8.《ネタバレ》 雰囲気は良い。キャストも良い。とりあえずリーアム・ニーソン主演だったら手堅くまとまるし。
難を言えばテンポがイマイチ。
そして字幕で見ると、序盤から中盤にかけての話がわかりづらい。
わかりづらいから、せっかくのミステリーなのに考えようという気が起きない。
途中で早戻しをして、今度は吹き替えで再チャレンジ。字幕よりかはわかりやすい。それとも2回目に見たからだろうか。
しかしそれでもマットが『俺は手を引く。ケニーに明日金は返すと伝えておいてくれ。』と途中で仕事を放棄しようとした理由がよくわかりません。
あと、意味があるようでないエピソードが多すぎます。
何かの伏線になりそうで、なんの伏線にもなっていないエピソードが多すぎます。
黒人少年のTJが銃をくすねたエピソードだって、終盤その銃でTJがマットを助ければ『ほら、役に立ったでしょ。』って皮肉めいたセリフの一言にでもつなげられそうなものなのに。
妻を殺されたケニーが、遂に妻の敵の殺人犯を捕まえるも、なぜかもったいぶって復讐しない。それどころか、気付いたらいつの間にか犯人に返り討ちにされちゃってます。そ、それでいいのか、ケニー。
実は兄のピーターが弟を警察に売っていた、とか真相がわかっても全然驚きにつながらないエピソード。
黒人少年TJの病気、とか必要性を全く感じないエピソード。
とまあ、文句ばかりをつらつらと並べても、見ている間はなぜかそれなりに面白いんですよねー。
やっぱ映画は緊張感が大事ってことですかね。
疲れすぎない程度の程よい緊張感を楽しめる作品ではあります。