ゆりかごを揺らす手のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ゆりかごを揺らす手

[ユリカゴヲユラステ]
The Hand That Rocks the Cradle
1992年上映時間:110分
平均点:6.64 / 10(Review 129人) (点数分布表示)
公開開始日(1992-04-11)
サスペンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-05-10)【Olias】さん
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監督カーティス・ハンソン
キャストレベッカ・デモーネイ(女優)ペイトン
アナベラ・シオラ(女優)クレア
マット・マッコイ(男優)マイケル
アーニー・ハドソン(男優)ソロモン
ジュリアン・ムーア(女優)マリーン
戸田恵子ペイトン(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)/クレア(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
佐々木優子クレア(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
安原義人マイケル(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
水野龍司ソロモン(日本語吹き替え版【VHS/DVD/テレビ朝日】)
小宮和枝マリーン(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
曽我部和恭(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
佐久田修(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
仁内建之(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
幸田直子ペイトン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原康義マイケル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
音楽グレーム・レヴェル
ティム・シモネック(音楽スーパーバイザー&追加音楽)
編曲ティム・シモネック
グレーム・レヴェル(追加編曲)
撮影ロバート・エルスウィット
製作テッド・フィールド
製作総指揮ロバート・W・コート
編集マーク・スティーヴンス〔編集〕(第一編集助手)
録音リチャード・ポートマン
その他ティム・シモネック(指揮)
あらすじ
夫と娘との幸せな生活の中、クレアは2人目の子供を身ごもるが、産婦人科で、医師に不審な診察を受ける。猥褻な行為に及んでいるとしか思えない。彼女と夫は医師会に訴え、他も同様の女性が訴えをおこす。産婦人科医は、訴えを苦に自殺。一方産婦人科医の残された彼の妻ペートンも妊娠中。彼女は、夫の死と財産の全てを奪われることに、衝撃を受け昏倒、流産した上に子宮を全摘される。一方、クレアは無事に出産。ペートンは、自分の過去を隠し、クレアの家庭に住み込みのベビーシッターとなる…。女性の闘いを描くサイコ・サスペンス。
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12
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37.《ネタバレ》 ソロモンの冒頭からの登場によって、彼が最後に救うであろうことが読めてしまうことは、まったく問題ではない。

クレアが行きずりのペイトンをすんなり乳母にさせてしまうことも、まったく問題ではない。

なぜなら「ゆりかごを揺らす手」は、ペイトンによる”お手紙ビリビリ工作”、”マリーンのライターで浮気工作”、”お誕生日サプライズの場で赤っ恥工作”、”ソロモンの工具いれにオパンチュ工作”、”吸入器の中身ヌキヌキ工作”といった、陰湿さの湿度が非常に高い楽しいシークエンスをひたすらただ楽しむことに尽きる作品だからだ。

特にクレアの性格設定はきちんとできている。

「乳母って信用できないわ」といいつつ、3歩歩いたらモノを忘れるニワトリのように、道で出会った女性を乳母として家に入れてしまうヌケ感がきちんと描かれているからだ。
命にかかわるくらい大事な吸引器も、家のあちゃこちゃの引き出しに、乱雑な中身の間にテキトーに放り込んであるだけのヌケ感がきちんと描かれているからだ。(容量の残りの確認もこれでは把握しずらいだろうに)

子供をペイトンにまかせっきりで、自分は庭のお手入れや植物園でのボランティアに精を出し、3人でいるときさえ赤ん坊にかまわないのも、彼女が親として、子供を敵(ペイトン)から守ることがまともにできない、頼りない女であることを、しっかりと描きこんでいる。

だからこそ、産婦人科医はセクハラの相手としてクレアをターゲットにしたというプロットにも説得力が生まれる。
電車内でチカンでも、”しっかりしていない”、”甘い”・・・といったオーラが出ている女性ほど、チカンの対象にされやすいが、まさにクレアがそのタイプだろう。

ペイトンの工作にも、まんまと次々とひっかかっていく単細胞っぷりをひたすら楽しむ。それが鑑賞者のたしなみだと言っても過言ではない。

最後にペイトンが、それまでの地味な陰湿工作に反して、力技でカタをつけようとする姿勢についても、違和感はない。

手紙ビリビリ工作を植物園のトイレで行った際、ビリビリしながら次第にブチギレで、トイレのバッコンで壁やドアをメッタメタにし、バッコンのさきっちょが吹っ飛ぶほどたたきまくっていた様子から見て、ペイトンは

<ホントは力技でクレアをこの世から抹殺したかったが、グっとこらえて、工作活動に専念していた>

ということがありあまるほど分かる。本来は力技でいきたかったペイトン。
ペイトンが、温室の屋根を開けてクレアを抹殺しようとしたり、最後にクレアを屋根裏で叩き殺そうとするといった、力技を行使するときは

<窮地に立たされて、ワレを忘れた時>

であることもポイントだ。すなわち温室作戦のときは、家族が自分だけ置き去りにして旅行に出て自分の処遇を勝手に話し合われてしまうと知ったとき、屋根裏作戦のときは、クレアが自分がモット夫人であることを知ってしまい追い出されてニッチもサッチもいかなくなったときである。

力技で来た敵には力技しかないわけで、クレアがペイトンを窓から吹っ飛ばしたプロットについても、特に意義はない。


最後にひとつ。

ソロモンが、柵を立てててくれるように頼まれたときに一家にたずねたセリフ

「それは、家の人が外に出ないようにですか?それとも外の人が家に入らないようにですか?」

は、実に絶妙である。

実際ペイトンにトドメを刺したその柵は

★家の人が外に出ないようにする→ ペイトンに家庭を乗っ取られて、クレアが家を出るハメにならないようにする
★外の人が家に入らないようにする→ペイトンが家庭を乗っ取って、自分の家にしてしまわないようにする

という意味で、非常に有効な働きをしたからだ。

ソロモンの質問に対して、笑いながらクレアが「どっちもよ」と答えたが、ソロモンに功労賞を送るなら、ギア付きの自転車どころか、ブリジストンの20万くらいする電動機付き自転車をあげないといけないくらいだね。
フィンセントさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-14 09:53:24)
36.逆恨みしたくなる気持ちは分からないでもないですが、計画的な陰湿さで殺しがからんでくる復讐はさすがになしですね。逆恨みに至るまでの経緯やその後の展開はサスペンス感十分でなかなか面白い映画です。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-01 21:15:25)
35.ソロモンがナイスです!
珈琲時間さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-30 11:02:29)
34.《ネタバレ》 復讐といっても、子供に手をかけるのではなく、取り込んで奪っちゃうとは予想外だった。なんか私は屈折してるのか、いかにも善人そうなクレアファミリーがあんまり好きじゃなかった。確かに逆ギレは迷惑なんだけども、ペイトンが被った不遇に多少なりとも自分らが関わっているとは思わないのかな。“変態医者の身内なんだから報いを受けて当然”みたいな描写がちょっとイヤだな。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-19 01:18:56)
33.《ネタバレ》 じわじわと来ますね~。

この映画程ではないけど(当たり前だが)、女性って澄ました顔して色々企んでいたりする部分があるのを実感としてあるから(私だけか?)、非常に恐い。

しかしペイトンの思惑通りに行き過ぎる面があるのと、信用出来る所の紹介でもないのに行き成り飛び込みで売り込んで来た乳母に大事な赤ちゃんを任せる呑気っぷりなクレアが気になりマイナス点。

でも、これだけのサスペンスなのに、ラストのソロモンの件は一寸ほろりとさせられ、彼のキャラがアクセントになっていて良かったです。


ぐうたらパパさん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-13 15:23:38)
32.《ネタバレ》 ペイトンの復讐、おそろしいですね。
じわじわ壊していく感じはこっちまで蝕まれてしまいそうでした。

最後、あっさり去っていくんだなあと思ったらやっぱり反撃に。
エマちゃんの賢さとソロモンの活躍で、画面から目が離せませんでした。

でも、最初の方の復讐のきっかけになったところ。
わいせつされた気がする・・・と言ってすぐに訴えよう、となるところが
さすがアメリカかなーと。
いっぺんに旦那も子供も失ったペイトンがかわいそう。
・・・と同情してしまうのはペイトンが美人さんやからかな?笑
らんまるさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-27 16:01:18)
31.《ネタバレ》 復讐が心理戦でおもしろかったです。で、結局ペイトンはどうなりたかったんだろう。もう一回、家庭を手に入れ直したかったのか?ペイトンのことを考えると、かわいそうです。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-16 22:34:06)
30.《ネタバレ》 低予算ながら、飽きさせない脚本で引き込まれた。
へろへろさん [地上波(吹替)] 7点(2011-01-03 17:17:32)
29.《ネタバレ》 デモーネイが超人的な行動をするのではなくて、「自分で母乳を与えて乳児を自分のものにする」とか、「サプライズパーティを利用して混乱させる」とか、身近な範囲内でじわじわ攻めてくるのが、現実味があって良い。また、登場人物が怖がったり脅したりするだけではなくて、1つ1つのシーンできちんと心理表現の演技がついているのが、作品の質を高めています(赤ちゃんにすら表情が表れている!)。ただし、出発点がどっちが善とも悪ともつかない心理の綾が設定として優れているのに、最後はやっぱり単純肉弾戦になってしまったのは、ちょっと残念。
Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-02 00:18:09)
28.《ネタバレ》 まず魅力的な家族を見せておいて、それがどうなるかドキドキする恐さがある。そして復讐するために、小道具をうまく使って戦う可哀そうな未亡人がいる。これは良く出来たサスペンスだと思います。配役が良かったのだと思う。これがアナベラの代わりに知名度のあるデブラウィンガーあたりが演じていたら、レベッカが完全に悪役になって、面白さは半減だったかも。レベッカの時折見せる冷たい表情が良かった。それが実に哀しい。ラストも「危険な情事」のように最後が銃でバン!なんて展開だったら、がっかりものだったが、2人の女の母親争いでドタバタやったのも良かった。でもこれじゃ、レベッカがあまりにも可哀そうだ。彼女にも何か救いが用意されてる結末だったら、もっと良かった。まぁ、サスペンスだからね。それにしてもアナベラがレベッカを疑いだすのが遅い。もっと早く気づいて女性の心理戦が展開されても面白かったのでは?それにしてもこの時代、「ランプリングローズ」を観ても分かるように、平気で男女の家族の中に、年頃の女性がお手伝いさんや乳母として一緒に同居するという、危険な仕事があったんだね。この映画では旦那は浮気しなかったが、こんな状況じゃ家庭が崩壊するというパターンも多かったんじゃないかなぁ。ヨーロッパの昔の作品に出てくるように身分がきちっと分かれていても、不倫しちゃう映画が多いのに、自由の国アメリカでこんな状況なら男は舞い上がっちゃうよ。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2010-05-12 11:53:27)
27.これは面白かったです。
Kさん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-09 17:38:29)
26.レベッカ・デモーネイが怖い!たまに普通の人の役をやっていると、いつかキレだすんじゃないかとビクビクしてしまう。それくらいこの映画はハマリ役。ベタだが、知的障害のあるアーニー・ハドソンが子供たちを守ろうとする姿にグッときた。この当時のサイコ・サスペンスの中では頭ひとつリード。無名時代のジュリアン・ムーアも出ている。
フライボーイさん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-20 17:54:44)
25.《ネタバレ》 これはまず「題名が怖い!!」んです。
(揺りかごを揺らす手は、世界を支配する手である)という聖書だか何だかの一部ですよね。その揺りかごを揺らす手が、ある日自然に、しかも用意周到に計算されて家庭に入ってくる。そこんとこの怖さがひしひしと・・・。
しかも、単に頭のおかしい人間がしているのではなく、その人間もそうしてしまう過程にとても悲惨な現実があるんですね。
特に子供のいる方が見ると、その辺の怖さが更に倍増するのではないでしょうか。
ロボットさん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-13 17:49:13)
24.映画館で見たのがもう15年も前という事実にまずびっくり。
なかなか良質なサスペンス。
最後に結局悪者で殺されてしまうペイトンも実はかわいそうな
立場の人なんですよね。夫を失い子どもまで失い少しずつ
心に狂気が芽生えてしまったのかな、と。
その復讐の仕方が直接グッサリ、ではなくジワジワと段々と
効いて来る所がとても怖い映画です。
映画館を出た後皆一致した意見が「マイケル役立たず」でした。
MKさん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-23 10:00:11)
23.なかなかレベルの高い脚本ですね~ラストあたりがちょっとだけ劇的..シンプルで尚且つ深い、ワンランク上の脚本、演出にしてほしかった..ツッコミたいところがあったので、-1点...
コナンが一番さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-02-15 17:33:20)
22.今まで恐ろしい映画を一杯観すぎてしまったせいか、特に際立って恐ろしいとは感じませんでしたが、正統派のサスペンス映画として非常に真面目に良く作られている感じがしました。レベッカ・デモーネイの存在感も良いですし、アナベラ・シオラが弱々しいのも上手いですよね。ひまつぶしにちょうど良いほどほどのサスペンスという印象があります。悪くなかったと思います。
anemoneさん 7点(2004-01-04 12:23:29)
21.女性のストーカー的な演技って怖いですよね。レベッカ・デ・モーネイが金髪の美人だけに余計に怖さが増してきます。流産したこととか、医者のモラルとかが問われる課題だとは思いますが、それよりも静かに狂気を見せる彼女の演技に拍手です。温室のシーンが怖いね。
オオカミさん 7点(2003-11-30 16:48:35)
20.《ネタバレ》 この作品で、ジュリアンムーアを知って、とても凛としたかっこいい女性だなあって思った記憶があります。レベッカの執念たるや、同じ女から見ても怖いよう~/(・_;\ でも、旦那が妊婦にわいせつ行為してたくせに、逆恨みもいいとこだよ。旦那も旦那でバレたからって自殺するし。アホ夫婦ですな。
カズレーさん 7点(2003-11-11 13:55:39)
19.内容もよかったと記憶していますが、一番記憶に残っているのはインテリア、好きな感じだったし、映画の為に集めた感じがしなかったのでストーリーに入りやすかったです。カーティス・ハンソン監督結構好きです。
ウメキチさん 7点(2003-10-25 16:49:33)
18.じわじわと怖くなっていった。果物ナイフでりんごを食べるシーンは特に(その前の泣きじゃくるシーンとのギャップが・・。)。
黒猫トムさん 7点(2003-08-04 12:58:49)
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【点数情報】

Review人数 129人
平均点数 6.64点
000.00%
110.78%
210.78%
343.10%
443.10%
5129.30%
63527.13%
73728.68%
82015.50%
91410.85%
1010.78%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review7人
2 ストーリー評価 6.50点 Review6人
3 鑑賞後の後味 6.16点 Review6人
4 音楽評価 7.66点 Review3人
5 感泣評価 6.66点 Review3人
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