忍びの国のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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忍びの国

[シノビノクニ]
2017年上映時間:125分
平均点:4.44 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-07-01)
公開終了日(2018-02-02)
アクションドラマ時代劇歴史もの小説の映画化
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監督中村義洋
キャスト大野智(男優)無門
石原さとみ(女優)お国
鈴木亮平(男優)下山平兵衛
伊勢谷友介(男優)日置大膳
知念侑李(男優)織田信雄
マキタスポーツ(男優)長野左京亮
平祐奈(女優)北畠凛
満島真之介(男優)下山次郎兵衛
でんでん(男優)下山甲斐
きたろう(男優)音羽の半六
國村隼(男優)北畠具教
上田耕一(男優)森田浄雲
芦川誠(男優)林豊前守
山崎努ナレーション
原作和田竜「忍びの国」(新潮文庫)
脚本和田竜
音楽髙見優
主題歌「つなぐ」
撮影相馬大輔
製作東宝(映画「忍びの国」製作委員会)
TBS(映画「忍びの国」製作委員会)
WOWOW(映画「忍びの国」製作委員会)
ジェイ・ストーム(映画「忍びの国」製作委員会)
毎日放送(映画「忍びの国」製作委員会)
企画平野隆
プロデューサー平野隆(プロデュース)
配給東宝
美術清水剛
赤松陽構造(タイトルデザイン)
衣装黒澤和子(衣裳デザイン)
編集上野聡一
録音松本昇和
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1.《ネタバレ》 虎狼の族(ころうのやから)と呼ばれる“人の心を持たぬ”忍びの集団。その中の天才忍者『無門』が、“人の心”を手にするまでの物語。こう書くと結構な感動ストーリーを想像するかもしれませんが、実際の印象は違います。クライマックス。「おのれらは人間ではない」と仲間に向かって吐き捨てる無門。でも「お間が言うな」としか思えません。というのも、主人公に感情移入する仕掛けが希薄だから。彼の心情を、いくらでも感傷的に、コト細かに描くことも出来たのに。でもこれが本作のスタイル。あくまでフラットに、ひたすら軽やかに、戦国の世の理(ことわり)を描きます。この時代、あの身分、忍びの里の価値観(無門の倫理)に何ら間違いはありません。でも“相手の身になって考える”ナビゲートをされていない観客は、自身の(現代の)価値観と照らし合わせて主人公の言動を判断します。だから感動的であって然るべき無門の内面の変化にも「何を今更」と感じるのです。さらに言うなら、変わり身の術やどとんの術といった娯楽時代劇忍法、あるいは人間離れした体術などの“サービス”が、むしろ軽薄に感じられてしまう側面もあると感じました(忍術多用の合戦シーンは『忍者ハットリ君』さながらに漫画チック。芸人オラキオでオフザケ。かと思えば、無門VS平兵衛の一戦は出色のアクションだったりします)。ファンタジー濃い目。エンタメ色強め。だけどテーマはシリアス。そこに観客は困惑するワケです。無門の妻もある種のお伽噺でしょう。貧乏下忍のあばら家に住む姫の身なりは美しく、生活感はゼロ。彼女は“人の心”のメタファーと見て取れます(注:良心ではありません)。無門は持っていないので、他所から盗ってきたと。大切なものを奪われて、初めてその痛みを知る。古い価値観(銭)を捨て、新たな価値観(心)を得る。皮肉なものですが、道理には適っていました。虎狼として気楽に生きるか、人の心を持って苦しんで死ぬか。どちらを選ぶのが幸せなのでしょう。主演は国民的人気アイドル嵐の大野智。フジ系TVドラマ『鍵のかかった部屋』では天才鍵師を演じていましたが、本作同様善悪の判断が付かない中間的なキャラ設定。ジャニーズでこのポジションは面白いと思います。一度では味わい尽くせないので観なおし推奨。しかし如何せん2時間は長いです。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-05-25 00:36:28)
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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 4.44点
000.00%
100.00%
200.00%
3743.75%
4212.50%
5318.75%
6212.50%
716.25%
816.25%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 4.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.50点 Review2人
4 音楽評価 2.00点 Review1人
5 感泣評価 3.50点 Review2人
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