4.《ネタバレ》 セリフがほとんどなく映像で詩を味わっているような感覚。
ジャンルは違うが詩情を感じる映像作品という意味ではユーリ・ノルシュテインが思い浮かんだ。
生き物のような風船と少年の友情が微笑ましい。
悪ガキどもに石をぶつかられるシーンでは本当にイジメられているように見える。
鑑賞中はさほどインパクトはなかったが、観た後でじわじわくるファンタジー。
ラストは少年の行方が気になる。
天に召されたともとれるが、少年は幸せそうだったけどハッピーエンドなのかどうか…。
一概によかったねとは思えない微妙な余韻が残った。