53.人を笑わせるというのはエネルギーを使うことなので、面白いコメディというのはなかなかお目にかかれませんが、本作のようなタイプの作品は数多く世に出てきてほしいと思いました。 三谷監督に味のある俳優10数人と狭い空間を預ければとりあえず何とかしてくれそうですが、これまでの実績を見るにどうやらできるだけ狭い空間のほうがいいようです。 流行のゴリ押し俳優は無用のようです(もちろん味のある俳優10数人も集めてる時点で贅沢なんですが…)。 それに加えて本作のように業界に対する風刺が利いていてこそ面白みが増すというもの。 本作や「12人の…」のような作品を21世紀に蘇らせてほしいと思いました。 【午の若丸】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-12-23 18:04:00) (良:1票) |
52.シチュエーションコメディの旗手・三谷幸喜の真骨頂ともいえる作品。確かに舞台劇で十分である。監督本人も百も承知であろう。映画は彼にとってプロパガンダである。舞台公演ではオーディエンスに限りがある。2時間汗だくで公演して、ライブ感という充実感は得られても、世の中への認知度は効率が悪い。「僕こんな舞台作ってます」という名刺代わりの意味があり、第1回監督作品として一番の得意分野を持ってきたのだろう。こーいった一風変わった作品の作り手は大歓迎したい。映画を楽しむ幅が広がるというもの。役者さんも皆いい味出していて、息の合ったやり取りは、もはやファミリーとして完成されている。それ故、オヒョイさんの役どころは読めたけどね。 【やすたろ】さん 7点(2004-03-24 00:59:23) (良:1票) |
51.「映画とはこうあるべきだ」と言う大上段に構えた確固たる映画論に対して、三谷幸喜なりの悪ふざけたっぷりの強烈な返答に感じました。考えてみれば、世の中にはミュージカル映画もあるし、ドキュメンタリー映画もあるわけで、「演劇映画」みたいなジャンルがあっても良いと思います。ようは面白ければスタイルなんて関係ないと。 |
50.《ネタバレ》 最初から最後までトップスピードで爆進、ずっとうるさくて疲れる映画だったが、三谷幸喜の脚本家としての類い稀な才能は堪能できた。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-07-08 00:33:00) |
49.良く出来たドタバタ ラジオドラマ コメディ。少々強引な展開はあるものの、最後まで楽しく見ることが出来た。SEが無い問題を解決するシーンあたりは中々の見もの。後味も良い。「カメラを止めるな!」が好きならこの作品も気に入ると思う。 【alian】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-01-27 01:25:37) |
48.千本のっこが最後「おかえりなさい」と言ったのは、プロだからなのだろうか。だとしたら、さいしょからプロとしての自覚をもち、しっかりやれ。でも面白い映画だった。トラック運転手のエピソードはいらない。すべてスタジオ内だけで完結してほしかった。 |
47.王様のレストランとリズムが似てる。キャストも。三谷幸喜の面目躍如といったところ。戸田恵子は声の艶がいい、声優なんだなあと改めて実感。 【タッチッチ】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-12-05 16:09:33) |
46.頑なに「マシンガンと言えばシカゴだから」を連発するスタッフがツボだった。ひと癖もふた癖もある奴らが織りなすドラマは会話劇としては面白いが、業界ものとしてはちょっとリアリティに乏しい気もする。 【ヴレア】さん [インターネット(邦画)] 7点(2017-10-12 20:00:16) |
45.まさに脚本がいいので面白い作品。 物語が変化していったり、音の使い方であったり、誰でも楽しめる映画だと思う。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-05-14 11:32:07) |
44.《ネタバレ》 一見、地味なんだけど、ジワジワと面白く感じる作品。 一人一人のキャラがしっかりと立っているので、分かりやすい。 人生は妥協の連続だ。ホントそう思う。 【VNTS】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-07-20 16:49:46) |
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43.《ネタバレ》 やや強引ではあるものの、それぞれの登場人物の心情はわからないでもない....こんな事あるある!という気持ちになれ感情移入しやすい。苦境の出演者のストレスを見ている内に観客である自分も一緒に溜め込み、最終的にハッピーエンドへ昇華するその手腕は素晴らしいーーーと言いたい!ものの、劇中劇のラジオドラマ本体に魅力が感じられず寂しい。「へ、それ感動する?」って感じ。さっきまでスタジオに居て出演者と同じように楽しかったのに悔しいけど惜しいけど冷めていく自分と向き合わざる負えない....。そこが本映画の最大の弱点。伊丹十三へのオマージュは微笑ましくて好き。7.4点!って感じ。 【reitengo】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-02-03 18:10:23) |
42.《ネタバレ》 三回目の観賞。やっぱ三谷作品はハズレがありません。一人一人キャラがたってて、 引き込まれます! なんか、時々無性に見たくなる作品です! 【kontiki】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-07-06 19:03:21) |
41.《ネタバレ》 素人作家の書いたシナリオが、わがままな俳優のせいで変更に次ぐ変更となり、もはや別物へと変わる。鈴木京香は特別好きではなかったが、この映画の中の主婦作家、自分の作品がめちゃくちゃにされても、堪えて頑張ってる感じがとても良かった。三谷幸喜監督は役者の良さを引き出すのが上手い。そうしておかしな所だらけになってしまったラジオドラマのストーリーで笑わせるのかと思いきや、そうではなく、なんとか矛盾なく成立させようとする皆の努力や人間模様がこの映画の面白さだったんだな。まるで舞台のような演出も三谷監督の「らしさ」だし、なかなか良かった。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-06-21 18:16:19) |
40.三谷のコメディは必然性の無い小ネタいわば笑いのための笑いも多いのだが、これはテレビドラマの脚本を担当した時に次々と脚本を書き換えられたという自身の体験に基づいている。それをラヂオという限られた予算と、逆に大きな自由度を持つ媒体に舞台を移し脱線したら止まらないノンストップのドタバタ劇をシニカルにまとめ上げた風刺ドラマの傑作。時に下手を打つ三谷もこの作品ではいい所が出ており、独特のゆる~い笑いも映えています。 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-03-12 12:11:47) |
39.初めて見た三谷監督作品。 設定が最高だと思う。 放送時間が迫る生放送のラジオドラマ、なにかと難癖をつけてくる脚本家と出演者・・・。 この設定で面白くないわけがない。 ラストまで、ずっとほっこりとさせてくれる映画だった。 |
38.三谷幸喜節が見事に炸裂した一作。 「みんなのいえ」が個人的に合わなかったこともあり、最初はテンポの速い展開に「またか・・・」と 悪い予感がしたが、知らない間にどんどんのめりこんでいった。 洗練された頭脳的な笑いというものは簡単にできないはずだが、 この映画の素晴らしいところは、それぞれの俳優の体当たりの演技がピタッとはまっている点。 話がどんどんおかしな方向になっていくのに、筋書きを破綻させないところが監督の才能である。 鈴木京香の素人っぽいが妙に色っぽいのも当たり役。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-12-03 22:48:33) |
37.みんな良い役者さんだなあ。 密室ネタを書かせるなら、やっぱり三谷さん。 パワフルさに圧倒されました。 評判どおりの作品でした。 【ひであき】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-10-30 11:11:59) |
36.《ネタバレ》 これを観た小学生の息子が「メアリー・ジェーン」「ドナルド・・ドナルド・マクドナルド」をクラスで流行らせたようです。三谷幸喜作品で一番好きです。鈴木みやこがコード切って籠城するシーンが大好き!(そのあとの牛島の演説はシラケるけど) 【だみお】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-26 00:18:05) |
35.《ネタバレ》 三谷作品はあまり肌に合わないのだが、これは良作。群像劇でありながら、キャラの一人一人を大切に描いています。コンパクトなまとまり具合も◎。無理やりな展開も多々ありますが、各キャラがその時々で、自分の状況と性格を踏まえ、必死に考えて行動しているので展開が読めない。近藤芳正がラヂオに参戦してくるところが特にツボ。どなたかが書かれておりましたが、生ラジオドラマの土壇場での大幅手直しというありえない(だろう)設定なので、ファンタジーとして楽しむのが良いかと。ラストの運ちゃんの登場のさせ方を工夫して欲しかった。 【Nujabest】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-08-16 13:09:36) |
34.《ネタバレ》 いい加減なキャラクターだらけで、もうこれだけで面白い。登場人物の設定だけで相当練ったんでしょうね。意外に地味なままで終わってしまったと言う印象もあるものの、TVでやっているとつい観てしまう、不思議な魅力のある作品。 【j-hitch】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-03-02 03:41:00) |