2.テーマはとても興味深い。宇宙の誕生と人間が存在する意味。関係無さそうな二つの大きな謎をうまく関連付け、知的好奇心を刺激するハードSFの体裁を持ちながら、理屈抜きのエモーショナルな人間ドラマも併せ持つ意欲的な内容だと思う。演出は邦画の悪いところが出てると思う。向いてない表現に挑み見事に中途半端な仕上がりになってしまっている。もっと落ち着いた演出だったら傑作になってたかもしれない。
しかし、これはこれでアリかもしれないと思う。ブサイクな表現ながらも市原隼人の理屈抜きの勢い、エネルギーは伝わりました。