秀子の車掌さんのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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秀子の車掌さん

[ヒデコノシャショウサン]
1941年上映時間:54分
平均点:7.55 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
公開開始日(1941-09-17)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2005-02-28)【あまみ】さん
タイトル情報更新(2016-02-14)【イニシャルK】さん
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監督成瀬巳喜男(演出)
キャスト高峰秀子(女優)車掌・おこまさん
藤原鶏太(男優)運転手・園田
夏川大二郎(男優)小説家・井川
清川玉枝(女優)下宿のおばさん
勝見庸太郎(男優)社長
林喜美江(女優)温泉宿の女中
榊田敬二(男優)バス会社の客
馬野都留子(女優)おこまの母
原作井伏鱒二「おこまさん」
脚本成瀬巳喜男(脚色)
音楽飯田信夫
製作藤本真澄
配給東宝
美術小池一美
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3.《ネタバレ》 これ初めて見たのが動労がやたらストをしていたころで、労働問題方面から眺めることになった。単純に資本家対労働者の図式でいくと、このころの国鉄のようにどうしようもない状態に追い込まれていっちゃうな、なんてことを思っていたときだったので、おこまさんがいろいろ工夫する楽しさを見いだしていくのが至って健全に見えた。でもけっきょく職場を能動的に楽しくするそういう工夫ってのが、最後は資本家を肥やすだけなのもこの映画のとおりなわけで、うむ、難しい問題だ、などと、詩情豊かな傑作をかなり特異な角度から眺めることになり、それはそれであとから思ってもユニークな体験だった。それだけ豊かな傑作だったということだろう。人物の描き方が一歩退いているのがよく、社長もどことなく愛嬌があり(この勝見庸太郎って、豊田四郎の『冬の宿』が記憶に残る名演だった)、作家もただの正義漢ってだけでなくヒョウヒョウとした味がある。ラスト、いざ案内をしようとするとコーラスが止まなかったり、美男の登山家がズラッとこちらを見てて照れてしまうなんてユーモアもいい。バスを停めて、下駄を履き替えに家に寄ったりするの。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2012-05-08 10:22:11)
《改行表示》
2.何という社長だ。運転手と車掌が会社を何とかして発展させようと懸命に頑張っているというのに。あのラストには腹が立ってしまった。プンプン! 若い高峰さんを、ほんとにほんとに偶然に見てしまった。こういった映画は、貴重だと思う。他にもこういう昔の隠れた名画があれば、どんどんDVDにしてほしい。 もう一言、この映画の1941年は太平洋戦争突入の年、それをまったく感じさせないこののどかさは何なのだ。
ESPERANZAさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-07-26 13:22:49)(良:1票)
1.高峰秀子の笑顔が愛らしい!こんなに可憐で汚れない少女が後々あんな目に会うなんて・・。いや違う、それは別の作品!いい加減にしろ>自分(笑)でも話し方にはこの頃から特徴あるんです。語尾の感じがね。なんとなく彼女の物まねを修得しつつある予感。あまり一般ウケしなさそうですが。小説家先生を踏み切りで見送るシーンなんか凄くステキです。ささやかで人間らしい人々の生活に憧憬を覚えるんですけど、それだけにラストシーンは何とも言えない哀愁があって心に残ります。初夏のそよ風みたいな作品。
黒猫クロマティさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-19 12:28:08)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 7.55点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
419.09%
5218.18%
600.00%
719.09%
8327.27%
9218.18%
10218.18%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 4.00点 Review1人
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