17.《ネタバレ》 原作(といっても日本語訳)からの映画鑑賞となりました。ドラマ版が有名らしいのですが未見です。「高慢と偏見」で認識していたので、別物と思っておりましたが、やっと気づいて鑑賞に至りました。。。どちらかというと苦手なラブストーリーではありますが、以前ならば恥ずかしくて悶え死にそうな胸キュン場面でも、おっさんになり気にならなくなり、めっちゃ楽しめました。。。今であれば玉の輿的な結婚観やその話は、女性蔑視的な批判の対象となりそうだけど、この時代はそういう価値観だったのかなと思えた。 原作に触れていなかったら、タイトルの字面から恋愛ものとは想像できなかったと思う。傲慢をプライドに変えても固そうな印象ですよね。でも全然別タイトルで観たら「傲慢と偏見」じゃねーか!となったらそれはそれで、騙された感が強く興ざめなのかもw 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-03-29 15:31:59) |
16.《ネタバレ》 イギリスのこの時代の恋愛ものっていうのは如何にして金持ち男と結婚するかっていうのは外せないんですね。女には相続権がないので、息子がいなければ今住んでいる屋敷や領地は会ったこともないような遠縁の男の物、理不尽ですよねえ。 ところでこの映画版の「高慢と偏見」姉妹の中心はキーラ・ナイトレイにロザムンド・パイクという文句なしの美形です。 近年はTVドラマで渋い女刑事役のブレンダ・ブレッシンですが、愚かしいベネット夫人を少々イラつくあの甘ったるい声で演じているのを見て「秘密と嘘」を思い出したのでした。 う~~ん、たぶん英国ではドラマで演じたコリン・ファースが今もミスター・ダーシーだろうからやりにくかったんじゃないかと、へんなことが気になってしまいました。やっぱりコリン・ファースに比べて地味というか、超イケメンだけど気位の高い不愛想な大金持ちの領主というより小作人といったほうが合うようなルックスなのね。 びしょ濡れのミスター・ダーシーはきっちり押さえてあったのですけどね。 ところでこの映画、英国時代物としてはなぜかロケーションがあまり美しくないのです。ベネット家の内装や食事シーン、ヘアメイクに衣装などなどあまりにもきれいじゃないし、行儀も悪すぎです。ストーリーよりもそういうところが気になってしかたなかったです。 ラストがドナルド・サザーランドのショットで終わるっていうのも以外でしたねぇ、娘が将来路頭に迷うかもという不安が軽くなったお父さんの安堵ってことだろうか・・・ しかしながらこのような、これといった悪人のいない必ずハッピーエンドになる映画というのは安らぎます。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-10-17 14:08:23) |
15.《ネタバレ》 05年の映画は、人気の高いBBCの「高慢と偏見」(95)とは違うものを作ろうとしているのが感じられる。 滑稽味もほどほどに、英国の歴史あるハウスや風光明媚な景色をふんだんにとりいれ、シーンによっては舞台もかえて映画らしい仕上がり。 キーラ・ナイトレイはリジーには現代的で美しすぎるように思え、ジェーンのロザムンド・パイクも「リバティーン」のエリザベスに比べればかわいらしい役ではあるが、マシュー・マクファディンは個性の強いファースのダーシーとは違う、哀しげで繊細なダーシー像を作り上げていると思う。 ベネット夫妻には親の涙を見せる場面を作り、名残惜しげにロンボーンを去るビングリーを入れるなど原作やドラマにはない要素も加え、ドラマの方がすべて上というわけではない。 ダーシーの最初のプロポーズは屋内ではムードがでないので雨の屋外にしたのだろうし、最後のプロポーズは霧の朝、とロマンティックな雰囲気を重視したアレンジ。 セリフの少ないダーシーの心境の変化には、観客の想像力も必要とされるかもしれない。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-09-14 09:00:02) |
14.《ネタバレ》 嫌いから始まって、誤解も生まれてあららでも誤解がとけるのと同時に自分の気持ちに気付いちゃうってあーこれは昔の少女マンガのパターンまんまだよ。100回位読んできたので免疫あり。ウィッカムの爽やかさに絶対裏がある、と珍しく先読みも当たったりと全編意外性もないのですが、にもかかわらずくらっと心が動いたのはK・ナイトレイの首元の美しさと泥臭さを後半誠実な純朴さに見せることに成功したM・マクファディンの演技のせいかしら。18世紀の女性たちの社会的事情も興味深かった。コリンズと超妥協で婚約した親友シャーロットの「27歳、もはや両親のお荷物よ」の台詞がしみじみ切ない。器量が今ひとつなとこがよりリアル。末娘たちのはしゃぎっぷりが偏差値の低い女子高みたいだけど結婚の重みが違うのですね当時は。殿方探しの気合が半端じゃないわけだ・・。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-29 12:23:18) |
13.《ネタバレ》 リジーがちょっと美しすぎるのが難点だが、原作の雰囲気はなかなかよく描けていたと思う。昔は皆貧しかったのだなあとあらためて思った。知識人である地方の郷士でも、暮らしに困っていたというのは興味深い。お金に賎しいというレビューもあるが、この時代背景をよく考慮する必要がある。家族の住む家がなくなるかどうかというときに、母親が娘をある程度財産を持った男と結婚しようとさせるのは当然だろう。その嫌になるような現実と愛という理想をどこで妥協させるかで人は悩むのだし、その姿が美しいのだ。 リジーの相手役のダーシーについても、批判が多い。確かに気持ちの表現が下手すぎる不器用な男で、これは女性側の好みによるんだろうなと思いながら観ていた。個人的にはマシュー・マクファディンの縁起は悪くなく、はまり役とも感じた。最後に、気持ちの移り変わりが激しく情熱的なのだが、同時にそれを慎み深く隠そうとするという難しいタイプのリジーを体当たりで演じたナイトレイの演技が出色。本当にうまい女優だと思う。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-28 22:21:05) |
12.こういう凜とした女性の生き様を描いた話は大好き。が、残念ながらダーシー役のマクファディンが今ひとつフェロモンを感じないタイプだった(スネイプ先生かと思った)ので今ひとつロマンスに感情移入できず若干気持ち引き気味に冷静に鑑賞。それでも舞台となるイギリスの郊外のお屋敷の雰囲気を堪能できたのは良かった。一番好きなキャラはベネット氏だな。いいパパだ。ここで好評のBBCのドラマ版が非常に気になる。あと、この作品を踏まえてもう一度「ユーガットメール」を観てみるのも一興かと。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-10 16:45:08) |
【りえりえ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-23 23:42:21) |
10.あっという間の2時間。風景も音楽も美しいし、俳優も悪くない。けどBBCドラマ版(伝説のコリン・ファースのMrダーシー)をみるか、原作を読むかしないと2時間でこの圧縮テンポについていくのは難しいのでは。キーラ・ナイトレイは大好きでこの映画でも際だつ美しさなのだけど、顔とメイクが現代的すぎて5人姉妹からは浮き気味。マシュー・マクファーデンはもっとかっこいいはず、しかめっ面情けなシーンがほとんどで残念。良い映画だけどすみませんBBCドラマ版の方がすき。注目ポイント:女性の目からみてもほれぼれするキーラのうなじ、19世紀のイギリス文化、ロケ地の豪邸、ぬれそぼった子犬のようなマシュー・マクファーデンの眼。 【はにーさっくる】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-22 22:47:01) |
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9.音楽と風景に魅せられた。キーラ・ナイトレイは確かにこの時代の英国人として馴染んでいるとは言い難いけれども魅力的。リジーが伯爵夫人?邸で無理やりピアノを弾かされるが、その曲も主題歌を簡単にした音楽だったのが面白かった。節度と秩序を重んじる国の抑えた情熱が心地よく胸に沁みる。大好きな映画です。 【ゴールドベリ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-11-23 14:45:41) |
8.凝ったセットと、イギリスの美しい田園風景の中で見せたハーレクイン・ロマンスというところ。しかし、舞踏会のシーンなど、雑踏とざわめきの中で、観客に伝えたいところをきちんと伝える手腕はみごと。この時代の地主階級の女性の置かれている立場の救いのなさ、というようなものが、かえって物語に深みを与えているようだ。 キーラ・ナイトレイが花のようにみずみずしく美しい。 最近息子ばかり注目されているが、ドナルド・サザランドがさすがの貫禄である。 【yhlee】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-07-25 15:32:07) |
7.出演者の好演技が印象的。出演者それぞれがその時々のシーンの雰囲気を見事に演技に結び付けている。主演女優賞にノミネートされるだけある。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-29 14:19:03) |
6.これぞ”イギリス映画”という感じです。紳士と淑女が、立前と本音を使い分けて会話するところが面白い。原作は知らないのですが、長い物語を1本の映画に詰め込んだような、ややあわただしい展開に思えました。出演者以外の予備知識なしで見に行きましたが、この映画はコメディなんですね。知らなかった。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-03-04 23:51:42) |
5.《ネタバレ》 キーラちゃんはとても可愛かったのですが、ちょっと現代的すぎました。脚本も丹念によくまとめられていましたが、登場人物たちの造形、感情の機微があまりにさらっと描かれていて、原作ファンからするとちょっと食い足りない感じです。同じジェーン・オースティンものなら、「いつか晴れた日に(この邦題はいただけませんが)」に軍配をあげますね。ただイギリスの風景やお屋敷などが堪能でき、全体的にそつのない仕上がりで、最後もハッピーエンドですし、気持ちよく映画館から出ることができる作品でした。。 【HIDUKI】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-26 13:34:37) |
4.イギリス貴族版「花より男子」みたいな話。そんな感じでストーリーはベタだけど、恋する人々の描写や、キャラの描き方が巧い。恋愛だけに関わらず、普段の生活で多くのものの焦点を鈍らせるのが自分の持つプライドと、世間が持つ偏見。自分は好きだけど、そんな自分を許せないというプライド。自分は好きかもしれないけれど、周りが嫌いと言っている偏見。この二つから自然と嫌いという方向に向いてしまう。どちらも自分にあるものなので、主人公二人の気持ちが大変理解できる。今回はキーラ・ナイトレイが素晴らしい。「ベッカムに恋して」のような元気な女の子の役が似合うと思っていたけれど、こういうお姉さまみたいな役のが合ってるのかも。何があるかわからないから恋愛って、スリリングで面白いんだね。 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-23 22:15:00) |
3.古典の原作があるようですが、女性に夢を見せるハーレクィン・ロマンス的な作りの映画です。男性とのお付き合いや結婚などで想うところアリの女性が観たら、何かヒントを得られるんじゃないでしょうか。面白いカメラワークのところもあります。でも、イギリスの田舎やら古城やら素敵な風景を使った画も、美しさの面で言うとイマイチのような気がしました。素材だけではなんともならないのですなあ。でもって割と高得点なのは…Mr.ダーシーがすごくカッコ良かったからです。良い夢見させてもらいました。 【のはら】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-22 01:42:36) |
2.キングコングをみにいったとき、 なんでかこの映画の予告編でぼろぼろ泣けてあの日は水分不足でした。んで、今日やっと見てきたんですけど…すごい切ない映画でした。お互い、なんかすれ違ってばっかりで。でもなんか少女漫画みたいにウジウジしてないしあの空気はすごく好感もてました。ていうか映画の雰囲気はすごくすきなんだよねぇ。あと主役ふたりもイイし、あと父親のドナルドサザーランドもやさしいお父さんてかんじですごくいいかんじ。ハマリ役。だけどだけど、やっぱりちょっと二人とも冷めてるんだよね…いってること矛盾してるけど。とくに最初のダーシーさんの告白!「率直にいうと…」とかラストでも「ぼくは前とキモチはかわらないけど…○`@×*▲*~君のきもちがかわらないんならぼくはあきらめる!!!」みたいなかんじで、なんか曖昧だと思うし、そんな前置きとか代名詞とかいらない!!!!!もっと情熱的に愛してるっていってくださぁーいって思っちゃうからあたしはイギリス紳士むいてないなぁ。笑 キスシーンも微妙になかったし!! エリザベスも面と向かって愛してるっていってなくない?うーん。終わり方もちょっと微妙かなぁ。でも、風景とか建物とか家のほのぼのしたかんじ、あたしも癒されました。エリザベスがブランコでくるくるまわってるとこのシーン、なんか哀しくて好きです。ほんと美人ですなぁ(≧ω≦)♪ダーシーさんはべつに特別かっこいいわけじゃないのに、なんか頭からはなれない。。どうしよう(笑)ところで、名前わすれたけど妹と結婚した大佐、オーランドブルームにそっくりだった。笑 あとグリーンマイルのパーシーもでてて、わらいそうでした。 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-18 19:27:22) |
1.私はプライドを持ちすぎた為に失敗した経験があります。 【たま】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-14 20:46:52) (笑:1票) |