1.極妻よりも、こういう作品の方が好き。でも、やくざモノの作品とは呼べない。かっこいい役者さんだけを少人数だけ集めて、日本人が好みそうな仕上がりにしただけ。それだけだし、…妹役は演技の勉強をしたのかどうか不明だが、エレベータでの瞳孔開いちゃってるような表情は、CG使ってでも編集するべきだろう。加えて、ピーポ君。ピーポ君が鎮座ましましてたおかげで、津川さんが副総監ではなく、サンタのおじさんに見えた。…しかーし、これだけ文句をつけてても、号泣した私。役所・渡辺・夏八木…女としては、一度は付き合ってみたい…おっと、中村さんを加えるのを忘れてた。…夢の中に出てきて欲しい…三十路過ぎた女としては、それだけで十分であり、それ以上は体も神経も持たない…ありえないけど。ただ、自分の人生が、日の当たらない人生だと不満を抱いている人には、一見の価値があると思う。だからと言って、やくざ屋さんへの転向や、殺人で大切なものを守れ、などと推奨しているわけではない。自分が、登場人物たちのように「心」を貫けなくても、憧れることは大事だと思うのだ。世の中の白・黒・グレーを知ったからと言って、その現実だけを見ていたんじゃつまらないもん。夢ぐらいみましょうぞ。その意味では、少数精鋭の価値が見出せる。