12.《ネタバレ》 あー!なんでこんな自分の好物のような映画を今までスルーしてきたのだろう!
ディズニーランドのトゥーンタウンにだってロジャーのアトラクションがあるというのにっ!
でもこの映画の方があのアトラクションよりロジャー・ラビットという世界観の面白さを引き出していますね。
そんな訳で戦中戦後を湧かせたアメリカンカートゥーンの世界をこれでもかとリスペクトしながらも、現実がアニメと共存する謎の世界観にはビックリ。実写との合成もさることながら、冒頭のアニメシーンの恐ろしいまでのヌルヌルっぷりもたまりません。
更に見所は会社間を越えたコラボレーションの数々、ダフィー・ダックとドナルド・ダックが共演し、ミッキーとバックス・バニーが同じスクリーンに映っているのはこの映画でしか見た事の無い奇跡のようなビジュアル。
そして実写世界もいかにも映画のセットという感じの作り物感がたまりませんね。ワクワクします。
そして主軸となるお話は大人が見ても楽しめるようにサスペンス仕立て。アニメに人権は無いというばかりに残酷すぎるディップがかなり恐怖を煽ります。さらにクリストファー・ロイド演じる判事の恐ろしさっぷりがまたいい味出しています。怖い!
もちろんマリオでおなじみボブ・ホプキンスの好演も素晴らしい。
という事で終始面白く見れたと同時に、なんでもっと早く見なかったんだと後悔もしています。
カートゥーン好きなら是非見ておくべき一本でしょう。