リチャード・ジュエルのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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リチャード・ジュエル

[リチャードジュエル]
Richard Jewell
2019年上映時間:131分
平均点:7.21 / 10(Review 28人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-01-17)
公開終了日(2020-05-20)
ドラマサスペンススポーツもの犯罪もの実話もの伝記もの
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タイトル情報更新(2024-01-27)【イニシャルK】さん
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監督クリント・イーストウッド
キャストポール・ウォルター・ハウザー(男優)リチャード・ジュエル
サム・ロックウェル(男優)ワトソン・ブライアント
キャシー・ベイツ(女優)ボビ・ジュエル
ジョン・ハム(男優)トム・ショー
オリヴィア・ワイルド〔女優・1984年生〕(女優)キャシー・スクラッグス
かぬか光明リチャード・ジュエル(日本語吹き替え版)
家中宏ワトソン・ブライアント(日本語吹き替え版)
小宮和枝ボビ・ジュエル(日本語吹き替え版)
山野井仁トム・ショー(日本語吹き替え版)
脚本ビリー・レイ
撮影イヴ・ベランジェ
製作クリント・イーストウッド
レオナルド・ディカプリオ
ジョナ・ヒル
配給ワーナー・ブラザース
美術ケヴィン・イシオカ
衣装デボラ・ホッパー
編集ジョエル・コックス〔編集〕
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1
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12.《ネタバレ》 アトランタオリンピックで爆弾騒ぎがあったのは覚えているが、恥ずかしながらこの映画の内容は知らなかった。それを知れたという意味ではとても有意義だった。主人公のリチャードがFBIの思惑(恐らくFBIはリチャードが犯人ではないとわかっていたか証拠が得られなかったにもかかわららず、すぐに他の容疑者が浮かばないのでのでリチャードを犯人に仕立てようとしたのではないか)に巻き込まれずに済んだことは(既に終わったことではあるのだか)とても良かったと思う。イーストウッド監督らしい作品になっていると思う。予告を見た限りでは弁護士の快刀乱麻の活躍があって見事無実を勝ち取る、みたいな展開を予想していたのだが、実際はもう少し現実的な展開だった。まあ真実はそんなものだろう。最終的に、FBIと相対したリチャードの一言がFBIの心に響きリチャードを捜査対象から外したということなら、大なり小なりアメリカ人にはそういう良心があったということなのだろう。ところで途中でリチャードの無実を確信した女性記者はその後どう動いたのか(どちらの味方をしたのか)、個人的にはその辺りをもう少し描いて欲しかった。
MASSさん [映画館(字幕)] 7点(2022-12-15 18:17:15)
11.テロの被害に遭うのは恐ろしいが、無実の罪をきせられるのはもっと怖い。
アメリカでも日本でも種類は違ってもこういうことが繰り返されている。憂鬱になる。
海牛大夫さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-03 11:21:10)
10.《ネタバレ》 1996年、アトランタ五輪中に起こった爆弾テロ事件でベンチに置かれた爆弾を最初に発見した警備員リチャード・ジュエル。異変を察知した彼はすぐさま上司に報告し、迅速な対応で多くの観客の命を救うことに。だが、一夜にして英雄へと祭り上げられた彼は、その三日後には今度はテロ事件の最重要参考人として大々的に報道されるのだった。それまで母親と慎ましく暮らしていた平凡な生活は、瞬く間にどん底へと突き落とされてしまう。警察もFBIもマスコミも誰も自分を救ってくれない。果たして彼は疑惑を晴らすことは出来るのか?本作は、そんな実際にあった事件を基に、テロ被害を最小限にとどめた英雄から一転、容疑者となった男のドラマを描いたもの。監督は、もはやハリウッドの生ける伝説、クリント・イーストウッド。齢90歳になろうかと言う彼の演出はいまだ衰え知らずで、淡々としていながらも最後まで観客をぐいぐい引き込む力は素晴らしいものがありました。このリチャード・ジュエルと言う主人公、変わり者で少しズレた正義感の持ち主で周りから少々浮きがちと言う、いわゆる〝空気を読めない〟人として描いたところは非常に巧い。おまけに銃器マニアとくれば多少は疑われても仕方ない面はある一方、でも憶測だけでここまで一人の男の人生を無茶苦茶にする権利は誰にもないはず。改めて国家権力とマスコミの怖さを思い知りました。彼を献身的に擁護する弁護士役を演じたサム・ロックウェルや、突然の悲劇に身も心も押し潰されそうになる母親を哀切に演じ切ったキャシー・ベイツも見事な仕事ぶり。あまりにも淡々とし過ぎていてもう少しドラマティックでも良かったような気もしますが、それでも充分見応えのある作品に仕上がっていたと思います。にしてもイーストウッドは何処までそのキャリアを積み上げたら気が済むんでしょうね。こうなったらもう100歳過ぎてもこれまで以上の大傑作をものにしてほしいと期待して待っております。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2022-03-14 15:52:03)
9.《ネタバレ》 正義感に燃ゆるデブ警備員、リチャード・ジュエル。アトランタ五輪爆破テロから人々を救った英雄より一転、爆弾設置犯の容疑者に。敵はFBIとマスコミ、味方は母ちゃんと弁護士だけ。 温かい母子愛と熱い漢の友情。イーストウッド節で淡々と語られるが、静けさが感動を呼ぶ。おいらはやってねえ…懸命な訴え。爽快な結末。良作。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 7点(2020-12-31 18:16:48)(良:1票)
8.《ネタバレ》 変わり者の主人公が人に好かれないのもわかる気がするし、そのKYぶりにはイラっともする。
凄惨な事件現場の破損物を記念に持ち帰るなど、ドン引きしてしまう。
ただ、女性記者やFBIのやり口がもっと酷いので、相対的に主人公への抵抗感が抑えられていく。
イーストウッド監督の術中にハマッてしまった感じ。
あの女性記者には嫌悪感が募るけれど、監督の想像力でより酷い女として描いているフィクション部分も指摘されているようだ。
こういう実名を使ったものは、どこまでが事実でどこからがフィクションかが曖昧なので、真相が気になるところ。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 7点(2020-10-27 00:20:02)
7.《ネタバレ》 イーストウッドの監督演出自体は、薄味である。
なぜイーストウッドの監督作品になると、期待が膨らむのかは、
イーストウッドその人の存在感である。
だから彼が出ない映画は、見せ場の少ない映画になってしまう。

イーストウッドは、高齢になってから、アメリカの正義をテーマにするようになった。
一見、どの映画もテーマが同じように見えるが、アメリカ人から見ると、色んな角度からのアメリカ人の正義を
取り上げているのだろうと思う。
自分は日本人なので、その辺が微妙にしかつかめないので、ますます薄味になってしまう。
残念。

ジュエル享年44歳、国とFBIに目をつけられて、寿命をすり減らしてしまったのだ。
これまた残念。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2020-08-15 15:50:05)
6.《ネタバレ》 安定のイーストウッド作品。考えさせられる上に、しっかりと面白い。さすがでございます。
興行的にはイマイチだったようですが、良い映画でしたよ。
馬鹿扱いされてたリチャードがFBIと対峙したときに、証拠はあるのか?と論じるシーンが最高でした。
あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-28 19:26:57)
5.《ネタバレ》 サム・ロックウェルの弁護士ぶりが見たかったんです、期待は外れてなかったです。
やっぱりイーストウッド監督の映画は無駄がないんですよね、スルスルと話は進み場面も変わる。
爆発シーンの唐突さがリアルで、今か今かみたいな演出がない分ショッキングです。

この映画、共感する人物とイライラする人物がきれいにきっちり分かれていて、
下瞼のくっきりアイラインが不潔さと不誠実さを倍増させる女記者はもちろんなんですが、
リチャード・ジュエルは完全にイライラ側です。
善人なんですよ、でもちょっと鬱陶しい人。正義感はあるんだけどそのために学んだ知識を得意げに
喋るわ、喋るわ。「もう喋るなっつーの!!」と何度思ったか。

爆弾テロ犯にされそうになってるのに危機感をあんまり感じなくて、
FBIの捜査手順やその理屈に理解を示すような態度だし。
私なんかお母さんのタッパーに油性ペンで番号書いたまま返してきたことにすら
腹が立ってしょうがなかったですけど。

無実であるのに有罪であるかのごとく扱われるリチャードに対して同情、共感されにくいような描き方に技を感じます。しかし、リチャードのその知識、知性がFBIを言い負かすシーンもあって手落ち無しなんですね。

ストレートで手堅いという映画なんですけど、人物キャラはなかなか一筋縄ではいかないといった印象です。
前からなんとなく感じてたんですけど、サム・ロックウェルとゲイリー・オールドマンてなんか似てる。
envyさん [映画館(字幕)] 7点(2020-02-06 20:23:30)
4.《ネタバレ》 監督としてももはや御大のイーストウッドの、手堅くもこなれた演出が安定感抜群です。各人物のキャラの引き出し方も上手いし、爆発物発見から惨事に至るまでの緊張に満ちた臨場感、その後に押し寄せるメディアリンチの恐ろしさを途切れず一気に見せます。流れるようなイーストウッドのタクトに合わせて、役者陣も良い仕事をしています。キャシー・ベイツの母親ぶりはこちらの同情を一身に集めます。サム・ロックウェル扮する弁護士はキレ所が観客と同期しているので、こちらの感情を預け易い。リチャードが権威に対してあまりにお人好しなところを見せるたび、ワトソンと一緒に一喝したくなりますもんね。FBIは気の毒なほどにクソな役回り。ボビのタッパーに油性ペンで印書きやがって。腹立つ。
強烈なのがアトランタ地方紙の記者役のオリヴィア・ワイルド。こう言ってはナンですが、彼女のやや軽薄っぽいキツイ顔立ちがキャスティングにずっぱりハマってまして、その自己中な仕事ぶりで観客の憎悪を一身に浴びる損な立場なのですが、めげないオリヴィア満点のヒール役でした。ただ、後半不思議なことに彼女の強気が突如ブレ出すのには、説明が足りない気がします。この女性記者は実在した人物(それも故人)なので、脚色の仕方が不適切だと一部で非難の声が上がったとか。ために、監督の手綱も少し緩んだのかなあと想像しました。少しは人間味のある所をこの女記者にも用意しておこうと。
ハマっていたのはもちろん主人公のP・W・ハウザーも。変わり者だけど性根の善良なリチャード・ジュエルを丸々した雰囲気(と容姿)で好演しています。FBIに自分の尊厳をもって一撃を浴びせた場面は静かなれど感動を覚えるクライマックスでした。
tottokoさん [映画館(字幕)] 7点(2020-01-31 17:08:19)
3.《ネタバレ》 例によっての実話もので、佳作だと思います。役者さん、特にサム・ロックウェルとキャシー・ベイツが素晴らしかった分、「15時17分・・・」よりは上と思いました。ふむふむ、ということは7点より下ではないな、とはいえ、8点という感じでもなく。

実際にあったことだから、演出がとにかく控えめになるのはこのところの御大の一貫した姿勢ではあるんだけど、個人的には、創作の話であったとしても、許されざる者に強く心を動かされたし、チェンジリングだって、あのラストシーンの「希望」が最も強く印象に残っています。
もうそんな映画は撮ってくれないのですかねえ。
Northwoodさん [映画館(字幕)] 7点(2020-01-21 00:43:48)
2.《ネタバレ》 イーストウッドの映画は無条件で観ることにしていますが、これもまた・・・。
話はシンプルで、仕掛け爆弾の第一発見者が疑われてしまう、そして容疑は晴らされるというだけなのですが、これもまたドラマチックに、それでいて淡々と描かれています。
しかしメディアの汚さとか、権力側の思い込みというのは洋の東西を問わずあるのですな。それだけに法の番人を尊敬する主人公が痛々くて。ただ、権力を叩いて終わりというラストではないのでどうにか救いがあります。
大治郎さん [映画館(字幕)] 7点(2020-01-20 15:51:08)
1.実話ものを観るのに悩ましいのは事前に情報を仕入れるか否か。
私はこの事件について全く知らなかったので、そのまま知らずに鑑賞。
とは言っても、この映画では下手に勿体付けずに真実のみを次々に映し出して行くので、別にネタバレとか関係のない作りになっている。

いつものイーストウッド監督らしい無駄のない語り口でどんどん引き込まれて行った。

また、主人公のキャラクターが絶妙だった。凄い正義感に溢れるいい奴なのに、その裏の顔として色々と怪しい部分もあったりして…。

とにかく言えるのは、この手のジャンルの映画にありがちなマスコミの報道の在り方と、警察の不当な捜査。この2点について考えさせるのがテーマなのかなと感じた。
ヴレアさん [映画館(字幕)] 7点(2020-01-19 19:23:13)
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【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 7.21点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
513.57%
6414.29%
71242.86%
81035.71%
913.57%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review3人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 5.66点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

2019年 92回
助演女優賞キャシー・ベイツ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2019年 77回
助演女優賞キャシー・ベイツ候補(ノミネート) 

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