1.《ネタバレ》 すし屋でバイトするロックンローラー志望の青年が主人公。
双子の大学生の弟が旅に出るため、授業とゼミの代返を頼まれる。
ゼミにはクローン出生で、引きこもりがちの超天才物理学少女がいた。
ふとしたことで、二人は「宇宙の作り方」というテーマで研究を始める。
理論が完成すると、少女は暴走し、実際に宇宙を作る実験を行う。
自衛隊のコンピューターをハッキングして、発電所を支配、日本中から電力を集め、
自ら設計したビーム衝突型の高エネルギー粒子加速器の出力を最大に…、
小型ブラックホールが出現したりして、とても危険な状態になる。
そこへ青年がバイクで現れ、ベートーベンの「歓喜の歌」を熱唱。
感動した少女は実験を止め、飛び降り自殺しようとする。
青年は少女に自殺をとどまるよう説得し、持参した「すし」を食わせる。
こうして世界は崩壊の危機をまぬがれた。
青年は「すし職人」になることを決意した。
荒唐無稽な話と一笑されてもしかたがないような重みのないストーリー。
ハードSF風に始るが、終始カメラは少女の素足や胸元アップをねらう。
少女はいつもジャージ姿、とても無愛想なのでかわいくない。
なぜか、豪邸の少女の部屋の床にくぼみがあり、水が溜まっている。
青年はロックンローラー志望なのに、ここぞというときに歌うのが「歓喜の歌」で、すし職人をめざすのだろうか。
少女は人間性を取り戻したのだろうか?
いろんなことが、よく分からないまま終了。
もやもやしたい人にのみオススメできる映画です。