119.同監督のインターステラー(2014)、テネット(2020)と観て、
からの少し遡って本作メメント(2000)の鑑賞
事件がきっかけで記憶障害となった男性。
数分の記憶しか保持できず、時効となった記憶は消えていく。
記憶障害の中、妻を殺害した犯人を捜していくサスペンス物。
映画は結末から始まり、数分ごとの物語が遡っていく構成。
数分前の記憶を忘れている、という設定をうまく再現。
映画のつくりがとても秀逸で、よく出来てるなぁと思った。
作品の特性上、人や事件がミステリーに包まれており、
ひっくり返しの要素もあって、ややわかりづらいのが難点。
結末はわかっていても、最後はなかなか衝撃的でした。
時間があればもう一度、内容を噛み砕いて再鑑賞したい作品。
観ている側は「記憶」があるので、初見を楽しめるのは一度だけ!
シックス・センスと同様、初見の面白さは一度きりしかない作品。
クリストファー・ノーラン監督は「時空の魔術師」か。
2000年この時すでにテネットの片鱗があったことにも驚き。