6.右肩上がりの時代感が伝わってくる古き良きミュージカル。落ちぶれていく大スターと絶頂を迎える新人女優、こっちの方が古いけど何年か前に観た「アーティスト」が脳裏を掠める。劇中のセリフじゃないけど、残っているのはプライドだけみたいな人間はやっぱり愛があっても救えない。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-18 00:12:42) |
5.映画界という大きなビジネス、華やかな世界とは裏腹にどこか悲劇の要素が強く出ていて考えさせられる。映画を通して、人々の心にいつまでも残るジュディ・ガーランドの演技と歌声はどんなに時が経とうがけして失われることはない。この映画の中でもジュディ・ガーランドが見事な歌声を聞かせてくれてます。ジュディ・ガーランド自身が酒に溺れ、一度MGMを解雇されているだけにこの映画の中でも酒に溺れ、苦しむノーマンに対しての深い愛情、何かまるでジュディ・ガーランドの人生そのものとリンクしている。楽しい場面も多いけど、ただ楽しいだけの内容でなく、悲しいドラマとして、色々考えさせられる作品として、これもまたジュディ・ガーラントという女優を知るには持ってこいの作品であると言って間違いないでしょう! 【青観】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-09 22:10:40) |
4.歴史と同じく、エンターテイメントの世界においても「もしもあの時・・・」が禁句なのはよく承知しているけど、やはり自分もこの作品を見返すたんびに、「もしもこの映画でジュディがアカデミー賞を下馬評通り獲っていたら・・・」と考えてしまう。グレース・ケリーは早々と引退なんかせず、もう何年かはハリウッドで頑張ってヒッチコックと傑作を連発したんじゃないか?ジュディはこれ以降、天与の才能を再び開花させ映画や舞台で大活躍する一流エンターテイナーとして大成したんじゃないか・・・?ヒロインを輝かす事にかけてはハリウッド屈指の職人、ジョージ・キューカー監督がこの映画でも、その腕前を遺憾なく発揮してます。ジュディの悲劇的な後半生を既に知っているのが原因かもしれないけれど、決して心がウキウキ弾むような種類のミュージカルではないですね、これは。映画ファンが「ミュージカル映画女優としてのジュディ・ガーランド」の、最後の光芒を目に焼き付けておく為の映画だと思います。 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-05-05 11:11:23) (良:2票) |
3.この映画によってジュディ・ガーランドは「スタア『再』誕生」を果たすはずだった。にも拘らず彼女のパフォーマンスは評価されず。人によって「鑑賞するのに辛い映画」というのがあるだろうが私にとってはまさにこれ。点数はすべて彼女の最後の熱演によるもの。アカデミー賞協会のバカ!(ちなみにこの時の場景を描いた本として心に残るのはサミー・デイヴィス・ジュニアの本「ハリウッドを鞄に詰めて(早川書房)」。本当に切ない) 【Nbu2】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-02-25 19:59:30) |
2.前半はよくある成功物語で退屈だったが、後半は面白い。主人公が夫の前でスタジオで撮影した場面を再現するシーンが好き。静止画の多用が気になったが、あれって予算がなかったんじゃなくて、わざとですか? 【paraben】さん 7点(2004-12-19 16:01:50) |
1.映画と反対に私生活が荒れていたジュディー・ガーランドに涙。肝心な場面がセピアのスチル写真になってしまい残念。映画の中でオスカーを取ってしまい、哀しさが増した。 【ヌリ】さん 7点(2003-01-14 10:01:57) |