2.《ネタバレ》 前作も結構好きなので、今作も十分面白かったです。
前作が比喩での「マスカレード・ホテル」だったのに対し、今作は文字通りのマスカレード(仮面舞踏会)が舞台、時間も一日(半日)で、いきなりホテルマンとして現場入りするので前作以上に唐突な感じを受けることに受けるのですが、次第に気にならなくなっていました。
前作以上に、お互いが正反対の立場でありながら、己の信念おもと、歩み寄ろうとする2人の姿もなかなかよかったですし、マスカレードを使ったクレーム客の切り返しは素直に「うまいなー」と思いました。
何点か腑に落ちない部分もあり、↓リニアさんもご指摘に通り、冒頭の単語のシーン。終盤の犯人当ての伏線ですが、正直、無理矢理すぎてちょっと浮いてしまってるのは事実。
あと、時計を気にしていては最高の接客ができない(要旨)と遅れた腕時計のくだりも、最後の伏線なのですが、時計気にするなとかいってる割に時間厳守って矛盾してない?と思ってしまったので、正直もう少し「遅れた腕時計」の扱いなんとかならんかったんか?と思ってしまいました。
とはいえ、前作同様のキャストの面々の安定さや、中盤から後半にかけての怒涛の展開、高級ホテルに泊まった気分になれたりするので、やっぱり楽しい作品でした。
LAにご栄転してしまいましたが、某ホテルドラマのように「姉さん、事件です」とか言いながら、向こうのホテルでも事件が起こってそれを解決、なんてそんな続編ができても観るかな、とかくだらないこと考えていました(笑)