93.《ネタバレ》 ティム・バートンとJ・デップの相性の良さがいかんなく発揮されていますね。ゴシックぽくてもどこかPOPな風合いのバートンに、ガチな二枚目を放棄するデップのヘンな軽さ。変わり者二人が融合してなんとも独特な味わいの一本になってますよね。 特筆すべきはやはりかっこ良いんだか悪いんだか絶妙のジョニデ。「NYでは人が人を殺すんです!」と言い切るがかっこええのは前段部のここまで。その後はショックで気絶すること数回、18世紀の英国小説に頻出するご婦人方のごとし。子供を前に押し出して後ろに引っ込むわ、首なし騎士の出現に布団をかぶって震えてるわ、で実に珍しいヘタレタイプの主人公像がただただ斬新でありました。 幽霊VS科学の様相で幕開けしたのにまさかの科学完敗。まあ科学を背負ってたのがジョニデだったのでしょうがないか、と思わしめるのもキャスティングの計算の内か。違うかな。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-10-04 17:43:07) |
92.《ネタバレ》 ティムバートンのいつもの映画と比べると、エンタメ映画としてストーリーも凝ってるしテンポも良い。もしかして監督よりもスタジオ側の意向が強かったのかなあ?とも邪推しちゃいました(それじゃまるで監督の映画がいつも詰まらないみたいな言い方になっちゃうけどw)。 それでも、バートンお馴染みの世界観もてんこ盛りなのでファンも楽しめますね。フランケンウィニーのような風車が出てきたり、村人たちが自衛のためとは言え集団で首無し騎士をメッタ撃ちにしたり。特撮も地味に凄いことやってます。 こういうオカルトミステリーって、「全て人間が仕組んだトリック」か、「人間の手に負えない悪霊のしわざ」のどちらかになりがちだけど、そこはやはりティムバートン。生者と死者の関わり合いを対等に描いてきた監督らしい物語になっていたと思います。なので、首無し騎士がトリックではなくホンモノだと分かっても、自然と受け入れることができました。 オカルトで誤摩化さず、ちゃんと筋道立てて謎を紐解いているのも良いと思います。確かに科学捜査ではないし、真犯人がか火曜サスペンスばりに解説してくれたりはするけれど。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-08 19:07:49) |
91.《ネタバレ》 黒幕は誰だ!?なんて事より、もっと首なし騎士を見ていたいなぁと思った。もともと剣の腕が立つうえ、死んでるから不死身みたいなものでかなりの強敵。教会には足を踏み入れられないみたいだけど、なんと外から…。これはインパクト大、ちょっと惚れた。その首なし騎士にびびりながらも立ち向かうジョニー・デップも面白い。ティム・バートンとの黄金コンビで独特の雰囲気を作り出している。楽しめた。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-29 11:07:09) |
90.このなさけないジョニーは最高ですね! イカボット・クレーンって名前も変、へっぴり腰がたまりません。 クリスティーナ・リッチもこの頃はけっして細くなかったおみ足をドレスで隠してるとお人形さんみたいなカトリーナ。 4人の長老たちも何気に豪華、エキセントリックな役はウォ~ケンにおまかせ! でも首なし死体の切断面をリアルに見せてくれなくてもいいのに! (血まみれ死体より腐敗しかかったホトケの方がイヤ) 19世紀の作家ワシントン・アーヴィングが伝説を元に書いた、「リップ・ヴァン・ウィンクル」とともに知られる短編を膨らませるべく加えられたミステリー要素はやや機能不全、最後は映画らしい結末に。 コミカルな雰囲気の中でもイカボットの悪夢の中で母が入れられた鋼鉄の処女(アイアン・メイデン)から鮮血が怒涛のごとく溢れるシーンや、恐ろしげな口をもつ魔の樹、幽玄なる「まどろみの窪」の沈んだ空気がティム・バートンらしきダークネス。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-11-30 23:45:31) |
89.ティム・バートン久々のダークファンタジーが戻ってきて、その世界にワクワク。冒頭の、灰色の畑の中に立つパンプキンヘッドの案山子を見ただけでも「わーい!」状態。でも、映画は少々オリジナリティが欠けてるよーな感じ、他の映画、コッポラの『ドラキュラ』や『スノー・ホワイト』『ヤング・シャーロック』なんかを連想しちゃいました。特に、少年(ワトソン)の前から馬車で去ろうとするクレーン(ホームズ)、カトリーナ(エリザベス)の部屋の窓を見上げる・・・とゆー一連の映像、『ヤング・シャーロック』そっくり。パロディ? でも、闇の中に存在する退廃的な美の世界には、やっぱりうっとりさせてもらいました。首がころころ~、にうっとりしてたワケじゃないですけど。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 01:30:55) |
88.怖いというより美しさの方が際立っていますね。ダークカラーでもティム・バートンからはファンタジーを感じます。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-15 07:40:59) |
87.ジョニー・デップの映画は「チャーリーとチョコレート工場」「シザーハンズ」「カリビアン・パイレーツ」しか見ていなかったので、ようやく素顔が見れました(笑)。いや、評判どおり男前ですね。なんだけど、この映画ではほんとにヘタレぶりが冴えてます。ヒロインのクリスティーナ・リッチもすごくかわいいし、作品に合ってる。この頃まだ十代かな?首なし騎士というのは元々古い都市伝説だそうですが、雰囲気満点で楽しめました。首なし騎士を演じているウォーケンは本当に達者です(首があるほうがコワイ)。彼と少女2人との邂逅シーンがなんかきれいで印象的。って結局音出されて殺されちゃうんだけど。基本はファンタジーホラーなのに生きた犯人、というか亡霊の黒幕?がいるというミステリー要素を入れたことには賛否両論あるようですが、この美しい邂逅シーンが伏線となってたので、ほう、と感心しました。樹に飲まれる最後も迫力あり。 【あっかっか】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-01-13 13:58:29) |
86.B級な雰囲気漂いまくりな映画です。でも単純に楽しめます!ジョニーデップがかわいいし、映像が奇麗です。 【まりんこ】さん [地上波(吹替)] 7点(2008-12-13 23:22:15) |
85.《ネタバレ》 全く情報無しで見たんで、主人公がジョニー・デップであることさえしばらくしてから気づいたと言う駄目な鑑賞ップリだったんですが、私は結構面白かったです★ ファンタジーだったり、ホラーだったり、ミステリーだったり、ラブロマンスだったり似てるようで微妙に違う空気で少しずつ進んでいくストーリーに飽きずに楽しめました。 首無し騎士がためらうことなくガン②首を狩っていくので怖いというよりは逆にあまりのさっぱりさにギャグなんじゃないかと途中で錯覚しそうになりました。 イカボッドのへたれっぷりもツボだったし、最後のベタ②なラストもバッドエンド嫌いな私は良かったです。 【ハリ。】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-19 17:03:19) |
84.バートンのゴシック趣味がいかんなく発揮された作品。まるで金田一シリーズのような猟奇ミステリーでありながら、本物の首なし騎士を絡めてくるあたりが面白い(そこが賛否の分かれ目なんだろうけど)。全編セット撮影ということで、美術さん頑張りました。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-10-30 06:09:28) |
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83.《ネタバレ》 首なし騎士は怖い(ウォーケンの首つきのほうがもっと怖い)ですが、一番恐ろしいのはやっぱり人間。主人公も主人公にあるまじきダメっぷり。正統派ゴシックホラーの趣ですが、人間の暗所と短所が存分に描かれている、紛れも無いバートン作品。この毒気こそが監督の魅力。無駄に悪趣味な部分もありますけど。思った以上にミステリーとして楽しめましたが、こういうジャンルに不慣れなためか、タネ明かしが少々もたついたように感じました。ところで冒頭に出された宿題、“主人公の理想は現場で活かされるのか”については、結局どうでもよくなってしまったような。物語の締めにもう一工夫あって良かったかも。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-05-22 18:12:21) |
82.首なし騎士に恐れおののき、ベッドの隅で怯えるジョニーに欲情した。 【Michael.K】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-23 22:50:55) |
81.悪役好きなあっしには「首なし騎士」がヒット。 【きいろくま】さん [映画館(吹替)] 7点(2006-05-01 22:12:40) |
80.雰囲気があって面白かった。主人公のあり方がユニークで魅力的と思った。 【エメラルド】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-26 21:30:11) |
【H.S】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-12-24 22:51:30) |
78.怖くないけどゴシックホラーな感じが好きです。ジョニー・デップは最近の海賊役もいいけど、こういうシリアスな役が一番かっこよく見えると思う。クリスティナ・リッチはハマリ役。 |
77.《ネタバレ》 これこそティム・バートンの世界です。イカボッド役をジョニー・デップにしたのは正解ですね。カトリーナ役のクリスティーナ・リッチはカナリ可愛い・・・惚れちゃいます(笑)ってアダムス・ファミリーを思いだす。なんといってもこの作品の怖さは首なし騎士です。あまりの威圧感に震え上がります。騎士に首がある時のクリストファー・ウォーケンの表情が頭から離れません。まさしく鬼です。カトリーナの義母もカナリの鬼ですが・・・。木の根っこから血が出てくるシーンは気持ち悪くなりました。カトリーナの義母が騎士にキスされるところは痛そう(焦)カトリーナとマスバスを連れてニューヨークに行くという終わり方なんで続編が製作されることを願います。 【マーク・ハント】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-08-12 15:32:20) |
76.色やら森のかんじやら小道具やらが、ザ・ティム・バートン!ってかんじで、バートンウォッチャーとしては満足でした。でも観たあと特に何も残らないのよねー。可も無く不可も無くってとこですな。多分、ストーリーの問題だと思います。ストーリー以外の完成度はとても高かったと思うので7点献上。 【エムラ兄妹】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-03 16:57:02) |
75.《ネタバレ》 なんだかんだで好きな作品。ティム・バートン監督の映像、クリスティーナ・リッチがきれ~、かわゆい~。それから、デップ様演じるイカボット。最後のシーンで、カトリーナの後ろに隠れるのがまたまた◎。 【海賊】さん 7点(2004-12-15 19:42:32) |
74.久し振りに見たけど前回とはまったく違う印象を持った。まずティム・バートン節が満載だったことは前回と変わらないが、前回感じた恐怖はなく逆にコメディチックに感じた。そのおかげで今回は良い意味で笑えた。子供を先に行かせるジョニー・デップの情けなさなんかティム・バートンだから出来ることかも。この作品でのクリスティーナ・リッチが金髪だった事とか、首なし騎士がクリストファー・ウォーケンだった事とか新たな発見もあって結構満足の2時間だった。たまには同じ映画も良いかもね。 【ゆきむら】さん 7点(2004-12-14 03:07:17) |