17.セットや映像は素晴らしいが、所々テンポが悪い。音声の状態が悪いので字幕は必須。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-19 15:55:20) (良:2票) |
16.《ネタバレ》 映画作品だけれど能の世界のようでもあり、独特の雰囲気は原典シェイクスピアの舞台劇と通底するものがあるのかな。いつもより大きな芝居の三船敏郎に、それこそ面を被っているような山田五十鈴。 心の奥底にあるモノを「言葉」にして表されると、人は絡めとられてしまうものなのですね。“物の怪”の予言にすっかり支配された鷲津と三木。正常な思考を持っていたのは三木の息子のみ。曰く「自分から進んで予言通りに事を行い、予言が当たったと思っている」。しかし息子の金言も親父には届かず、馬一頭逃げ帰ってきたことで三木親子の凶事が判るシーンは簡潔ながらも「ああやはり?」とぞくっとしました。 確かに無くはなかった権力への野望。それを唆す化け物は、森で出会わずとも身近なところに妻という形でいたのです。鷲津はツイてなかった。 初めこそ凛々しい武者顔だった三船が憑かれたように形相を変えてゆく姿が酷く、印象的です。 本家シェイクスピアの舞台劇は観ていないけど黒澤の蜘蛛巣城は観た、ということで単位をもらえそうな気がしますよね。見事な黒澤版マクベスでした。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-23 23:19:40) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 シェイクスピア劇と言っても、要は因果応報の話であって、登場人物の誰にも感情移入できないのが痛い。霧の中から城が現れる幻想的なオープニング、動く森、降り注ぐ矢など、画的には凝っていて印象に残る。が、黒澤時代劇では、『用心棒』や『七人の侍』のような娯楽作の方が個人的には合っている。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-12-23 11:45:14) (良:1票) |
14.絢爛豪華な衣装、物怪や能面を模した奥方の表情・・・本当に美しくて怖い映画。黒澤明の演出家としての力量再認識した。特に冒頭「蜘蛛巣城跡」と書かれた棒っ切れに霞がかかって、その霞が、ざあっと晴れて巨大な蜘蛛巣城が現れる、あの瞬間は鳥肌が立った。そしてラストシーン。分かっていても、三船の恐怖の表情を見ると「おおっ!ミフネ様が!マジでミフネ様が死んでしまう!!」とドキドキした。どっちにしろもう死んでますが。「七人の侍」の「雨の決戦」に勝るとも劣らない名シーンでしょう。 【C-14219】さん 7点(2003-11-19 21:12:41) (笑:1票) |
13.《ネタバレ》 凡百の日本の時代劇とは一線を画する哲学的なストーリーと、それを彩る陰鬱とした映像美はさすがに見事としか言いようがない。後の傑作「乱」を髣髴とさせるダークな世界観と、ラストそれを切り裂くかのように画面狭しと降り注ぐ矢の雨あられ。本当にその独特の幽玄の世界はとても良い余韻となっていまも心に残っている。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-16 17:19:14) |
12.《ネタバレ》 ■これから見る人は字幕を付けた方がいいかと思います。それくらい聞き取りにくい。実際どういう陰謀が起きてて、誰が誰と対立してるのかも一回見てもよくわからなかった。 ■最初は人柄のいい人だった鷲津が段々転落していく。しかし肝はあの奥さんでしょう。奥さんがそそのかして悪い方へと転がっていく。手を汚す身と、それにくっついていればいい身とでは判断も変わるのだろうか。こういう展開は他の映画にも多い。しかしああいう女は本当に怖い。。。 ■ラストの矢が降り注ぐシーンは圧巻。冷静にみるとあんなに近くにまとめて射ていながら全部そろって少し右とかではずれるというのはもはやコメディだが。 【θ】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-22 01:57:48) |
11.山田五十鈴、とてもとても恐いです。富士山腹のセット、とてもとてもすごいです。昔の森の姿、とてもとても深いです。お侍の世界、いまの勤め人とまったくまったく同じです。人がものすごく手に入れたいもの、すべてすべて、とてもはかないです。 【きのう来た人】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-08-05 06:11:27) |
10.《ネタバレ》 物の怪の妖しい雰囲気、鷲津や浅茅をはじめとする主人公の葛藤、畏れ、欲望、狂気など人間の本質がよく出ていました。 手を洗うシーンの異様さや矢が刺さるシーンの迫力、森が動く大胆な発想など傑作と呼ぶにふさわしい作品でした。 欲を言えば、ほかの人も指摘されているように邦画にも字幕をつけてほしいです。ヘッドフォンをしていても台詞が聞き取れません。 (2020年3月再見。海外の古典的名作を題材にしており、ストーリー性は見ごたえ充分。とくに序盤の物の怪の異様さは傑作。 ただし馬が行ったり来たりするなど昔の映画にありがちな冗長さがかなりあり、早回しで見たくなってしまう。 BSでも邦画は字幕がついているので分かりやすく、DVD等でも字幕つきでの鑑賞をおすすめする。) 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-09-05 14:12:52) |
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【なますて】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-17 23:07:20) |
8.あの「間」がおどろおどろしさを強調していたように思う。三船のイッてしまった目が印象的。もちろんラストの弓矢も。あれは文句なしの名シーンですね。蜘蛛巣城っていういかにもエンターテイメント爆発かと思いきや「そっちかー!!」みたいな(笑) 【ようすけ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-13 22:13:27) |
7.黒澤監督の作品の中ではつまらない部類に入る作品だと思います。なにはともあれ、三船の演技が怒鳴り調子ばかりでうるさく感じてしまいました。それと、物語の内容が少し薄いというか、人間の欲というかエゴをただただ醜く描こうとするがあまりに行動の一つ一つに深みを感じさせないのです。黒澤監督作品ですと、「生きる」「七人の侍」「天国と地獄」「用心棒」「椿三十郎」をお薦めします。 【たにっち】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-13 18:36:24) |
6.とにかくセリフが聞き取りずらかったです。字幕なしにはみれませんねーこれは、、、和製”マクベス”としてのできばえはいいのですが、、、 【maemae】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-10-30 02:05:40) |
5.本物の城の様なセットにまずは圧倒させられ、人間の持っている欲望を恐ろしいまでに演じて見せた俳優陣、特に山田五十鈴の演技にはビックリさせられました。本当に何とも恐ろしい映画だ!黒澤明監督作品としては特別に凄いとは思わないけど、現在の日本映画のレベルに比べたら明らかに上をいく作品であることだけは間違いないと思う。 【青観】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-02 18:55:32) |
4.《ネタバレ》 ラストの矢とオチだけでも見る価値はあると思う。 あと、字幕で見たほうが絶対いいね。 【夏目】さん 7点(2004-06-12 11:50:58) |
3.もし、リメイクすることがあったら、妖婆役は「田中真紀子」でお願いします。 【STYX21】さん 7点(2003-11-13 06:58:35) |
2.白黒の迫力を感じました。役者の演技も声にまで気合が入っていて引き込まれますね。じっくり味わいながらもう一度見たいです。 【しま】さん 7点(2003-10-05 17:41:08) |
【あろえりーな】さん 7点(2002-07-10 10:19:55) |