1.メル・ギブソンが小悪党でカート・ラッセルが麻薬捜査官、立場は逆なれど、友人同士。そこに小悪魔チックなミシェル・ファイファーが現れて、ちょっとした三角関係。
という、ほぼ、それ以上でもそれ以下でもない映画で、終盤を除くとあまり波乱もなく、そもそもこのマッタリした映画には、彼らの三角関係があれば充分、それ以上の波乱などない方がいいでしょ、という作品。
いや、もう少しくらいは事件を起こしてくれても、私は結構なんですけど。いずれにせよ、そのマッタリ感こそが本作の特徴。
その流れの流れで、三人とも瞳が青いんだなあ、などと妙なところが印象に残ったりします。
あと、ラウル・ジュリアが妙にデカいなあ、とか。
これまた、蚊帳の外での独り相撲みたいで妙に気の毒になってくるのが、J・T・ウォルシュ。
なにがどう、という訳ではないのですが、そういったちょっとした「妙な」引っかかりを残しながら、映画には独特の雰囲気が漂い続けます。
ちょっと炊き過ぎた感のあるスモークも、映画に漂いまくってます。