1.《ネタバレ》 前半部分は、肝心の主人公である三輪先生が頼りなく、また生徒や保護者から槍玉にされてストレスが溜まりますが、後半でその前半部分のマイナスを補うだけの感動があります。まさに「ほたるが舞よる時一番あいたい人にあえるんよ。」というキャッチフレーズが生かされた映画になっています。ただ、話しがうますぎ、しかもかなり直球ベタベタなので、期待しすぎるのもどうかと思います。脇役の人や山口の風景はいいですね。役所広司演じる瀧口先生をはじめ、校長先生やおばあちゃんが良い味出しています。ロケに使われた萩市の明倫小学校、周南市中須の棚田、柳井市の白壁通りも良い雰囲気を出しています。菅原監督が言うところの「山口県の人達と山口弁をふんだんに入れた、山口県のよさが凝縮されてる、山口県全体がひとつのまちになったような映画」といえるでしょう。ただし、いかに山口弁を俳優が真似していても、微妙にアクセントが違うのでその分だけ気持ちが伝わらないのが残念です。ひかりちゃんにキャッチフレーズを教えていた少年は本物っぽい方言を話していましたが、どうなんでしょう。総合評価は6点にしようかと迷いましたが、まあ同郷のよしみっちゅうやつで、7点にしちゃろうかいね~^^。