8.《ネタバレ》 荒廃しきった未来都市に痺れる。
この砂埃の荒れ果てた雰囲気・・・北斗キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
サンダードームが見えたとき、男なら血が騒ぐのでは。
この映画の舞台セットにお金のかけ方はハンパではないし、雰囲気作りはCGで誤魔化さないので、
埃っぽい雰囲気は最高。
マックスのクールさは相変わらず。
この映画は子供の頃に観てたんですが、追放される場面と、豚の群れに吊るされる場面は当時は非常にショッキングでトラウマの記憶でした。
その場面と20年ぶりくらいに再会できて感動してます。
ジャギを筆頭とする北斗のザコキャラ風も多く出てきてバイオレンス・ファンタジーは盛り上がります。
ただ子供たちのジャングルみたいなのはマッドマックスには少し異質に思われ、
そこから戸惑いました。
子供たちがうるさかったです。
そのジャングルの場面も別の映画だったら最高の雰囲気ですが。
しかしそこからが上手く進みます。
バータータウンに戻り、脱出する場面は労働から自由への脱出みたいなものがあってなんか良いです。
それから乗り物が非常にカッコいいです。まるで「熱い心ぉ♪クサリでつないでもぉ~♪今は無ぅ~駄だ~よぉ♪」といったあの神曲の歌詞がまた聞こえてきそうです。
そしてターミネーターのようにカッコ良すぎる余韻を残す終わり方がまた溜まりません。
エンディングのレトロなロックも哀愁があって良いです。
この永遠のような雰囲気で終わるところが素晴らしいです。