4.《ネタバレ》 面白かったし感動して泣いたけど、子ども向けの派手なアクションと大人向けの世界観が噛み合ってなかったような…。
子どもが見て楽しいかはかなり疑問が残る(「オトナ帝国」はそのあたりのバランスがとてもよかったのだと気付いた)
みさえがボスの前で歌って笑われる場面は敵を悪くさせるためとはいえ見ていて辛い。
このシナリオなら博士とマイクの役割はひとまとめにして、椿としんのすけの交流を増やして椿の魅力を見せて欲しかった。
芸人(内村)とのコラボしてる尺があるならするべきことがあるだろうと。
最後、汽車に乗って走るのが「敷かれたレールを進む」というメタファーとして上手くできている。
映画メタとしてはよく出来ている気がしたが、映画にいる間は時間が止まっており、現実に回帰すると
映画の世界など忘れてしまうというかなり自虐的な構成になっていた。
椿とシロが同一人物かについて監督は一応否定しているらしいが、そうとも解釈できる作りになっていていい。