9.《ネタバレ》 僅か一瞬ですが、路線図が映ったシーンが有りましたのでそこは当然一時停止してからの、そしてガン見です。 ところがどうして、ふむ、なになに・・ アジア横断の際にはロシアから海を跨いで北海道に入り、日本国中を横断した末、東シナ海に入り、尖閣諸島の辺りからフニャッと中国入りですか。 ふむ、そらならそれでいいんですけどね、オホーツク海とか東シナ海には鉄道が無いんでござるが、そこはどうしたもんですか。ビックリいたしましたさ、ホンマ。そこは大きな声じゃ言えんがワープなんじゃろな。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-28 01:04:51) (笑:1票) |
8.《ネタバレ》 『US(アス)』と同様で社会風刺がメイン。設定が荒唐無稽なところまで一緒です。もっとも『US』にはミステリーとして『空白』がありました。おかげで、想像力を駆使することで自分なりに納得できる『辻褄合わせ』が出来た気がします。一方、本作の場合世界観が創り込まれている分、言い訳が効きません。いくら比喩による社会風刺が目的だとしても、リアリティ皆無ゆえツッコミは免れない仕様。にも拘わらず『設定については何も言うまい』という気にさせられるのです。これは巨匠監督のネームバリューによる恩恵ではありません。私は監督名を確認せず鑑賞しましたから。あえて言うなら『馬鹿負け』したのだと思います。度肝を抜かれたのは『水槽列車』のシーン。ああ、そこまでやるのかと。レジャーに特化した専用車両も勿論ですが、設定の肝である『燃料問題』は説明する素振りすらありません(アントニオ猪木氏の永久機関でも使っているのかな?)。明らかな嘘でも突き通す意志。不都合な事実に目を瞑る勇気。一般的なコミュニケーションなら褒められた姿勢ではありませんが、コト『SF映画』においては極めて有効な手法でありました。呆れた観客から批判する意欲を削いでしまえば無敵です。『リアリティ』や『整合性』といった足枷の無い、オイシイところだけ拝借した『自由空間』の出来上がり。『CUBE』は“説明を一切しない”という荒業で同じ状況を作り出しましたが、本作では“嘘を突き通す”ことで『自由に物語を創る権利』を獲得したと考えます。良識人の私からすると(どの口が言うかな)、モヤモヤを感じずにはいられませんが、面白いことは事実。これだけ熱量豊富な(極寒の設定なのにね!)映画を見せられては、監督の力量を認めないワケにはいきません。ところで、監督はどなたでしたっけ(ちなみにこの感想は皮肉でも何でもありません。そんな文才は持ち合わせていません)。 【目隠シスト】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-07-15 18:53:55) |
7.《ネタバレ》 オクジャより面白かった。近未来?SFで言うとブレードランナー2049よりも短くまとまっていて良かった。それでも台詞の一つ一つが冗長過ぎることが多く、Youtube世代の自分としてはきついところもあった。機関車に世界のメタファーをさせるアイデアは好きだ。ただラストシーンは視聴者に丸投げ過ぎるというか、もっときちんと描いて欲しかった。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-03-18 15:45:54) |
6.パラサイト公開記念に、ポンジュノ作品を観てみよう。ということで鑑賞してみた。 ハリウッド作品で原作ものってことで、韓国映画独特の情念みたいなのは大分薄味になってる気がした。作品そのものは列車の最前列を目指すという構造上、面クリア型でわかりやすかったです。 あのラストの先にどんなことが待ち構えているのか気になるな。 【おとばん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-18 10:15:39) |
5.《ネタバレ》 ポン・ジュノのハリウッドデビュー作というより、ハリウッドスターが出演する韓国映画という表現が正しいか。でなければ、ソン・ガンホも娘役のコ・アソンも、キャプテン・アメリカと最後まで活躍しないだろうし、ねちっこい暴力表現も、どこか珍妙な味わいもなかっただろう。フランスの劇画が原作とは言え、荒唐無稽な設定で、別に列車を走らせなくてもいいような・・・そんな部分を許容してしまうのは、次の部屋に何が待ち受けているのかのワクワク感に、維持し続ける社会システムの暗喩というのもある。踏みにじられた者たちの反逆という王道のテーマを掲げながらも、行き着く先は倒される権力側になってしまう皮肉さ。恐らく黒幕が作り上げた"ユートピア"を破壊し、新世紀のアダムとイブが現れても同じことが繰り返されるのだろう。現状維持が良いか、リスク覚悟で未来を変えるか、そんな現代社会と折り合いを付けるしかない。副大統領役のティルダ・スウィントンが儲け役。面白い。これほど滑稽で活き活きと演じている彼女が一番楽しそうだ。 |
4.《ネタバレ》 最初は単にアメリカのB級映画だと思いなんも考えずにパッケージのイメージだけで観始めたわけです。なにやら、地球は全部が氷河で埋め尽くされ、残された人類はひた走る近未来列車の中のみで、最後尾車両はスラム化していて先頭車両グループに虐げられていて、そこからの反乱で先頭車両に向けて戦闘を始めるってゆう設定。なるほど、マッドマックス的な雰囲気のB級かーと思い観てると、ちょ、なに?この残酷すぎる描写は?、なにこのヘンテコすぎる描写は?、ソン・ガンホもおるし、B級にしては、なんなのこのトンデモな感じは!?と、ある疑惑が巻き起こり、橋を渡るとき、誰かの号令で、急にみんなが戦闘をやめて、新年を祝うとこで、ちょっとまって、このシュールすぎる描写は、なんかアメリカ産じゃない、これはどっちかゆーとやっぱ韓国っぽいと思い、一時停止で監督を調べてみたら、あーた、ポン・ジュノ監督じゃあーりませんか。列車内水族館、で寿司、列車内学校、で変な先生と生徒、サウナもあるし、ディスコもあるし、美容院もあるし、よくわからん銃撃戦もある。ヘンテコ列車は地球を走るよどこまでも。やっべぇっぞ!一番味があったのは、やはり、あのPTA代表みたいなおばさん首相ですかねー。キモイぜ。キモすぎて魅力的だぜ。あんた。 【なにわ君】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-01-09 03:48:11) |
3.「設定に無理がある」と言われていますが、そんなことはどうだって良いんです。完成された体制に囚われてしまっている人間社会を表現するのに『列車』がピッタリだっただけです。列車の中で食べ物が供給されるのも現実的に考えたら確かに無理があります。しかし、これも他の生き物や野菜を統制的に飼育・栽培する人間の営みを表現しているに過ぎない。列車内には階級差があり、先頭に行けば行くほど豊かな暮らしが繰り広げられているなんて、めちゃくちゃ分かりやすいじゃないですか。物語は設定や事の成り行きが全てじゃないんです。それらは枠組みでしかなくて、本質を見落としています。これは『革命』の実態に迫った映画です。 【Y-300】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-02 09:26:58) |
2.閉ざされた世界での物語、結構好きです。この映画もまさにTrainという閉ざされた世界。徐々に前方の車両に進んでいき、テンポも良かったと思います。色々面白かったのですが上手く表現ができません。。脚本がすべてのような映画ですが、うまく映像化できていたと思います。 【珈琲時間】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-07-27 18:22:43) |
1.ちょっと安っぽさも感じたが、その世界観は楽しめたし時間が経つのを忘れるくらいに引き込まれた。T・バートンの影響もあるのかな。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-06-06 23:37:49) |