1.《ネタバレ》 世界の滅亡は恐ろしい。とても恐ろしい。でも、宇宙人の侵略や巨大隕石の衝突による世界の滅亡よりも恐ろしいもの…それは「日常生活の破綻」だと思う。
自分の家が無くなる、恋人がいなくなる、お母さんが偽物になるなど、日常生活の破綻から映画や物語が始まるのはツネ。
特に子どもたちにとっての最大の恐怖は「家族が家族でなくなる」ことではないか。
その恐怖感が十分表現された前半は、映画としてとても面白くみれる。
しかしあの後半からラストにかけての、ぐでぐでな展開は、むちゃくちゃ笑える。このような映画的破綻を目の当たりにすると、恐怖すら感じる。