1.《ネタバレ》 この監督、100歳で現役なんですね! 年齢に関係するかどうかは定かじゃないけど、他では観れない面白み溢れる画面でした。
「昼顔」のエンディングが残したひとつの疑問。ユッソンはセヴリーヌ の亭主に真実を告げたか否か…?。
問題のシーンでのユッソンのセリフ。「私が秘密を話したか、何も話さなかったか。分かるかな? ふたつのうちのどちらが真実でどちらが嘘か」。セヴリーヌ は一瞬考えた後に、何かに気付いた表情をし、激怒して席を立つ。2回見直して得た私の解釈。答えがどちらかにあったなら、「ふたつのうちの…」なんて言わない。答えはたぶん「何かを話したけど、秘密を(正確に)話した訳ではない」。セヴリーヌ は40年も亭主の涙の意味を考え続けたが、その思考シミュレーションの前提となる部分が違っていたことに気付き激怒した。ユッソンがどんな話をしたかは分からないままだけど、どうでしょう、この解釈? でも、直後に新しい問題が投げつけられる。あのニワトリはなに? 意味なんてあるのか? 全然分かりません。