6.《ネタバレ》 ロケ地の風景のきれいな作品です。そしてラストはちょっと感激。実際にルージンみたいな人が近くにいたら大変でしょうけど、一度はこういう常識を飛び越えた天才さんに尽くしてみたい気持ちはありますよね。なので、そのような気持ちをこの作品が満たしてくれました。欠点は、ナターリアがあそこまでルージンを好きになってゆく心の過程があまりうまく描かれていなかったこと。大人のルージンはほんとに変わっているのだけれど、子供のころは普通というか賢そうで、そのギャップが不自然だったこと。そして、ヴァレンチノフがなんであそこまでルージンの邪魔をするのかの合理的な説明がなかったこと。ナターリアの口から嫉妬でしょうというような言葉が出るけど、それだけでは説明がつかないと思います。この様な欠点はあるけれど、タトゥーロとワトソンの息もピッタリで、美しい風景とともに楽しめる作品でした。 【ひよりん】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-12-22 21:56:30) |
5.《ネタバレ》 ちょっと変わった人を演らせたら右に出る人がいないこのお二人。チェスに心を支配され崩れていくタトゥーロ、彼をどこまでも優しく支えるワトソン、両方ともとても良かった。特に繊細で迷い子のようなタトゥーロは出色です。ヨーロッパのリゾート地や回想シーンで出てくるロシアの旧家など、背景も美しい映画です。タトゥーロが逝ってしまい悲しみ溢れるラストと思いきや、最初からかなりはっきりと意思を貫くワトソンが、その芯の強さで死んだ彼を縛った呪縛に勝利、微笑で終わります。残った余韻で穏やかな気持ちになる。素敵だったなあ。 【のはら】さん 7点(2004-02-13 19:29:32) |
4.タトゥーロの天才とキ○ガイの境界線を綱渡り…な演技は迫力があって、他には何も無くともチェスの才能だけは凄いという設定が説得力を持ってました。ストーリーは終盤で落ち込みますが最後のエミリー・ワトソンの微笑みが粋で、暖かい気分のまま見終われますね。映像も綺麗な作品で、恋愛映画としてはかなり好きです。 【しま】さん 7点(2003-09-15 14:08:59) |
3.とても悲しく切ない物語ですが、エミリーワトソンの優しい眼が母性を感じさせ温かい気持ちになる。ラストの仇討ちはもう少し年月をおいて欲しかった。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-08-27 20:16:20) |
【黒猫】さん 7点(2003-04-16 22:58:24) |
1.主演の二人がうまいので結構満足した。でもこんなチェスばかで世間知らずの連れ合いを持つとなると、すごく大変そうで考えちゃうと思うけどなー・・(女は現実的) 【キリコ】さん 7点(2003-03-08 11:13:35) |