兄いもうと(1936)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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兄いもうと(1936)

[アニイモウト]
1936年上映時間:60分
平均点:7.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2004-10-08)【彦馬】さん
タイトル情報更新(2016-05-17)【イニシャルK】さん
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監督木村荘十二
キャスト丸山定夫(男優)兄 伊之
竹久千恵子(女優)妹 もん
堀越節子(女優)妹 さん
小杉義男(男優)父 赤座
英百合子(女優)母 りき
大川平八郎(男優)学生 小畑
東野英治郎(男優)(クレジット「本庄克二」)
榊田敬二(男優)郵便屋
原作室生犀星「あにいもうと」
配給東宝
美術安部輝明
編集岩下広一
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1.成瀬巳喜男がリメイクした『あにいもうと』を観た後だったので、話の展開については新鮮味がなかったが、それでもその完成度の高さに唸らされた。
1時間という短い尺の中で、家族それぞれの人間像をとても巧く描いている。
頑固オヤジだが一家を支える父、常に優しく人思いの母、やさぐれてはいるが妹との会話で優しい一面を見せる姉、純情可憐な妹、そして悪態をついてばかりいるが実は誰よりも妹思いの兄。
こういった家族像を明確に描いた上で、優男の大川平八郎が登場する。
明らかに肌色の違う都会の男と、泥臭い田舎の一家が不協和音を起こす。
そこに起る悲劇。
しかしそれを支える家族愛。

美しい音楽と、躍動感溢れる映像がそれを支え、見事な掌編と相成っている。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-12-25 22:55:40)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 7.50点
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