11.《ネタバレ》 人が大人になるときに、捨てるものがロックなのか。誰もが通過する夢と現実を描いたほろ苦い青春映画に仕上がっていると思います。ただこういう夢追い系映画はやっぱり男性のもので、男性より早く大人になってしまう女性には共感しづらいものなのかなとも思いますが。岸部四郎のデスクの上にあった若いころの写真とタンバリンには爆笑してしまいました。彼はタイガース時代楽器が演奏できないためタンバリンを叩いていただけだったそうです。本棚にはゴルゴ13がぎっしりあったり、こういうところでもニヤリとさせてくれます。最後の生放送のライブのシーンで自分のやりたいことをやらせてもらえないからと言って暴走するシーンがあるのですが、昔の自分だったら、自由に演奏させない大人たちを困らせる暴走に共感したのであろうが、今の視点から見ると「困ったことしてるな、仕事なんだから言われたとおりにやれよ」と思ってしまう。そう考えてしまうことに「ああ、俺もオッサンになってしまったんだな」と妙に悲しくなってしまいました。 【バチケン】さん 7点(2004-10-08 09:59:39) (良:2票) |
10.泣きじゃくった。ストレートな青臭さに胸が締め付けられそうになった。でも、後悔した。この映画、何かが足りない。『スクール・オブ・ロック』を見て気がついた。ユーモアが、感じられない。日本のロックが駄目なのは、ユーモアに欠けているからだと思う。 |
9.《ネタバレ》 序盤から中盤にかけての暗い雰囲気とグダグダしたテンポ、そして現実離れした展開に、これは失敗したかな・・・と思ったけど、終盤で怒涛の盛り上がり。そしてBob Dylan の Like a Rollingstoneのエンディング。感動した。 峯田の演技、特にインタビュアーの大杉漣にキレるシーンと生放送のライブのシーンは素晴らしかった。 終始暗い雰囲気なので、もう少し笑えるシーンがあればぐっと観やすくなっただろうに。 あと麻生久美子演じる主人公の彼女は人間味がなくてロボットみたいでちょっと怖い・・・(笑)あんな女の子います? 【eureka】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-05-02 23:03:12) |
8.中流の家庭に普通に生まれ育ってきて、悩みがないことが悩みというロックに対するコンプレックスは、帰属意識が希薄化している現代人にとって痛切に感じさせるメッセージだった。普通の人なら簡単に受け流してしまうようなことを本気で考ええてる等身大な主人公には少し共感できるところがあった。それに対して、彼女の立ち位置というかキャラクターは理解できなかった。人間味の無いキャラでリアリティを欠いていたように感じる。主演の峯田和伸は、俳優では無いので演技力はないが、彼の雰囲気であったり良さがそのまま伝わる素の演技は良かった。ファンなので点数は高め。 【コック】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-01 06:23:08) |
7.映画として良いか悪いか、ではなく見てる者の心を揺さぶるかそうでないか、で考えるとするならこれは前者。僕にとっては前者。シンプルな訴えだと思う。でも、映画として良く作られていないと伝わるものも伝わってこないことがあるのも事実。今見たら何も感じないかも。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-08 20:36:16) |
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6.後ろ向きな青春ロック映画。峯田演技なんてできるのかよ~って思ってたけど、意外にはまってた。ストーリーとしてもよくまとまってたと思う。あとニューロティカのボーカルがちょろっと出てきた笑えた。 【スペクター】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-11-03 00:05:20) |
5.ロックって何?って感じの印象を受けました。特に最近はインディーズから出てきたバンドがたくさん出てきて、スグに消えてゆく・・・みたいな感じで。この作品はちょっと暗いですね(汗)もっとテンポいい作品だと思っていたんですけどねぇ~↓↓超なつかしいコタニキンヤが出ていたのと、歌が良かったので7点です♪ 【愛しのエリザ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-03 11:42:51) |
4.なんとも暗いネガティブオーラの青春映画。共感はできる。ただしそんな人生見たくない。もっと楽しく行こうぜ? 【とま】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-04 23:33:15) |
3.こういう映画を見るとイカ天やバンドブームのころに青春を送れなかったことが残念に思います。あと15年早く生まれたかったなあ。リアルタイムでそのころの様子は知らないけど中嶋の青臭くてどうしようもない葛藤みたいなものは伝わりました。 【ジョナサン★】さん 7点(2004-10-05 11:34:29) |
2.大人になれない子供たちの映画。子供でありつづけることの辛さと弊害を描ききった上でエールを送りたいというスタッフの暖かさが心地良かった。最後の最後で甘ったるい映画かもしれないけれど、そこが微笑ましくて素敵な作品。 【足利桜子】さん 7点(2004-02-20 07:59:51) |
1.主人公が叫ぶロックの魂って、実のところ決して正論とは言えない気がしますが、映画は「別にそんな事言ってないよ」って感じもします。彼は必ずしもカッコ良くなくって、悩みをいっぱい抱えてても、それは身から出た錆だったり自身の力のなさだったり。バンドブームによって安易にもてはやされ、消費され尽くしてしまったロックに対しての憤りよりも、そこに生きてた、ダサくてカッコ悪いけど、でも青春なんだ!って感じが伝わってくる佳作でした。ただ、ちょっとタメが多くて長過ぎる気がしました。もう少しタイトにまとめてくれたらなぁ、って。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 7点(2004-01-11 13:19:08) |