シビル・ウォー アメリカ最後の日のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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シビル・ウォー アメリカ最後の日

[シビルウォーアメリカサイゴノヒ]
Civil War
2024年上映時間:109分
平均点:6.29 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(2024-10-04) (公開中)
アクションドラマサスペンス戦争ものロードムービー
新規登録(2024-04-30)【Cinecdocke】さん
タイトル情報更新(2024-10-05)【Cinecdocke】さん
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監督アレックス・ガーランド
キャストキルスティン・ダンスト(女優)リー・スミス
ワグネル・モウラ(男優)ジョエル
スティーヴン・ヘンダーソン(男優)サミー
ソノヤ・ミズノ(女優)
ニック・オファーマン(男優)大統領
ジェシー・プレモンス(男優)(ノンクレジット)
脚本アレックス・ガーランド
配給ハピネットファントム・スタジオ
編集ジェイク・ロバーツ〔編集〕
日本語翻訳松浦美奈
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3.《ネタバレ》 戦争の狂気。戦闘員も、ジャーナリストも、すべてが狂気に侵されている口当たりがヨロシク無い作品。
でも見応えはあった。
戦争で荒廃し、人がいない街道や家屋、ショッピングセンターの風景に、ロメロの『ゾンビ』を思い浮かべる。
差別から生じる心の荒廃は『死霊のえじき』『ウォーキングデッド』などでも描かれていたっけ。
あの状況でフィルムにこだわってるのも「狂気」の表現なんだろうけど、
スマホにくっつけるフィルムスキャナーは便利そうでいいなぁ。
こんさん99さん [映画館(字幕)] 7点(2024-10-06 00:44:01)★《新規》★
2.《ネタバレ》 アメリカは世界一の経済大国であり、IT大国であり、エンタメ大国だ。
だが、新自由主義を推し進めたが故に格差が著しい大国でもあり、今なお残る人種差別に、
機会はあれど能力に恵まれなかった者にはひたすら容赦なく残酷だ。
それが圧倒的な凶悪犯罪率であり、大都市には麻薬に溺れた路上生活者で溢れ、絶望死した者も少なくない。
一方で成功した一部のマイノリティが己の価値観を強制するポリコレによって保守層の不満が募り、
上記の極端な事例によるトランプの台頭、やがて対立・分断し、長年の社会の歪みがツケになって顕著化した成れの果てが本作だ。

関わることを諦めた地方の無関心、そして「お前はどういうアメリカ人だ?」という問い。
そこには外部がズカズカ入り込めないアメリカの病みが詰まっている。
世界の警察やらグローバリズムやらを伝搬して、諸外国に首を突っ込んでいるクセにである。
そんな世界をジャーナリストは誰かを犠牲にすることでフレームに真実を収める。
初心な新人カメラマンが次第に冷徹な人間へと変わっていき、最後は主人公の犠牲をも手柄にしていくのは皮肉だ。
大統領の死体と兵士の笑顔が写る一枚に、アンミスマッチな曲が流れるエンドロールの居心地の悪さと来たら。

自分事にならない限り、自国の危機に誰も動かないだろう。
次期大統領がトランプになろうが、カマラになろうが、詰んでいるとしか言いようがないアメリカ。
外部から対岸の火事として見ている日本はどうだろうか?
大国にひたすら媚びへつらって搾取される側を選ぶのかね。
Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 7点(2024-10-04 23:59:48)《更新》
1.《ネタバレ》 公開日に映画館で鑑賞しました。アレックス・ガーランド監督らしい意地悪なフィクションとリアルに満ちた作品でした。まず、カリフォルニアとテキサスの西部連合という壮大な「ウソ」によって、本作が「保守」とか「リベラル」とかの安易な政治的党派性から作られたものではない、というメッセージが伝わります。最大の「青い州」(民主党支持者が多い州)カリフォルニアと、最大の「赤い州」(共和党支持者が多い州)テキサスが連合を組むというのは、あまりにフィクショナルな設定です(ただ、両州とも現在のアメリカ経済の成長を支える中心地ではあるので、実はなくもない、という絶妙なライン)。

まず起こりえないけど、そうなったらこうなっちゃうんじゃないかという「内戦」状態に陥ったアメリカで、大統領のインタビューのためにニューヨークからワシントンDCへ向かうジャーナリスト一行。序盤に出色だったのは、内戦状態にあっても戦禍に巻き込まれない限りは無関心を決め込む人びと。中西部・西部のマイナー州の人たちやら、道中で出会う田舎町の住人たちの無関心さは、まるでウクライナやパレスチナで起きている悲劇にも無関心を決め込む人びと(そして、そんな状況でこんな映画を見に来る自分のような観客)に、チクリと刺す嫌みもあって苦笑いするしかない。ただ、序盤は、静かな日常→銃声から惨状へ、という流れの繰り返しで、大きな音でドカンと驚かされるのが好きではない自分としては、かなり不快でした。音響強めのIMAX劇場にしなくてよかった。

個人的に本作の白眉だったのは、ミリシア(民兵)との遭遇を描いた場面。機関銃などで武装した自警団ミリシアは現在の米国でも多く活動していますが、そのなかには白人至上主義者・人種差別主義者も多いことが知られています。ミリシアが銃を向けて発する「おまえはどういうアメリカ人なのか(What kind of American are you?)」という質問の恐ろしさ。この場面で命を失った人は誰か。そこに、この作品の恐ろしい「リアル」が見えてきます。「名誉白人」気分でいる日本人にとっても、とてもショッキングな場面でしょう。

ただ、そこからワシントンDCに入ってからの展開は、フィクションのなかで効いていた「リアル」が吹っ飛んでしまい、個人的には若干の興ざめでした。そりゃ、このクライマックスがなければ、ただひたすら意地悪で感じ悪い映画で終わっていたと思います。とはいえ、ラストのワンショットは最高に感じ悪いので、やっぱり秀逸な「胸糞悪い」映画だったと思います。
ころりさんさん [映画館(字幕)] 7点(2024-10-04 18:06:28)《更新》
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.29点
000.00%
100.00%
200.00%
3114.29%
400.00%
500.00%
6228.57%
7342.86%
8114.29%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 2.50点 Review2人
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