1.《ネタバレ》 オープニングのカメラが引いていくショットは、この映画を見た人の間ではかなり好評らしいのですが、実は自分はそれほどは好きではないです。
ストーリーは単調極まりない、いかにもフランス映画らしさが漂っているというような感じで、状況によってはすぐに睡魔に襲われそうとも言えますが、実は自分はこういう起伏のないストーリー、なかなか好きです。
ルーレットって、海外のホテルに泊まった時に一度だけやったことがあるのですが、全く戦略の立てようもない運任せのゲームで、すぐに飽きてしまったということがあります。
何の根拠もなしに、「今日は勝てそうな気がする」だとか、同じ数にこだわって何度も賭けたりするのって本当に馬鹿だと思うし、しかもそんな馬鹿馬鹿しいことを繰り返すのがストーリーの大半を占める映画なんですが、最後の最後で鏡を巧みに使ったラストの演出が非常に格好良く、正に最後に大当たりを的中させて家路に着いたかのような気分になりました(^_^)