夏の嵐(1954)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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夏の嵐(1954)

[ナツノアラシ]
Livia/The Wanton Countess
(Senso)
1954年上映時間:122分
平均点:6.78 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(1955-10-08)
ドラマ戦争ものロマンス小説の映画化エロティック
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タイトル情報更新(2024-07-26)【にじばぶ】さん
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監督ルキノ・ヴィスコンティ
助監督フランチェスコ・ロージ(ノンクレジット)
フランコ・ゼフィレッリ(ノンクレジット)
キャストアリダ・ヴァリ(女優)リヴィア・セルピエーリ伯爵夫人
ファーリー・グレンジャー(男優)フランツ・マーラー中尉
マッシモ・ジロッティ(男優)ロベルト・ウッソーニ候爵
リナ・モレリ(女優)ラウラ
クリスチャン・マルカン(男優)オーストリア士官
脚本ルキノ・ヴィスコンティ〈脚色〉
スーゾ・チェッキ・ダミーコ〈脚色〉
テネシー・ウィリアムズ〈台詞協力〉
ポール・ボウルズ〈台詞協力〉
音楽フランコ・フェルラーラ(指揮)
撮影ロバート・クラスカー撮影監督:final sequence(ノンクレジット)
G・R・アルド
ジュゼッペ・ロトゥンノカメラ・オペレーター(ノンクレジット)
配給イタリフィルム
ニッポンシネマコーポレーション
衣装ピエロ・トージ(ノンクレジット)
編集マリオ・セランドレイ(ノンクレジット)
その他ジャン・ルノワール〈仏語版監修〉
あらすじ
19世紀後半、貴族による分割統治から脱して近代国家を目指すイタリアに権益を目当てに干渉する諸外国の中でもオーストリアはイタリア人に最も憎まれていたが、婚期を逸したヴェニスの名門の娘で「伯爵夫人」と呼ばれるリヴィアはオペラ劇場で出会った若いオーストリアの軍人フランツと恋に陥る。リヴィアはフランツが偽の診断書を使って除隊できるよう資金を援助するが、戦禍は二人をヴェニスとオーストリア支配下のヴェロナとに引き離す。リヴィアはフランツに会いたい一心で前線を突破してヴェロナへと向かうのだが・・・。
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2.《ネタバレ》 この監督は、異世界の闖入で始まる映画が多い。『山猫』は祈りの場に兵士の死体、『地獄に堕ちた…』はブルジョワの誕生パーティーにナチの兵士、『家族の肖像』はもう闖入そのものが主要なモチーフで、本作はオペラ劇場に解放を呼びかけるビラ、となる。緊張で張りつめ、静けさ・秩序を保っていた世界が、崩れ始める予兆。劇的効果満点で、下り坂にかかって、ぎりぎりに保っていたものをプツンと切るところから、ドラマが始まるわけ。そして全体が没落の傾斜を演じていく。軽蔑していた密告者への没落。しかしラストの処刑によって、男を「オトコ」にしてやった最後の愛情とも取れるわけで、すべてがみじめに没落していく中でそこだけ高貴なものを輝かせようとした女の凄みみたいなものを、アリダ・ヴァリが演じきった。というかもうこれは監督の資質なんだろうな。売春婦一人を画面中央で捉えるところでも、実に格調があって堂々としている。生まれながらの貴族ってこういうものか。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-30 09:48:35)(良:1票)
1.リビアのジェラシーに苦悩する気持ちが痛いほど伝わってくる情念の映画だと思う。それは見ていて苦しいほど。
omutさん 7点(2003-07-23 23:21:49)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.78点
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200.00%
300.00%
4222.22%
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6222.22%
7222.22%
8111.11%
9111.11%
10111.11%

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