2.《ネタバレ》 原作は読んでません。ネットに漂流しているアニメ動画は見ましたが、ヒューゴの死で終るあたりは良く似てました。
原作では、その先がある様ですが、この映画はアニメと似た部分で終了。期待したその先の展開はありませんでした。
ザレムとの対決は、続編にでもするつもりなのかなあ・・? 商魂が見えて幻滅・・・。
ただ、公開3日目の日曜に、客席が10人しか居ないという現状をみると、興業奮わずに続編の企画は消えるかもです。
半年前から、予告動画配信をこまめにチェックして期待値上げて来た自分には、この不人気ぶりにビックリしてます。
更に内容が判明した今、続編の制作も頓挫してしまう予感から、巨大な失望感に見舞われているというのが正直なところ。
なんでこんな中途半端にしてしまったのか・・もったいない。多分アニメ版と同じ轍踏んでます。
ただ、漫画の原作を知らないので、原作との比較はコメントできません。
なので、原作の再現率は評価せず、単独の映画作品として感想を書きます。結論は繰り返しですが、中途半端で消化不良!
ブレードランナーとかで時代設定を2040年とかしていて、骨組みが腰砕けしてるのに対し、この映画は500年もの
余裕の設定。ただ、火星とか未知の技術とか飛び過ぎの科学設定がリアリティにはマイナスかなあ。
終盤は残念ですが、中盤まではスバらしい映像とスピード感。アリータが強く進化していく過程に引き込まれます。
戦いが好き過ぎて、引いてしまいそうですが、戦闘用に開発された兵士だから仕方ない。可愛らしい外見は意味不明・・。
弱そうなのに強いという存在感が、見てて気分がいい。日本男性のロリ嗜好がハリウッドで具現化した成功例になるのかな。
銃とかの飛び道具を禁じて、刃物類でしか戦えないとか、ザレムに来させない為に飛行機等の禁止が徹底とか、直ぐに
破られそうな規律に服従している地上の人類の、違和感がスゴイ。原作のせいなのだろうが、せっかくだから変えれば
良かったのに・・。一歩引いて冷静に眺めるとオカシナお話という違和感が盛り上がってしまう。
それでも、あれだけの強さ、そして最後の方では大怪我してもたちまち自然に回復(修復)されてしまうボディも手に入れて
こちらの期待はザレムとの最終決戦へ・・・と、観る側の盛り上がりはバッチリでした。
でもここで終わりなんです・・ 予告編にあるシーンがまさにラストシーンでした。これはアンマリですう。
いずれ期待した完成度があって、テンポ良く2時間来て、まさかのあのラスト。 ホントは5点にしたい気分ですが・・
実写化の完成度とか、演出とかはさすがに大御所のお仕事・・豪華な映像は満喫しましたし・・ 出来る事なら続編で
ザレムとの壮絶な戦いから、地上世界の人々の真の解放を見せて欲しいと期待を込めて、加点しておきます。