2.スティーヴ・カレルの映画はほんわかするんだよね。
中盤ははちゃめちゃコメディーなんだけど、いろいろあるが結局人間性に戻るという。
有名俳優がぼこぼこ出てきて、卑猥な言葉やちょっといっちゃったトークをするのが面白いね。平凡な夫婦がちょっとその殻を破って見た時に巻き込まれるドタバタ劇。
その時のはじけ方が、本来闇社会の強面連中より上回るはじけっぷりがおかしい。
日本にこういうコメディーが無いね。皆上品かブラックなんだよ。ちょうどいいバランスとこのコメディーは言えると思う。上品でもなくブラック過ぎもしない。どんなに下劣でも根底に善意があるというのがポイントだね。ただ、人をおちょくって蔑む笑いと違って。