15.《ネタバレ》 それなりに粗は見られますが、密室サスペンスからアクションへの流れ、そして海底への決死のダイブアドベンチャー後のまさかのメッセージ性コテコテの宇宙人ラストと、これでもかというほど映画の夢とロマンが詰まった作品でした。 当時CG技術はまだ過渡期で粗削りなのですが、それでも初めて見るような映像オンパレードでSF好きの私としてはなかなか魅力的な映画でした。(水で顔を表現するシーンとか、ヘルメットに水を入れて肺を水で満たして呼吸するとか、SF表現が色々と凄かった) バッド・ブリッグマン(エド・ハリス)とリンジー(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)のやり取りにはイマイチ魅力がありませんでしたが、コフィ大尉(マイケル・ビーン)とバッドとのやり取りはバカバカしくてなかなか面白いです。また、タイミング悪く現れる未知のアレもなかなか絶妙で失笑してしまうシーンは多めです。キャメロン監督も黒歴史として認識しているらしく、明らかにエイリアン2やターミネーター2とは扱いが異なっています。個人的にはエイリアン2やターミネーター2らと並んでアビス(完全版)ももう少し評価されてもいい映画だと感じます。4K化とまではいいませんが、せめてブルーレイ化したシネスコ映像が見たいものです。いろんな意味で惜しい作品。 【アラジン2014】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2022-08-14 13:13:57) |
14.海洋版「未知との遭遇」という印象ではあるが、スピルバーグに比べると大味で粗雑ではあるものの、それがジェームズ・キャメロンらしいというか。まあ、こういうのはゴチャゴチャ言わずに、感性で見る作品だろうな。 |
13.《ネタバレ》 キャメロン監督肩書きは置いといたとしてもただの海洋アドベンチャーとして片づけるわけにはいかない。 あ、そうか。エイリアンって空や宇宙のイメージがあるけどこんな深海にもいるんだ。 物語はいつでもエイリアンとの共存は難しい。でもB級SFに成り下がらず長時間も苦にならない、うまく描かれている。 メッセージ性もあって十分楽しめたと思う。 |
12.《ネタバレ》 まぁいろいろてんこ盛りで大サービス(笑)な作品ですね。見どころはいっぱいあって、かつどれもすごーく手間暇かけてあって(そうとうお金も掛かってる)キャメロンさんのサービス精神が素晴らしい。ラスト、広げるだけ広げたフロシキをどうすんのか!?とかおもってたら、こうきたか!的な(笑) もういっそのこと、エド・ハリスと宇宙人さんが一緒に出てきて、みんな仲良くしようぜ、イェィ!みたいなのはダメ? それはくだけすぎか(苦笑) うん、でも、長さを感じさせない面白さがありましたよハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-09-25 00:38:50) |
11.《ネタバレ》 この映画ってこんなにガッツリ宇宙人出てきたっけ?? ずいぶん久々に見たもんで全然覚えてなくって…。 海の底で得体の知れない生物に助けられてハイ終わりみたいな感じじゃなかった? それともあれは『グラン・ブルー』だったかしら?? でも『グラン・ブルー』は確か最後に死ぬんだったわよね!? …ダメだわ、いろいろチャンポンしちゃってる…。 意外にSFとか未知の世界とかが大好きなアタシ、この映画も途中までは大興奮だったんだけど…最後の説教臭さがやっぱりちょっと残念ね。 深海イカ?エイ?みたいな発光体との遭遇にワクワクしたり、憎ったらしいコフィ大尉との対決にハラハラしたり、リンジー蘇生に泣いたり…とせっかくイイ感じで来てたのに…最後にこれだけ単純な反戦メッセージを持ってこられるとねえ…。 そりゃ、戦争には反対だけど…みたいな。 でも映像はすごいし、やっぱりエポックメイキングではあると思うので…7点かな。 それにしてもジェームズ・キャメロンって軍隊が嫌いなのかしらね?? 『アバター』のクオリッチ大佐もひどかったし。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-17 17:44:13) |
10.「完全版、と言われても、元の公開版なんて久しく観てないから、どこが違うかどうせワカランよなあ」とか思いつつ観てたら、ラストでビックリいたしました、こりゃヒドイ(笑)。キャメロンは一体どこまで説教を垂れる気だったのか。元々本作に対する印象としては、「『2001年宇宙の旅』のパクリやんけ」と。中身が、ではなくて、シーンが。もともとキャメロンというヒトは、“『ターミネーター』の脚本家=オモロイ脚本を書く人”なのであって(その呪縛に苦しみ、おそらくは「失敗した」足跡が、すなわち『エイリアン2』なり『ターミネーター2』だと思うのだけど)、基本的に“良いシーン”を撮る人では無いと思ってます。そんな彼が、この『アビス』(『ターミネータ2』のCG前哨戦でもあるけれど)では、“ストーリーのオモロさ”を封印して、海底という未知の舞台で自分の空想力を膨らませ、また見事な潜水シーンを展開しているのですが、残念ながら、「ここぞ」という場面で、『2001年~』のシーンを借用してしまった。『2001年~』の神秘性の借用と、この『アビス』の説教臭く幼稚ですらある主張との、どうも噛み合わない落差。これだけの潜水シーン、海底描写の徹底ぶりを突き詰めれば、“良いシーン”としての充分にオリジナリティは発揮できたと思うんですけどね(当然、当時の『リバイアサン』『ザ・デプス』など比較にもならん訳で。『殺人魚フライングキラー』は比較になるだろうか?)。キャメロン監督、本作の撮影中に撮影プールを破壊してしまい、映画完成すらも危ぶまれ、マネージャーとしての資質にも疑問符がついてしまったのだけど、それでも何でも、(そこまでして撮影した)本作の海底シーンは本当に素晴らしいと思います。文句をつけ出したら、あれも惜しい、これも惜しい、特に「完全版」は痛いと思う。でもその上でやっぱり、この撮影を敢行した本作を、支持したいのです。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-17 09:19:48) |
9.これ観て気付いたのですがジェームズ・キャメロン監督はやったらと色んなもの詰め込む癖がありますね。だから何を撮りたかったのかイマイチ伝わってこない。いかれた軍人の件はちょっとダレたし散々アクションとファンタジー撮って最後の30分ぐらいだけ戦争ダメ絶対!とか言われても「あ、はい」としかなりません。そのとってつけたようなテーマがかなり鼻につきますが、深海の世界観と独特の雰囲気は素晴らしく、見応えありました。深海にもしかしたらあんな未知の生物がいるかもしれないとか思うとワクワクしますね。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-20 06:53:44) (笑:1票) |
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8.《ネタバレ》 最初に謎の発光体を見たとには、まあ映画だから「宇宙からの未知の生命体」だとは思ったが、発光する生き物は現にいるし、光るクラゲの大きいやつ、の可能性も考えた。途中のドラマで、バカな軍人を描いて、ちょっとした風刺なのかとも思った。 でも、コレは、見事なメッセージを持った映画だった。新しい「未知との遭遇」であり、新・「海底二万哩」だ。 【Tolbie】さん [地上波(吹替)] 7点(2011-11-07 00:34:30) |
7.《ネタバレ》 子供時代に見て良かった覚えがあったが、大人になってみても良い映画でした。宇宙人や宇宙船は今見るとやはりチャチだが、それ以上に内容やバッドやリンジーのキャラクターが魅力的なので◎ 【civi】さん [地上波(吹替)] 7点(2011-11-06 03:17:12) |
6.この映画には色んな液体が出てくるが、とりあえずトイレ液が一番恐ろしいと思った。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-20 22:09:42) (笑:1票) |
5.《ネタバレ》 劇場版の方がはるかによくまとまっている。完全版になって、エイリアンがやたらとおせっかいなキャラになっているのはどうにも納得がいかないと言うか。 そもそも劇場版では、エイリアンは偶然原水の沈没に加担してしまい、それを申し訳なく思ったのもあって(自分の近くの原爆を処理してくれたお礼もあるが、きっとエイリアン自身で処理できたはず)バドを最後助けたように解釈していたのだが、完全版ではエイリアンの行動の何もかもが愚かな人間に警鐘を鳴らすためになっていて、ちょっと説教臭すぎてうざい。こういったファンタジー気味のSFにおけるエイリアン像って、自分としては劇場版のようなピュアなハート(笑)を持っていて欲しいのである。 【HAMEO】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-30 19:21:28) |
4.《ネタバレ》 アクション派のジェームズ・キャメロン監督がファンタジー路線を狙ったということで、公開当時はあまりいい評判を聞かなかったような気がする。それもそのはず、劇場公開版は、後半30分くらいがごっそり抜け落ちて、何を言いたいのかよく分からない中途半端な映画になっていたからだ。しかし、この完全版では、核戦争勃発の危機を前に、深海のエイリアンが人類へ警鐘を与えるというメッセージがしっかり描かれている。そのため、バッドとリンジーの自己犠牲の精神にも深い意味が生まれてくる。今観るとCGが陳腐というのは仕方がないが、当時は最先端の技術を駆使していた。また、海底基地や潜水艇などの造形がいちいち格好良く、キャメロン監督のメカへのこだわりを感じさせる。エド・ハリスの存在も大きかった。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-05 09:24:24) |
3.《ネタバレ》 子供ながらにしてみた映画で当時は理解できずともその神秘的な映像に魅かれていた。マイケル・ビーンが悪役を演じている映画としてはけっこう貴重かも。 【湘爆特攻隊長】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-10-26 21:46:18) |
2.《ネタバレ》 観賞時間は長いんだけどあまり長さを感じさせないのは、畳みかけるようなエピソードのテンポが絶妙だからだと思います。出てくる俳優さんたちも微妙に外した感じで全員脇役ポジションの人たちですが、そこがまたあの密室空間で変に存在感を主張せず絶妙なキャスティングではないかと思います。オチはアレでしたけど…そこに至る物語の構築は愛ありアクションあり、サスペンスありとなかなかの見応えでした。好きな映画なんですけど、見てると知らず知らずの内に息を止めてしまうので何だか息苦しい映画です。 【SWORD】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-19 19:40:37) (笑:1票) |
1.ジャンルわけするなら、海洋SF映画というところか。その名にふさわしく、神秘と未知とエンターテイメント性に溢れた映画に仕上がっていたと思う。ストーリーのわりには淡々と展開された印象はあるが、後味は良かった。 【鉄腕麗人】さん 7点(2004-08-13 00:35:48) |