10.《ネタバレ》 <阪東妻三郎版は未見> 敏雄(ボンボン)が幼かった頃の楽しい日々から一転して、敏雄の「親離れ」と「松五郎離れ」によって寂しくなっていく二人の気持ちがよ~く伝わってきた。ボンボンじゃなく、若大将でもなく、吉岡さん… 「他人みたいだ」、と元気がなかった松五郎が忘れられない。明治~大正時代だとまだ身分の違いがあったようで、おかしな事ではないだけに切ない。そういえば奥さんも自分の息子なのに「さん付け」で呼んでいた… 家督を継ぐ者ってそういう扱いだったんだよね。そんな時代の叶わぬ恋を三船敏郎と高峰秀子の共演で描く豪華な一作。松五郎の死に場所は一番楽しかった頃の思い出、運動会が行われた学校だったと…。涙を誘う。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-16 23:05:52) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 この作品も良いが、未見の阪妻版の方が期待大。阪妻にあって、三船が弱いもの。おかしさ、切なさ。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-01-18 19:45:36) |
8.《ネタバレ》 これが九州男児なんですかねえ。東京下町の寅さんを見慣れてると、乱暴で粗雑な所がちょっとアレで粋や美が感じられないですけど。『シェーン』や『遥かなる山の呼び声』のように立ち去るわけでもなく、小倉に留まり続けて少年から青年まで成長を見守り、夫人に心情を吐露して死んでしまうストーリーはあまりにも切ない。太鼓のシーンはインテリ先生への対抗意識、己の存在のアピールなのかなと考えると人間臭さも感じます。全体的に駆け足でもあり、心情表現が弱く、やや人間の機微が感じられないところが難点かな。それにしても奥さん鈍感にもホドがあるだうよ。歌子(吉永小百合)のような女子大生じゃないんだからさ。 |
7.抱いていたイメージとちょっと違ってましたがなかなか面白かったです。松五郎に無理なく感情移入させてくれる三船は見事ですが、当時の映画に子役の自然な演技を期待するのはやっぱり無理なんですね。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-06-13 23:02:52) |
6.ず~と、観たかった作品、やっとBSで鑑賞..思った通りの作品でした..無骨な松五郎を上手く描ききっていました... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-22 12:57:38) |
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5.《ネタバレ》 エピソードを連ねた構成なので、途中でちょっと飽きてしまいました。テレビドラマ向きの題材でしょう。作品としては優れていると思います。ポスターの使い方などうまいです。三船敏郎の「野性的でありながらシャイ」というキャラクターが生きています。ただ、高峰秀子はベストな配役だったかどうか……。最後の泣き崩れるところはさすがにすばらしいので、そのための出演だったのかな? 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-03 11:22:38) |
4.真っ直ぐでさっぱりした男松五郎に、時に楽しく時に切なくさせられました。運動会や太鼓のところは名シーンだと思いますが、印象に残ってるのは序盤にあったシーンで、軍の偉い人を乗車拒否して棒で頭をどつかれて痛がる松五郎が子供のようで可愛くて笑えました。 【さわき】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-20 12:39:57) |
3.豪快で不器用な男の心優しい物語です。松が問題を起こした時にうまくまとめ、ラストで松のことを語る笠智衆がなかなか良かった。 【きーとん】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-18 16:16:35) |
2.《ネタバレ》 松五郎の献身さが切ない。お互いに必要としながらも、最後の一言が言えない、言ってはいけないつらさ。手を伸ばせばすぐに届く距離なのに・・。う~こういう純愛には弱いんだよな~。 【カリプソ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-02-22 18:32:39) |
1.日本人でよかったと思わされる。近頃は私自身も含めて、こういった心の機微が薄れてしまっているんでしょうね。ケチを付ける気はないんだが、松を都合よく利用する、奥さんも随分な人だなあとも思ってしまうが・・・美人だから許しましょう。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2004-12-04 11:32:20) |