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ラストマイル

[ラストマイル]
2024年上映時間:128分
平均点:6.15 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(2024-08-23) (公開中)
アクションドラマサスペンス犯罪もの刑事ものTVの映画化
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タイトル情報更新(2024-09-04)【イニシャルK】さん
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監督塚原あゆ子
キャスト満島ひかり(女優)舟渡エレナ
岡田将生(男優)梨本孔
ディーン・フジオカ(男優)五十嵐道元
大倉孝二(男優)毛利忠治
酒向芳(男優)刈谷貴教
宇野祥平(男優)佐野亘
安藤玉恵(女優)松本里帆
丸山智己(男優)小田島
火野正平(男優)佐野昭
阿部サダヲ(男優)八木竜平
中村倫也(男優)山崎佑
石原さとみ(女優)三澄ミコト(「アンナチュラル」)
井浦新(男優)中堂系(「アンナチュラル」)
窪田正孝(男優)久部六郎(「アンナチュラル」)
市川実日子(女優)東海林夕子(「アンナチュラル」)
竜星涼(男優)木林南雲(「アンナチュラル」)
薬師丸ひろ子(女優)三澄夏代(「アンナチュラル」)
松重豊(男優)神倉保夫(「アンナチュラル」)
望月歩(男優)白井一馬(「アンナチュラル」)
綾野剛(男優)伊吹藍(「MIU404」)
星野源(男優)志摩一未(「MIU404」)
橋本じゅん(男優)陣馬耕平(「MIU404」)
前田旺志郎(男優)勝俣奏太(「MIU404」)
金井勇太(男優)糸巻貴志(「MIU404」)
麻生久美子(女優)桔梗ゆづる(「MIU404」)
脚本野木亜紀子
音楽遠藤浩二(ミュージックエディター)
作詞米津玄師「がらくた」
作曲米津玄師「がらくた」
主題歌米津玄師「がらくた」
製作市川南〔製作〕(製作代表)
TBSスパークル(製作幹事/「ラストマイル」製作委員会)
TBS(製作幹事/「ラストマイル」製作委員会)
東宝(「ラストマイル」製作委員会)
毎日放送(「ラストマイル」製作委員会)
制作TBSスパークル(制作プロダクション)
配給東宝
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3.《ネタバレ》 ・めまぐるしい。ベルトコンベアみたいに話がサクサク進むので観ていて飽きませんでした。犯人は物流システムの犠牲になった人物の恋人。ありきたりながら納得はいく(爆発の被害者がひたすら気の毒ですが)。・岡田将生もディーン・フジオカもこういう役が多いですね。・「アンナチュラル」「MIU」は未見ですが、多分ここがコラボなんだろうな~と分かりました。全然雰囲気が違うんですから。
次郎丸三郎さん [映画館(邦画)] 7点(2024-09-26 16:28:50)
2.《ネタバレ》 最近流行りのシェアード・ユニバースですが、絶妙な役割分担でそれぞれの世界観が壊されなくてよかった。それは「MIU404」の2人と「アンナチュラル」のメンバーが満島ひかり達と直接絡まなかったからだろう。ということは、それだけ絡まないのであれば、「MIU404」と「アンナチュラル」をわざわざ出さなくても、ストーリー的には何も影響がないという事。え、なんでコラボした?

まあ、それは置いといて、話が進む中、途中途中で観客をミスリードするために用意された罠が色々。社員データベースからの情報削除とか、誰かに電話で「死んだ人はかわいそうだけど…」とかあったが、ミステリー的には仕掛けが甘い。騙されません。
そんな甘い仕掛けだから、ネタバラシでも、情報削除は日本赴任前にアメリカの上司からアドバイスに従ったからというのは、あの爆弾事件のさなかに有能なセンター長として取る行動としてはバカすぎて無理がある。
他にも「福岡から来るはずの人と交代したというのは嘘ですね!あなたはいったい誰・・・・」みたいなのもあったけど、会社関係者以外がIDカード持って赴任してくるわけないじゃん、別の部署から来たに決まってんじゃん。「福岡から来られたと思ってましたが、違うんですね。どちらから赴任されたんですか?」と普通はなるはず。
つまりは、観客をミスリードするために本編に追加した演出?エピソード?だからなのか、底が浅いと感じるので、ここはもう少し何とかならなかったのか。

犯人の彼女は「あなたのブツが、ここに」の女性宅配ドライバーだったが、今度は逆に宅配ドライバーを苦しめる役になるとは、キャストの妙が何とも面白い。
ディーン・フジオカは最近悪役が多い気がするが、これがあまりしっくりこない。(最後は情けない奴になることが多いし・・・)やるんだったら中途半端な悪を演じるより、もっともっと振り切ったほうがいいのでは?
リニアさん [映画館(邦画)] 7点(2024-09-10 19:31:48)
1.《ネタバレ》 連続爆破テロを巡るストーリー。近年こういうプロットの場合には愉快犯との頭脳戦、ハッキング合戦だったりして、動機などどうでもよい犯罪ドラマ、エンタメ映画の類型となっているように思う。
本作品『ラストマイル』はどうか? 犯人の影が見え始める中盤より、そこには連続爆破テロを実行する切実な理由があるように展開していく。では、テロルとは何か?

「埴谷雄高によって「暗殺の美学」と名づけられた「自らの死は暗殺を行う叛逆者達の行動の正当性の端的な証明である。殺した者は殺されねばならぬ。もし殺されずに生きてさえいれば、彼は殺人者になる」という思想になって結晶化した」 笠井潔『テロルの現象学』より

犯人の動機は正しく自らの命を掛けた殺戮、テロルの論理そのものであったが、それは結局達成されることなく終わる。主人公達の活躍によりギリギリのところで防がれたからである。実際には重傷者も出ているので、いくつかの爆破事件はあったが、大量殺戮は運良く防がれたと言ってもいい。その運の良さにより、従前にテロルだったものが、いつの間にかそうでないものに変わったような錯覚を生んでいる。実はテロリストは最初からいなかったかのような錯覚、ファンタジーである。そもそもテロルとは、現代社会のひずみが生み出したものである。北と南、資本家と労働者、搾取する側とされる側。その明確な違いから必然的に生じるひずみ。その変革の意志が絶望から生じることでテロルになるのであって、それが「精神を病んでバーン」という短絡的な表現に落ちるのには違和感を覚えた。

ラストマイルを担うドライバーの過酷な労働環境や巨大物流センター(大企業)の無責任体質等、物流業界の問題に焦点を当てているが、結局のところ、「精神を病んでバーン」とならないように、根詰めずに生きましょう、助け合いましょう、悪いの経営者、お上、システムだと。「そこに在るべき悪」を仮想敵に短絡するが、いつの間にか標的を見失ってしまう。実はどこまで行ってもそれは同じ人間、凡庸な悪で、それ故に私たち自身も、集団において自ら悪人であることに無自覚となる。私には何かモヤモヤとした結末だった。犯罪ドラマ、エンタメとしては面白かったが、それ以上のことを作品から汲み取ろうとすると、ファンタジーさ故に肩透かしをくらったような気分になる。ファンタジーではないエンタメから少しでも離れたドラマならば、人間の仄暗い部分、さまざまな欲望への視線、原罪、愚かさ、悪を探していたら善なのではなく、悪から善を生む物語があってもいいのではないかと感じてしまう。但し、この作品が共感頼みの現代的な人間の薄さ、能天気さを描いていると思えば、納得もしてしまうのだが。
onomichiさん [映画館(邦画)] 7点(2024-09-05 22:28:15)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 6.15点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5323.08%
6646.15%
7323.08%
817.69%
900.00%
1000.00%

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