1.《ネタバレ》 目から鱗の話だった。
あれだけ目立つあざが顔にあるなら、誰でもそれに気づくわけで、そのあざをいじらないでスルーするのもかえって不自然かと思い、私ならそのあざのことをネタにするに違いない。
だけど最終的に良い仲になったのは、そのあざを「あってもなくても好き」と言っていた後輩であって、つまりはどんなに目立つコンプレックスがあったとしても、それを全く気にしない人こそが、コンプレックスを持つ人から一番好まれる存在なのかと。
自分に当てはめた場合、コンプレックスのことを気にしない人の方が、自分も嬉しいかもしれない。
それに気づけたから、この作品を見ることができて良かった。
それぞれの人がもつコンプレックスについて、その真実に迫るすごい作品なのかもしれない。