マルタイの女のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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マルタイの女

[マルタイノオンナ]
1997年上映時間:131分
平均点:5.31 / 10(Review 29人) (点数分布表示)
公開開始日(1997-09-27)
ドラマサスペンスコメディシリーズもの犯罪もの刑事もの
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タイトル情報更新(2023-08-04)【イニシャルK】さん
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監督伊丹十三
助監督中嶋竹彦
中村隆彦
キャスト宮本信子(女優)磯野ビワコ
村田雄浩(男優)近松刑事
西村雅彦(男優)立花刑事
津川雅彦(男優)真行寺編成局長
江守徹(男優)二本松弁護士
近藤芳正(男優)マネージャー小清水
あき竹城(女優)お手伝いの三輪さん
山本太郎(男優)ナカムラ
隆大介(男優)教団幹部
益岡徹(男優)検事
宝田明(男優)警視総監
小日向文世(男優)夫役の俳優
高橋和也(男優)大木珠男
名古屋章(男優)波多野管理官
木下ほうか(男優)エイジ
三谷昇(男優)劇場プロデューサー
六平直政(男優)稲村刑事
不破万作(男優)先輩刑事
仲谷昇(男優)大山弁護士
加藤善博(男優)劇団プロデューサー
高橋長英(男優)キタムラ班長
伊藤俊人(男優)報道陣
諏訪太朗(男優)報道陣
小林克也(男優)映画監督
阿南健治(男優)救急隊員
有薗芳記(男優)映画の中の犯人
渡辺哲(男優)映画の中の刑事
小島聖(女優)看護婦役の俳優
矢野宣(男優)留置場の係官
菅原大吉(男優)刑事
桜井浩子(女優)カラオケ店員
遠山俊也(男優)救急隊員
津村鷹志(男優)取材記者
稲川実代子(女優)大山弁護士夫人
脚本伊丹十三
音楽本多俊之
立川直樹(音楽プロデューサー)
作曲リヒャルト・ワーグナー〔音楽〕(舞台音楽「ローエングリン第一幕前奏曲」より)
撮影前田米造
藤沢順一(第二撮影班 撮影)
高瀬比呂志(第二撮影班 撮影)
猪本雅三(第二撮影班 撮影)
上野彰吾(第二撮影班 撮影)
佐光朗(第二撮影班 ステディカム撮影)
小松高志(第二撮影班 撮影助手)
釘宮慎治(第二撮影班 撮影助手)
製作玉置泰
鎌田賢一(製作担当)
企画三谷幸喜(企画協力)
プロデューサー川崎隆
配給東宝
特殊メイク江川悦子
特撮島村達雄(デジタル合成)
美術矢内京子(美術助手)
ヘアメイク豊川京子(メイク)
編集鈴木晄
奥原好幸(ネガ編集)
録音北田雅也(録音効果)
小野寺修
白取貢(録音助手)
松本昇和(録音助手)
照明疋田ヨシタケ(照明助手)
金子康博(照明助手)
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
女優磯野ビワ子が不倫相手との密会から帰宅した時、マンションの駐車場に一人の男が倒れ、逃亡する加害者らしい男の顔をビワ子ははっきりと目撃する。殺された男は宗教団体「真理の子羊」の実態を究明する弁護士で、ビワ子は報道陣の質問攻めに会うが事件担当の刑事達に捜査協力のイロハを教えられ口を慎む。翌日から捜査協力に加えて外出時には二人の私服警官が身辺警護に常時付き添い、ビワ子は自由に身動きできない生活を強いられる。しかしそれでも殺人事件の目撃者となったビワ子に「真理の子羊」の魔の手は忍び寄る。
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5.この作品は今までのいくつかの女シリーズでのテーマだった単純な善悪ではないと私は思います。全編から「おまわりさん、ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・(淀川長春のパロディーではありませんよ。)」という伊丹監督の叫びが聞こえてくるようで痛々しいです。考えてもみてください・・・「マルサの女」で血税をとる国税庁査察官の努力の姿を描きながら、「ミンボーの女」で暴力団をテーマにしたばかりに右翼に狙われ、妻宮本信子と夫婦ともども警察のご厄介になりながらの映画活動を余儀なくされたんですから・・・伊丹監督本人の生活を模写したこの作品の中で二人のスゴ腕の警官がその間他の仕事は全くせずに女優ビワ子に付き添い、当然のことながら結構な給料や超過勤務手当てをもらっているのですが、現実の社会では彼らの給与は国民の税金によって賄われているのです。「納税者のみなさん、私がやりたいことをやったばかりにみなさんの税金がこのように使われてしまっています。ごめんなさい・・・。」という伊丹監督の声も聞こえます。映画ファンとしては警官が10人付き添っても構わないからいい映画を作り続けてほしかったですが、その期待が伊丹監督の負担になったことは想像にかたくありません。「もう、勘弁してください。」とう伊丹監督の自殺予告の声まで聞くことができます。伊丹監督の自殺は惜しまれる死ではありますが、やるだけのことは果たした上での散り方だったと思います。合掌。
かわまりさん 7点(2004-03-13 07:30:20)(良:2票)
4.《ネタバレ》 此度、日本映画専門チャンネルの伊丹十三監督作品10作品上映の企画で、一通りの作品群を鑑賞(もしくは再鑑賞)する機会を得たのだが、それもいよいよ今作で最後となった。
なんせ亡くなってしまったからね、監督は。

今作はとある宗教団体の関わった殺人現場を目撃した女優(マルタイ)の証言台に立つまでのストーリー。
実際『ミンボーの女』の際、自身がマルタイになった経験からヒントを得た作品のようで、社会問題を取り上げ続けた氏の遺作(…となってしまったテーマ)としてはそれも必然というか、避けては通れないテーマだったのであろう。
とかく日本の社会はタブーみたいなものが厳然と存在し、それに対してマスコミはなんとも機能していない状態で、社会問題として気づきさえしないこともしばしばです。
そんな中、伊丹監督の作品には、エンタテインメント性を保ちつつ根深い諸問題について触れられています。
無難なテーマを扱うことにくらべたら、その労力たるやいかほどのものか想像に難くありません。
しかも今回はカルト教団がテーマともなっており、劇中にもありましたが、その無軌道、無慈悲、身勝手な暴力には辟易とさせられるものがありました。
おそらく夢であろう(そう願います)津川さんのシーンは鮮烈で、無軌道な暴力に対する確固たる信念を感じました。
しかし全10作を観て、どれも本当におもしろかった。
監督ご自身の出した結論の是非はわかりませんが、いちファンとしては新作が観られないことが残念でなりません。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-18 17:32:08)
3.◆僕は、伊丹監督の「もう一つの社会」を描くところと、「風刺的なギャグ」がとても好きです。その点からすると、この作品はすこしその要素が弱かった気がします。◆しかし、歴史的に見るとこの作品は凄い。地下鉄サリン事件の二年後に作られている。ここに伊丹監督らしさがあったのでした。◆やはり、今回も配役は絶妙で、西村雅彦のふっとんだ演技と、あき竹城の犬を見つけたときの叫びには爆笑しました。◆全体的に幾分長いのと、証言台のシーンまで見られなかった点を含めまして、7点を献上させていただきたい。
もりたろうさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2006-02-03 22:29:58)
2.ここまで来るとパターン化されてしまって・・・・・って言いつつ、まさかこの作品が遺作になるとは思いませんでした。でも良く懲りずにこんな題材を選んだもんです。
イマジンさん 7点(2003-08-30 12:38:35)
1.この作品はマルサの女に並んで伊丹作品では一番好きです。はらはらする場面も結構あり終始楽しませてくれます。
KENさん 7点(2002-07-10 15:11:30)
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【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 5.31点
000.00%
100.00%
200.00%
3517.24%
4310.34%
5931.03%
6517.24%
7517.24%
813.45%
913.45%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人
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