2.《ネタバレ》 中島みゆきに特に思い入れのない私。
友人に勧められて観たのだけれど。
意外に好きだった。
甘いのは中学生時代だけで、大学生あたりからはすれ違ってばかりの二人。
葵は世界に羽ばたいて、漣は北海道でくすぶっている。
自分に自信が持てず、葵との差を思い知らされ続けてきた漣。
ラストで彼が彼女を追っかけることができたのは、自らが作ったチーズが世界的な評価を受けたからだろうか。
私としては、くすぶったまま、葵を追っかけて欲しかった。そこが残念。
主演の二人も素晴らしい演技だったのだけれど、なんと言っても漣の娘の演技が光った。
どんぐりを投げ、「行けよ!」ではなく「命中!」。父親の背中を押す笑顔にちょっと胸が熱くなった。
いい映画なんじゃないかな。