【TERU】さん [地上波(邦画)] 7点(2024-09-12 20:53:08) |
71.《ネタバレ》 当時の宮崎駿による集大成であり、今後のジブリの方向性を決定づけたターニングポイント的作品。昔はシリアスで難解というイメージがあったが、久しぶりに見てみると意外にシンプルな筋書きであることに気付く。自然と人間との共存はナウシカにもあったが、綺麗事や善悪の二極化は鳴りを潜めている。必死に生き抜こうとする市井の逞しさと生活臭漂うリアリティが時代背景に厚みを生み出し、スムーズに物語を受け入れることができた。生きるため善意のための行為もどこかで犠牲を生み出し、度が過ぎればその対価は大きくなる。必要悪と絶対悪の違いでしかない。それに気付けない人間の愚かさと業を描きつつも、答えもなく矛盾だらけで、それでも距離を置きながら未来を模索するアシタカとサンの対話が味わい深い。 |
70.《ネタバレ》 この映画は食わず嫌いで、見るのは意外にも初めてだった。 そういや公開当時、自分はジブリ嫌いだったことを思い出した。 「紅の豚」のオヤジ臭いナルシズム、「平成狸合戦ぽんぽこ」の安っぽくて押しつけがましい環境保護。 2回連続で映画館で嫌な思いして、ジブリはもう見ないことに決めてたんだった。 さて、難解な映画とは聞いていたんで、ちょっと身構えて見たけど、そうでもなかった。 だって、所期の目的を達成したのは主人公だけだもん。 だから「共生」というテーマが心に残って、気持ちよく見終わられる。 感情移入しにくくはあるね。 善玉悪玉がはっきりしない上、主人公はいろんな組織を駈けずり回ってもちっとも問題解決しないし。 でも主人公、坂本龍馬みたいで嫌いじゃないなあ。 若者があちこち走り回って、なかなかうまくいかなくて、それでも自分の思いだけは伝えられて。 「ああ、健全な映画だなあ」って思える。 だから、かなりジブリらしい映画でもあるよね。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-01-23 12:24:46) |
69.自然=神とし、自然との戦い=神との戦いとして描きつつも、神内部・人間内部の抗争も描かれ、恨み・復讐の連鎖まで言及しているので、複雑で少々分かり難い。ジブリは説教クサイので基本的に好きではないのだが、コレはある種の諦めや絶望感があってよかったかな。基本的に皆ものわかりがよくて善人であるというのはマイナスではあるが。クビを狙う爺さんには諦めずに最後まで固執して欲しかったな。必要なのは欲と怒りのコントロール。これが出きれば苦労はしないのだが。ただし、戦いは極力避けるべきだが、納得できない事にはNOと言い、時には戦う事も必要だろうとは思う。 |
68.《ネタバレ》 筋金入りの宮崎駿ファンです! う~ん、終盤あたりが ぱっと しません..結末も期待ハズレ..えっ、終わり?って感じです..(感動とはほど遠い..) 何かをきっかけにすべてが破壊され、ゼロから再出発..ありがちなワンパターンも頂けない..メッセージ性が強い作品に創り上げているのは分かるけど..監督が思っているほど、観ている側には(凡人には)伝わってこない..最近TVで久々に(10年ぶりに)鑑賞..評価は変わらず..むしろ、中盤からラストにかけて..支離滅裂、行き当たりばったりのストーリー展開、そんな印象がますます強くなるばかり..作品自体のインパクトは、さすがです..が、監督の才能を考えると、この評価..残念.. (2016年鑑賞→) 声優が気になる..エボシ御前 声はいいけど演技が下手、サン 前半演技が下手(途中から慣れてくる)、甲六 顔と声がマッチしてない違和感あり(声に特徴ありすぎ)、美輪明宏、森光子、森繁久彌はミスマッチ(プロの声優でいい)、アシタカとトキはさすがに上手い! 【コナンが一番】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-08-06 12:51:51) |
67.個人的に、手に汗握りながらワクワクして観ることのできる宮崎アニメ最後の作品。 【ポン酢太郎】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-12-01 00:24:42) |
66.《ネタバレ》 説教くさい【追記】2度目の鑑賞になるんですけど、意外にも楽しめた、ナウシカっぽい感じではあるけど、素直に観れば楽しめますね。 【ないとれいん】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-08-11 17:44:06) |
65.久しぶりに観返すと思った以上に面白かったです。ジブリと思って観たらダメですね。 【アフロ】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-07-03 23:31:43) |
64.《ネタバレ》 たぶん、誰かがもう書いてると思うが、この映画の、イマジネーションの素晴らしいところは、シシ神が歩くところで、踏みしめた周りの草木が、忽ち成長し枯れてゆくところ、そして、エボシの石火矢の銃床(木の部分)が、メキメキと枝を発し、銃の発射を妨げようとするところ。 命は、発することが是で終ることが非では無いという事、シシ神がその両方をつかさどっている事が、一目で判る表現だった。 また、銃床のくだりは、切り取られてすっかり死んでいると思われた木が、まだ若い枝と葉を付ける事で、やはりシシ神の命を動かす力を感じさせた。 エボシが思っていたであろうように、シシ神が森と動物の守護神のようなものでなく、それに隔てのない命の精霊のようなものであったとすれば、そのシシ神が、生きろとアシタカに言ったのは、森と人間の共存を探る意思を示したように思うが、それだけだとちょっと単純すぎる気もする。神殺しのエボシが結局生き残ったのも、ちょっと甘い。あるいは、双方少しずつ、侵食しあいながら、折り合いをつけなければ成り立たないという、現実を写した趣向なのか。 一方、タタラ場とそれを欲している侍たちの話は、ちょっと邪魔な感じがする。人間、動物、自然、命といった主題に直接絡む物語に専念させてほしい感じ。 【Tolbie】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-07-02 22:08:44) |
63.《ネタバレ》 妻投稿■この映画はちょっと私と価値観が違うかな。私は絶望と破滅に遭遇したとき、戦わなくちゃいけないものは「憎しみ」という感情よりも「無力感」だと思う。無力感は本当に身を滅ぼすから。(「キリング・フィールド」の農場のシーンみたいに)。一方この映画は、憎しみと人間が持つ万能感を自然の反乱という物語を利用して批判している。■ただ人間が死や殺戮に憎しみを持ち、自然に対して万能感を持つようになった、つまり自分たちは自然の中ではなく、自然の外に生きているのだという認識が変化したころって、もののけ姫の時代じゃないかと思います。味噌汁を食べるジゴ坊さんとまったく子供がいないタタラ場、そこから終盤の優しい森とトキの台詞の変化にそれがうかがえるんじゃないかな。この映画は死者を埋葬ではなく屈葬していた時代からの意識の変化、自分の命と自然の命に対する世界観の変化を、実際は何百年もかけているのを数十分で表現しているのではないかなあと、知ったか妄想爆裂させている私です。 【はち-ご=】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-02 08:33:13) |
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62.作品としては一級品。ただ心に残るかどうかは人それぞれ。 【たこちゅう】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-12-25 12:05:41) |
61.《ネタバレ》 人に「どんな映画だった?」と言われて一番返答に困った映画。ストーリーを短文で説明するのは不可能に近い深さです。 ちなみに子どもころジコ坊のステップを踏みながら水たまりを避ける「ジコ坊の舞」遊びが流行りました。しかし彼がダイダラぼっちの首が入った桶をとろうとして転がりまくったのは超お笑いだよね。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-12-05 01:15:17) |
60.ナウシカとは比べ物にならないほど、いいと思う。この荘厳な雰囲気がたまらない。 【Yu】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-07-25 20:30:33) |
59.ジャパニーズアニメーション、さすがジブリは細部まできっちりと表現しているな~。おっことぬし様の目ヤニが気になってしょうがない! 【くまさん】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-07-07 02:14:28) |
58.娯楽映画として、中々の出来だと思う。 アニメーションだからこそ出来た壮大な世界観に、素直に見とれてしまった。 サンの声優がちょっと痛いが。 【タックスマン4】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-16 18:30:32) |
57.1997年、当時小5・6くらいでした。この年映画界を席巻した2本の作品として脳裏に刻まれています。そう、タイタニックともののけ姫です。 【シトロエン】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-01-31 18:17:27) |
56.《ネタバレ》 千切れる腕。千切れる首。積みあがる死体の山。動物の大量虐殺。平然と人を殺す主人公。とても子供に見せれるような内容ではないと感じました。子供にはこの映画が発するメッセージなどほとんど理解できないのではないでしょうか。大人が観たとしても、あまりにも複雑に色々な要素が絡み合っているように感じます。戦争。自然。共存。信仰。愛国心。人の業。守るべきもの。守るために戦う者。あまりにも多くのものを詰め込みすぎた。だからこそ千差万別の評価があり、感想があるのでしょう。ただ、映画としてはやはり素晴らしいクオリティを持っており、分別のつく年齢に達すれば十分に楽しめる作品であるでしょう。アニメである以上は子供にも楽しめればもっと評価は高かったはず。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-01-23 17:18:32) |
55.《ネタバレ》 もののけ姫というタイトルながらサンの印象が薄い。一番印象深いのは神々と自然の姿ですね。そこに人間がワ~ギャー入ってきてもなんかレベルの違いを感じてしまいます。 結局人間の自作自演物語で、こんなに駄目駄目でしょう?と自己憐憫しているように。それを教訓的に描いていますがでも、そういう駄目な人間を魅力に感じている作者の意図も見えるような気がしますね。 【森のpoohさん】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-01-11 09:38:01) |
54.《ネタバレ》 神話の時代の終焉を描いた大河アニメ、といったところでしょうか。アシタカの聖人のような優等生ぶりとサンの120%の純粋さが鼻に付きました。周囲のキャラクターが(もののけを含めて)しっかり人間臭かったので、主演のふたりが浮いてましたね。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-10-23 01:44:44) |
53.《ネタバレ》 小学生の頃に見たときものすごい衝撃を受けました。 それまではジブリファンじゃなかったんですが一気にのめりこむきっかけを作ったのは紛れもなくこの作品です。 今見れば多少粗はあるものの人物の動きもストーリーもジブリシリーズでは上位に入ると思います。 ってゆーかジブリの中でアシタカが一番格好良い。最高。ヤックル飼いたい。こだまでもいい。自然と人間の共存、戦いをテーマにしてるのに何気ファンタジー色が強いのもつぼです。私にとってこの作品までがジブリ作品です。 「黙れ小僧!!」 未だによく友達と真似してます(汗) 【ハリ。】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-03-22 13:09:26) |