6.《ネタバレ》 高校生の女の子の日常を描いているんですが、女性監督ならではのリアリティに溢れていると思います。つまり変に美化してないんですね、そこがいい。
ところで親世代の私ですが、このお母さんには共感できなかったですね。お金のことを言い過ぎです、やたらおもちゃを欲しがる4~5歳の子どもに「うちは貧乏」というのとは違うのよ。
なんとなく監督自身が反映されてるとこが多分にあるんじゃないかと感じます、それだけリアルです。
故郷を出ること、母親から離れることが大きな目的で特にNYの大学でやりたいこともなさそうで、憧れのNYに来て最初に起こった出来事はアルコール過剰摂取で病院に担ぎ込まれるとか最後まで手を緩めてないっていうね。
とりあえずNYに来たって感じなんです、離れてみたら母親への罪悪感が強くなったのか電話しても留守電で直接つながらないっていうのもいいね、前途多難なレディ・バードって感じです。
全体的にテンポがよく、いろいろなエピソードがなかなか面白い。ちょっと予測できないいろいろがよかったです。
ありがちな女の子の青春サクセスストーリーじゃないとこが良いです。