崖のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 カ行
 > 崖の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

[ガケ]
Il Bidone
1957年
平均点:7.07 / 10(Review 14人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2004-05-10)【--------】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督フェデリコ・フェリーニ
キャストブロデリック・クロフォード(男優)オーギュスト
リチャード・ベースハート(男優)ピカソ
フランコ・ファブリッツィ(男優)ロベルト
ジュリエッタ・マシーナ(女優)イリス
脚本フェデリコ・フェリーニ
トゥリオ・ピネッリ
エンニオ・フライアーノ
音楽ニーノ・ロータ
撮影オテッロ・マルテッリ
あらすじ
イタリア三大巨匠監督の一人、フェデリコ・フェリーニの作品。代表作『道』と同時期に撮られた作品だが、こちらの方が知名度は格段落ちる。しかし、内容的には決して劣らない傑作である。汚れた中年男性が、どうにかして自らの人生を改めようと命を賭して頑張るが・・・後半近くに登場する小児麻痺の少女と、この男性との会話シーンは必見である。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(7点検索)】[全部]

別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
4.《ネタバレ》 フェリーニ作品に腰が引けるのですがリチャード・ベースハート出演に釣られて恐る恐る鑑賞。
心配は杞憂に終わった良作でした。詐欺師3人一体となっての騙しの手口で貧しい人々のなけなしの金を巻き上げるのに血圧計が振り切れる。外道生活から抜け出すべく後戻り出来た妻子持ちで若いリチャード・ベースハートと出来なかったブロデリック・クロフォード。48歳が強調されておりましたが、一回り上の私はどないなるんや! しょんぼりします。
救いの無い結末ですが因果応報、止む無しなのでしょう。
私的には「道」>「崖」≧「カビリアの夜」であります。
The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-03-26 16:12:24)(良:1票)
3.《ネタバレ》 この映画の一番の肝はやはり、後半に出てくる半身麻痺の少女なのでしょうか。
この頃の他のフェリーニの作品で本作同様、汚れのない子供に接することで人生をリセットするチャンスを与えられるシーンが見られますが、いずれの作品の主人公も結局立ち直れないままで物語が終了してしまっています。
全体的なストーリーは面白かったのですが、どうもアウグストの行動に疑問が残る。
少女の純粋さや気丈に振舞う健気な姿を見て、何もしてあげられない自分を恥じ、胸の詰まる思いをした事は事実。しかし、そこで改心したと思いきや、アウグストの体のあちこちからお金が出てきたのは、一体何が言いたかったのだろうと不思議に思った。最後、悪事から抜け出そうと道行く農民にすがろうとするアウグストを再び崖から突き落とすかのような結末に、本当に救いようのなさを感じました。
少女が懸命に松葉杖を使ってアウグストに近づき救いを乞う姿と、ラストシーンでの崖の地肌の乾いた感じが特に印象的。
もっつぁれらさん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-30 14:47:22)
2.《ネタバレ》 パーティの席で窃盗をしてしまい、それがバレて冗談で済ませようとする展開や、娘の目の前で警察に連行されるパパの姿など、「詐欺師の哀れみ」が前面に出ていてなかなかぐっとくるものがあります。そして終盤の歩けない少女との出会い。シンプルでありながら、ツボはちゃんと押さえてる。「詐欺師は家庭を持ってはならない。孤独でなければならない」と主人公のおっちゃんは鉄則を語ってましたけど、彼自身、娘がいたが為に、不自由な身を持つ少女に共感を得ずにはいられなかった。完全にワルになりきれなかった男の話。詐欺師とは、金と引き換えに、人間性を失う職業。彼は金を捨て去る代わりに、もう一度人間性を回復しようとしたものの、時既に遅し。ああ、日本全国の詐欺師たちに一度は見てほしい作品。
あろえりーなさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-11-14 17:25:20)
1.そうそう、声と口が合ってません(笑)。トリュフォーの『アメリカの夜』でセリフを覚えられない女優が「フェリーニだったら適当なことをしゃべらせて後で声を入れてくれるのに」って言ってました。実際フェリーニの映画づくりに脚本らしい脚本は無く、彼のイマジネーションだけで進んでいくと聞いたことがあります。そしてフェリーニの映画では、キーとなる登場人物がその作品の中で何かの象徴として配されます。STING大好きさんの言葉をお借りすると、アウグストの娘はまさに人生の光の象徴として配されます。光に触れたとき自らの悪行を恥じるアウグスト。人間の弱さと愚かさにまみれた男が必死に闇の底から這い上がろうとしたとき一筋の光が見えた気が..。名作『道』に続き「後悔先に立たず」な人生劇。フェリーニ作品の中でもお薦めしやすい「気安さ」がありますが、これもまた名作です。
R&Aさん 7点(2004-06-07 14:50:51)
別のページへ(7点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 7.07点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5214.29%
6214.29%
7428.57%
8535.71%
917.14%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 7.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.33点 Review3人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review1人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS