4.《ネタバレ》 好き、と言うとアタマを疑われちゃう感じですが、好き。ホラー映画としては思いっきり失格だとは思うんです。ちっとも恐くないし、なんだか『スペースバンパイア』のできそこないみたいな展開だし。でも、私はこれを恋愛映画として見てしまったので、あーなんて悲しくって感動的な物語なんでしょー、と(ああ、聴こえてくる、「はあああ?」「えええええ?」)。イヴとしてでなく、聖美として利明を本当に愛した、そう信じるって、それがエンドクレジット部分で描かれた映像で暗示されて、幸せだったあの頃~、なんて思ったら泣けてきて(「はい~?」「あ~?」)。だって、葉月里緒菜、良かったし(「うそ~」「ダメだこりゃ~」)・・・。確かに、すっかり感動しちゃってる私の後ろの席で、お兄ちゃん二人がモメてましたけどね。「なんだよ、お前のせいだからな。こんなモン見せやがって」「知らねえよ、映画のデキなんて見る前から判るかよ」。そこでもし「私は良かったと思いますがぁ」なんて言ったら殴られてただろーな・・・。