過酷と感じた自分は甘ちゃんなんだろうな。 "空腹なら食えるモンを食え" スコーンと突き抜けたこの台詞、明日会社で言ったら間違いなく訴えられるだろうな。 【よし坊】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-23 00:12:24) |
3.《ネタバレ》 幸薄いオールドミスが旅に出て、女性をみたら軟派するのが礼儀と思っているイタリア男と火遊びをして、一生の思い出のように感動して旅を終える。こう言っちゃ元も子もないけど、さうがデビッド・リーンにキャサリン・ヘプバーン。いい夢を見たような気にさせてくれます。この男女のどちらも、もし自分の知り合いだったらコメントに困るような映画です。そういえば一時期、日本人女性はイタリア男性のいいカモでしたね。今もかな。 【omut】さん 7点(2003-08-03 05:28:48) |
2.なんで、突然キャサリン・ヘップバーンを検索しまくったかというと、今日100円ショップで買ったメイドインチャイナの赤いグラスが、ふと、「旅情」の小道具のデザインと似てるかも、と思ったせい。昔観た映画なので、ブツのデザインどころか、映画のタイトルすら記憶にない。キャサリンは魅力的だった。彼女が恋に落ちる相手はうさんくさかった。旅先だと正気を失うのか先がないと思うと価値観は狂うものなのか?!とか、思ったな。しかしアメリカ的審美眼だとあれがいい男なのか。自分は特に淡白なもんで、ああいうタイプはパスだな。というあたりまでは、思い出した映画だが、小道具の形は思い出せない。もし、買ってきた100円ショップのが、似てたなら注文主の日本人は「旅情」を覚えてるのかも。赤いグラスに満たすのはスパチューのグレープフルーツ味にワイルドターキー8年物少々。キャサリンならば、ワイルドターキーのオンザロックで、こういう女々しいグラスは、嫌いなんじゃないかな。 【ひろこ】さん 7点(2002-12-13 23:05:24) |
1.人生に足りない何かを求め、ベニスへ来たアメリカ人女性と、イタリア男性とのラブロマンス。最初から最後まで舞台はベニスの街で、とにかく映像と音楽が美しい。それだけで楽しい映画でした。 【ととろ】さん 7点(2001-11-10 01:14:16) |