1.《ネタバレ》 この手のシリーズは回を追うごとに劣化してしまうのはある意味仕方のないこと。主要なメンバーがベテラン化していく中、アクションのレベルを維持するのだって相当大変。製作費の殆どがギャラだったりしてその比率が右肩上がりだったりもするでしょうしね。
それでも作品としての質を維持する為には、メンバーだったりストーリーそのものだったりに新たなアイディアとかが必要でしょうけれど、本作の場合には力業で王道を貫くと言うか、言い方が悪いかも知れませんが旧泰然としたテイストを貫いています。
ただ、B級アクション作品好きとしてはそこが堪らないとも言え、個人的には大好きジェイソン君とトニー君がタッグを組んで大活躍というだけで大満足してしまいました。
え゛~!ここでスタローンとお別れ?亡骸目撃してるし!というのはものの見事にラストで予定調和。ガルシアさんの黒幕フラグは冒頭から見え見え。等々、シンプルで解りやすいストーリーはB級アクションの必須条件。何も文句は言いますまい。
ラストに明かされる身代わりジャンボ・シュリンプさんは憐れと言うか、完全に人殺しじゃん!犯罪じゃん!と思いましたが、この手の作品では悪党や敵の命はペラペラに軽く扱われるので仕方なしといったところでしょうか…。
グロめの戦闘シーン、殺戮シーンがてんこ盛り。良い子には、否、悪い子にはもっと見て欲しくありませんが、あくまでエンタメと割り切って楽しむという視点での7点献上です。