誘拐の掟のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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誘拐の掟

[ユウカイノオキテ]
A Walk Among the Tombstones
2014年上映時間:114分
平均点:6.14 / 10(Review 21人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-05-30)
サスペンス犯罪ものミステリー小説の映画化
新規登録(2015-07-20)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2017-07-13)【たろさ】さん
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監督スコット・フランク〔脚本〕
キャストリーアム・ニーソン(男優)マット・スカダー
ダン・スティーヴンス〔1982年生〕(男優)ケニー・クリスト
デヴィッド・ハーバー(男優)レイ
ボイド・ホルブルック(男優)ピーター・クリスト
脚本スコット・フランク〔脚本〕
製作ダニー・デヴィート
マイケル・シャンバーグ
ステイシー・シェア
製作総指揮ナイジェル・シンクレア
ガイ・イースト
ケリー・オレント
配給ポニーキャニオン
あらすじ
かつてはニューヨーク市警の敏腕刑事だったが、酒に溺れた末にある事件を契機に引退し、今は無免許の私立探偵業を標榜するマット・スカダー。ある日、彼の元に愛妻を誘拐犯に無残に殺された男から、犯人探しの依頼が舞い込む。依頼人は麻薬売買の仲介人。関わるべきではないと一度は依頼を断るスカダーだったが、改めて事件の全容を知るうちに一転して引き受けることに。刑事時代に染みついた勘を頼りに地道に聞き込みを続ける彼は、残忍な犯行を繰り返している犯人の異常性を知ることになる。そんな中、少女誘拐事件が発生。再び依頼を受けたスカダーは、犯人と直接交渉することになるが…。「マイノリティ・リポート」「アウト・オブ・サイト」のスコット・フランクがリーアム・ニーソンを主演に迎え、米作家ローレンス・ブロックによる原作「獣たちの墓」を映画化。
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1
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8.《ネタバレ》  雰囲気は良い。キャストも良い。とりあえずリーアム・ニーソン主演だったら手堅くまとまるし。
 難を言えばテンポがイマイチ。
 そして字幕で見ると、序盤から中盤にかけての話がわかりづらい。
 わかりづらいから、せっかくのミステリーなのに考えようという気が起きない。
 途中で早戻しをして、今度は吹き替えで再チャレンジ。字幕よりかはわかりやすい。それとも2回目に見たからだろうか。
 しかしそれでもマットが『俺は手を引く。ケニーに明日金は返すと伝えておいてくれ。』と途中で仕事を放棄しようとした理由がよくわかりません。
 あと、意味があるようでないエピソードが多すぎます。
 何かの伏線になりそうで、なんの伏線にもなっていないエピソードが多すぎます。
 黒人少年のTJが銃をくすねたエピソードだって、終盤その銃でTJがマットを助ければ『ほら、役に立ったでしょ。』って皮肉めいたセリフの一言にでもつなげられそうなものなのに。
 妻を殺されたケニーが、遂に妻の敵の殺人犯を捕まえるも、なぜかもったいぶって復讐しない。それどころか、気付いたらいつの間にか犯人に返り討ちにされちゃってます。そ、それでいいのか、ケニー。
 実は兄のピーターが弟を警察に売っていた、とか真相がわかっても全然驚きにつながらないエピソード。
 黒人少年TJの病気、とか必要性を全く感じないエピソード。
 とまあ、文句ばかりをつらつらと並べても、見ている間はなぜかそれなりに面白いんですよねー。
 やっぱ映画は緊張感が大事ってことですかね。
 疲れすぎない程度の程よい緊張感を楽しめる作品ではあります。
たきたてさん [DVD(字幕)] 7点(2024-10-18 04:17:45)
7.《ネタバレ》 すっかり沈着冷静な最強の男のイメージを身に着けたリーアム・ニーソンさん。今回も冒頭から無敵ぶりを発揮します。しかし、酒の魔力は彼の能力を知らず知らずに奪っていたのですね。結果、落ちぶれて無免許の私立探偵稼業で食い繋ぐことに。この辺りが、近年の無敵オヤジ像とは少し違ってきます。このキャラ設定が何ともニーソンさんに似合ってますね。魅力十分に物語は始まり、展開していきます。ただ、どうでしょうか?原作未読ですが、2時間弱の尺ではどうにも窮屈だったようで、良く言えばスピーディ、悪く言えば説明不足感が否めないような。テンポよく物語は進むのですが、ディテールを置いて来てしまった感があります。次第次第と盛り上がって行った末のクライマックス!という感じでもないので、エンディングでの主人公と犯人との対決シーンが、思いの外さらっと流れて行ってしまうような。もう少し尺が欲しかったような気がします。
とは言え、暗くジトっとした雨のニューヨークを舞台に繰り広げられる息詰まる攻防戦。リーアム・ニーソンファンならずとも惹き付けられる秀逸なサスペンス作品に7点献上します。
タコ太(ぺいぺい)さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-11-17 00:42:22)
6.《ネタバレ》 登場人物の設定や繋がりがなかなか良いなと思いました。
麻薬の売人の家族ばかり狙う猟奇殺人、犯人は麻薬に対して並々ならぬ恨みがあるのかと思ったんですが、単に金銭目的のサイコパスで、男が腕力では確実に勝てる女ばかり狙う。情け容赦なくリーアム・ニーソンにセイバイされてよい犯人でした。
全体的に乾いた質感でハードボイルドな雰囲気はとても良いです、犯人と電話交渉するマット・スカダーが非常にカッコイイです、いろいろあっても有能な警察官だったことがここでわかるんですが、クライマックスである犯人との直接対決がいまいち盛り上がらなかったのが残念だなあと。断酒会での女性のスピーチもなんかよくわかりませんでした、あんまり関連性を感じないというか。
次のターゲットは変更となった矢先、真っ赤なコートの美しい娘が登場となった時のスローモーションと犯人の表情とあの音楽、唯一笑えたシーンでした。始終枯れた雰囲気の映像の中の鮮やかな赤に懐かしさのあるあのサウンド、あの曲の効果がすごいなと。「ハーディ・ガーディ・マン」て曲なのね。なんかやけに印象に残るシーンでした。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-20 14:55:42)(良:1票)
5.年を取るほど渋みが増すニーソンのかっこよさが余すところ無く発揮された一本ですねえ。鬼畜犯人どもの実態がわりと凡庸な描写に終わったのはやや尻すぼみな感があったり、証拠写真に何が写っているのかこちらの脳が認識する前に画面が変わってしまったり、と不満もあるのですが、一方でキレの良い演出も散見します。冒頭の横たわる女性。その意味がわかってゆく時の総毛立つようなカメラの引き画、ここ凄いですね。マット・スカダーという男の性格説明も簡潔でうまい。とりあえず自分の食事を後回しにして依頼人に応じ、足を使って丁寧に聞き込みをする。犯人との交渉では一歩も引かない頼もしさ。みんなの思っていることを、びしっと犯人に叩きつけるニーソン、ほれぼれします。落ち着いた色調も好ましく、加点に次ぐ加点で、結果この点数になりました。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-01 00:29:19)(良:1票)
4.《ネタバレ》 犯人はすぐに顔出しします。なので、犯人捜しはメインではなく、過去の失敗を背負って正義に対面する男のドラマが映画の核なのでしょう。大きな背中と重厚な演技で無骨な無免許探偵を体現するリーアム・ニーソン。ハマり役です。ここ最近は、怒れるオヤジとしてアクション映画への出演が続くニーソンですが、今作は彼の本領発揮となる良作です。
カワウソの聞耳さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-20 20:53:38)
3.《ネタバレ》 リーアム・ニーソンの渋い魅力炸裂のハードボイルド・サスペンス。
ある事件を契機に警官の職を辞し、過去を引きずりアルコール依存と闘いながらも、今はモグリの私立探偵稼業で食っている。
ガヤガヤしたところが全く無い、この乾ききった世界観。ニーソンの醸し出す雰囲気、佇まい、全てがピタリとはまっています。
ニーソンといえば、どうしても最近の「96時間」シリーズのような最強オヤジもののイメージがあるので、
いつもの通り最後はニーソンの怒りの鉄拳炸裂でもスカッとしたかもしれませんが、
本作のニーソンの弱さも感じさせる人間臭いキャラクターにそれは似合わなかったと思います。
とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2017-01-15 12:57:42)
2.《ネタバレ》 アルコール依存症を克服し自助グループに通う元刑事と、親に捨てられひねくれた黒人少年との心の交流が描かれる。いっぽうで、次々と猟奇犯罪を犯すゲイのカップルの心理についてはほとんど描かれていない。ストーリーはそこそこ入り組んでいるため、視聴後ネットであらすじを漁って納得した部分も多し。2000年問題が騒がれる一昔前のニューヨーク。「セブン」のように雨が降っているシーンが多く、主人公も寡黙で、声も小さく、しっとりした雰囲気が全体に漂っている。奥さんをこよなく愛する麻薬の密売人、病気の妻を看病し娘を愛する同じく麻薬の密売人。大した謝礼はもらえないのに人情から危険な仕事を引き受ける主人公。密売人の娘の少女が付け狙われるときに流れる抒情的な音楽が違和感あり。結構楽しめる私立探偵もの。
エンボさん [DVD(字幕)] 7点(2016-06-18 21:24:19)
1.『96時間』の大ヒット以降は暗い過去を抱えた暴力オヤジ役をひたすら演じ続け、もはやどれがどれだか分からなくなりつつあるリーアム・ニーソン。本作の主人公マット・スカダーもその系統のキャラクターであるためニーソンはいつものニーソンではあるのですが、80年代にもジェフ・ブリッジス主演で映画化されたことのある人気ハードボイルド小説を原作とし、『アウト・オブ・サイト』や『マイノリティ・リポート』で知られるスコット・フランクが脚色を担当したことから、作品のクォリティは従前のニーソン作品と比較して格段に優れたものとなっています。
ひょんなことから舞い込んだ依頼や、思わぬ相棒の登場など、前半部分は探偵ものの定石に当て嵌めた作りとなっており、これら一種の様式美が微笑ましく感じられます。点と線をつないでいく捜査過程にはビジュアル的な刺激が少ないため少々退屈させられるのですが、この部分ではかなりの情報量がコンパクトにまとめられており、ひとつのセリフを聞き逃すと全体を見失うおそれがあるため、まったく気が抜けません。この辺りはただ情報をまとめるだけではなく、もっと動きのある展開にしてくれると良かったのにという点が不満でした。
ただし、新たな誘拐事件が発生し、犯人との直接交渉が始まると、映画は急速に熱くなっていきます。ゲスな犯人に対抗する主人公のタフネゴシエーターぶりがとにかくかっこよく、切れ味抜群な言葉の応酬戦だけで、ド派手なアクションを見せられているような高揚感があるのです。この辺りはスコット・フランクの面目躍如、素晴らしいものをみせていただきました。クライマックスに向けて妙に説教臭くなっていくのが玉にキズですが、事件が解決しても「めでたしめでたし」では終わらない陰鬱な空気感は最後の最後まで維持されており、探偵ものとしては優れた作品だったと思います。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 7点(2016-01-03 01:38:27)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 6.14点
000.00%
100.00%
200.00%
314.76%
414.76%
529.52%
6838.10%
7838.10%
814.76%
900.00%
1000.00%

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