11.子供の頃、何回も見た筈なのですが、あらためてDVDで見直すと覚えのないシーン沢山(テレビ放映じゃあちこち切られてたりしますしね)。こんなに盛り沢山な映画だったとは。基本がコメディなので「あはは」と笑って見てられる一方、ゴジラが現われて電車から避難するシーンなどは、ゴジラがどんどん迫ってくるぞ、って恐怖感が結構あったりして、ああ、今だに見る「怪獣が来るぞ!」って悪夢はここらあたりが原点かぁ、と。『ラドン』もそうでしたが、地球温暖化って、この頃既に取り沙汰されていたんですね。ここでは冷凍化されて閉じ込められていたゴジラが目覚めるきっかけとしての要素、って程度の扱いではありますが。日本人が黒塗りメイクしてるアダモちゃん(古いか・・・)みたいな原住民とか、懲りずにいちいちピンチに陥る浜三枝とか、対戦をさっさと諦めちゃうキングコングとか、ゴジラにキングコングを対戦させちゃおうと真剣に作戦組んだりとか、平田昭彦の博士がいちいちもっともらしい事を言うけど役には立ってないとか、狙ってるんだかマジなんだか判らない面白さが楽しく、退屈せずに見られました。もっとも、ここでキングコングに影響されちゃったのか、ゴジラのボディランゲージが出始めておりまして、以降は随分とゴジラも人間的な仕草をするようになっちゃいましたね。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-07-18 00:26:45) (良:1票) |
10.哺乳類の王者・キングコングと、爬虫類の王者・ゴジラはどちらが強いのか?という誰しもが決して考えない夢の対決が、ここに実現。ついでに軟体動物頭足綱の王者・大ダコまで登場というのがたまらない。前半の冒険物語のショボさは涙が出るほどだけど、それでも大ダコ大暴れシーンでは、ストップモーション(とおぼしき)特撮を(ごく一部に)駆使し、なかなかの迫力、うれしくなっちゃいます。後半にはいよいよキングコングとゴジラの死闘!キングコングの造形美には、これまた涙が出ちゃいます、ああ、ショボい。北京原人の逆襲なみ、クイーンコングなみ、キングコング(’76)なみ。じゃあ、標準レベルじゃないか・・・。それはさておき、この両者の死闘が、まさに日本中を股にかける、といった感じのスケール感あふれるダイナミズム。細かいカット割のスピード感。スーツアクターの大熱演もあって、ああなんでこんな変な戦いに興奮してしまうんだろう、とつい悔しくなっちゃうほどの興奮を呼びます。ゴジラの尻尾による「水面蹴り」など心憎く、もしかしたら故・橋本真也も参考にしたのか?とすら思えてきたりすると言えばウソになるが(どっちやねん)。実は昔は、キングコングの造形のヒドさ故、拒絶反応が出て、どっちかというと苦手な作品の部類だったのですが、久しぶりに観たら、いや、観ててちょっと燃えちゃいましたよ。ところでなんでもいいけど、この映画の結論が「人間は改めて、動植物の自然に適応する生命力に学ぶべきだ」というセリフだなんて、これまた一体、どうしたらそんな結論が出てくるんだ??? 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-17 23:49:15) (良:1票) |
9.これは怪獣映画の原点です。キングコングとゴジラですよ。すばらしい。どうもキングコングが劣勢なので応援したくなりますが、どこまでもクールなゴジラもすてき。 【杜子春】さん 7点(2004-06-28 22:18:59) (笑:1票) |
8. 日本特撮界のパイオニア円谷英二も矢張りウィリス・H・オブライエンに魅せられし一人であったコトをカミングアウトした歴史的な一作。日本が世界に誇る怪獣王「ゴジラ」とオブライエンが創造した偉大なるモンスター「キング・コング」の夢の対決!!にワクワクしなかった当時の子供など皆無だったに違いない。が、しかーーーーーし!な、何と現れたコングは今イチ冴えない(失礼!)ヌイグルミではないか!!着ぐるみゴジラと格闘するんだから人形アニメが不可能なのは一寸考えれば当たり前なんだが、何にせよ個人的にはココで激しく失望。ハッキリ言わせて貰えば「こんなのコングじゃなーーーーーーーーーーーーい!!!」の一語。対するゴジラの造形が後のマニアをして”キンゴジ”と呼称せしめ歴代ゴジラ中最も爬虫類的イメージを前面に打ち出した秀逸な出来だっただけに実に惜しい!肝心のコングとゴジラの対決も何処かコミカルを狙った演出で重厚さに欠ける上に、どちらが勝っても角が立つと思ったのか結局ドロー(引き分け)に終わる煮え切らなさ。申し訳ないが3点マイナスさせて頂きまする。円谷英二特技監督御免なさい…。 【へちょちょ】さん 7点(2003-10-02 01:47:15) (良:1票) |
7.そりゃあ突っ込みどころは満載だし、キングコングの振る舞いをはじめとしてギャグシーンも多く、完全に“怪獣コメディ映画”と言いたくなる。 今作はシリーズ第三作目だが、1954年の第一作目に満ち溢れる恐怖と悲壮感からは、映画としての気質自体があまりに乖離しているように見える。 けれども、全編に渡ってつくり手の「愛情」を強く感じることが出来る。「娯楽」を真剣に作っているという気概に溢れている。 だからこそ、笑える映画ではあるけれど、決して馬鹿になんて出来ないし、製作から何年経っても楽しめる映画に仕上がっているのだと思う。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-09-29 12:19:01) (良:1票) |
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6.特撮より本編の方が面白いんじゃないの?という感じの怪獣映画。コメディタッチの有島一郎は最高。ただ、平成ゴジラで育った世代には、全体的な雰囲気には若干の違和感を感じるのも事実。ゴジラとキングコングの戦いには「?」を浮かべるシーンも多い。でも、それは私のようなヤング世代からの、リアルタイムでこの作品を楽しんだオールドファンへの嫉妬かもしれんな。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-24 01:58:25) |
5.戦闘シーンは笑えます。そして、登場人物がものすごく浅はかな考えだけで物事を進めようとするので、なんだかその部分も笑えます。そんな感じなので、まとめると、シリアスな場面にも突っ込みを入れたくなるようなそんな映画です。 【SAKURA】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-02-20 16:05:47) |
4.《ネタバレ》 最後の戦いまでのプロセスが丁寧に描かれています。バトルシーンも迫力満点です。コングの顔がイマイチですかねぇ。 【yu-mi】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-06 16:21:43) |
3.もうやけくそで最近ゴジラ映画新旧問わず、ほぼパーフェクトめざしてます。んで、これも最近観たんやけど、路線は完全にコミカルです。ドリフなみにコミカルです。でも所々、真剣に描いてます。例えば、ゴジラと外国の潜水艦の対決とかを見せて、いきなりゴジラが日本出現しないところが、変にグローバルで世界観が広がってたり、日本にキングコング輸送するの途中で日本の海上パトロール止められたりする描写も、すっ飛ばさずちゃんと描いていたり、ゴジラに対応する自衛隊の描写とか、避難する描写とか、それなりに見せてくれます。キングコングにしたって、キグルミは間抜けそのもですが、出現する島の映像はちゃんと昔のキングコング映画の雰囲気をだそーとがんばってます。でもコミカルなんです。だから、多少、リアリティーがないところも許せます。あえて突っ込むなら、ヒロインの女性は怪獣に襲われすぎです(これもひょっとして笑いどころ?)。あとゴジラとキングコングの戦いは完全に笑えます。てゆーかキングコングが一番笑えるんやけど。結論は、今の感覚で観ても(むしろ今観るからこそ)楽しくなる怪獣映画でした。 【なにわ君】さん 7点(2004-10-28 19:34:19) |
2.ゴジラがゴジラである事の自己言及を、真に放棄した記念の映画。これはこれでいいと思う。娯楽作の伝統シリーズに成りえたのもこの映画があればこそ。怪獣映画が国民の娯楽だった時代の空気感がただただ羨ましい。 【柿木坂 護】さん 7点(2003-09-28 18:35:04) |
1.昔の作品だから、特撮や合成は白ける部分もあるかも知れないが、笑いの要素も入っていてさくさく楽しめるね。何といってもゴジラが最高だ。 |