《改行表示》87.《ネタバレ》 娘の懐古調の語り口で始まる導入部から一気に独特な世界に入っていく。 観終わって幸せな気分に浸れるファンタジーな映画。 ジュリエット・ビノシュが保守的で禁欲的な村に突如現れ、チョコレートの甘い魅力で村人達の規律に縛られた心を徐々に開放していく。 そのチョコレートの美味しそうなこと! ビノシュは包容力溢れるパワフルな女性を好演、ジュディ・リンチの貫禄ある演技も良かった。 ジョニー・デップで登場するあたりからロマンスも加わり一気に話が盛り上がる。 あ、そうそう皆さん同様、私も途中でチョコレート食べてました。 【とれびやん】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2023-01-14 13:36:57) |
《改行表示》86.《ネタバレ》 今さらながら初見。予想外にいい映画でした。前近代的なヨーロッパの片田舎の物語というと、たいていどんよりと曇って閉鎖的で宗教関係がいろいろ厳しくて、要するに暗めなイメージがあるのであまり好きではないのですが、この作品はそれらをすべて逆手に取ったような、カラッと明るい感じがいい。それにストーリーにも無理がなく、住民の心境が変わっていくあたり、最後の若い牧師さんの説教あたりは感動的ですらあります。 いかにも芯の強そうなジュリエット・ピノシュはもちろん、ごくふつうに好青年なジョニー・デップも、そして〝M〟さんも存在感がありますね。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-05-19 04:38:28) |
《改行表示》85.心温まる名作、「北風と太陽」ならぬ「北風とチョコレート」だった。シザーハンズのような雰囲気も良いし、音楽も好き。いかにも古いメルヘンチックな幻想を抱かせる。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-05-18 21:31:29) |
《改行表示》84.《ネタバレ》 宗教色の強い観方も出来そうですが、あまり深く考えない方が観賞後の後味はいいと思います。 「サイダーハウスルール」は黒人と白人の隔たりを強く描写した一方で、本作は保守的な町にやってきた幸せ配達人という、これまたオーソドックスな作品です。 「サイダーハウス」は予告編を観た時から、すごく満足しましたが、本作はジャケットと邦題タイトルの時点で観賞意欲が湧きにくいですね。ジョニーデップ、そんなに出ていないし。 チョコレートが禁断の果実なんでしょうか?(笑) 主人公に近づいてくる人達は皆、心に傷を負った人達。完璧な人格者とされる伯爵でさえ、その完璧を目指す人格のプレッシャーゆえに女房に逃げられているという設定。チョコ作りをしているヒロインと男と駆け落ちしてしまった女房の服に鋏を入れ切り刻もうととするカットは、何が罪で、何が許されるのかという、この監督作品ならではの上手い演出ではないでしょうか? ラスト、ヒロインの家に戻ってきたジョニー・デップが「まだドアがきしむか気になって…」というセリフは格好いいですね。 最近ハズレばかりが続く映画観賞で久々に素晴らしい作品に巡り合えました。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-30 01:22:46) |
83.《ネタバレ》 ラッセ・ハルストレム監督の映画には小さな町や村がよく似合う。良質のおとぎ話か昔話のようでゆったりとした気分で楽しめる映画です。出番は多くないですが、ジョニー・デップはこういう台詞の少ない役がよく似合いますね。最後のアンリ神父の説教「人間の価値は何を禁じるか、排除するかでは決まらない。むしろ何を受け入れるか、誰を歓迎するかで決まるのでは?」がこの映画の全てを現しているようで感動しました。その後、眉間のしわの取れた伯爵がヴィアンヌと目が合った時に見せた穏やかな表情がカロリーヌの笑顔や祭りを楽しむ村の人々の表情と共に印象に残りました。ジョゼフィーヌの店の名前も良かったですね。親子の旅が終わり、彼が村に戻ってくる。みんなが幸せになるこんなラストの映画がとても好きです。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-03-18 22:37:09) (良:1票) |
82.自分の規格にないものを、どれだけ受け入れられるか?という問いに対するひとつの回答でしょうか。宗教が絡むとホントはこれほどあっさり行かないのでしょうが…。まぁ、そんな難しいことはおいといて、ほのぼのとしていて気持ちが良くなる映画でした。役者が全員いい味出してたと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-01 23:38:04) (良:1票) |
81.《ネタバレ》 ほのぼのとしてていいですね。退屈なシーンが一つもなかったです。とまで言ったら誉めすぎか;;とにかくジョニーデップのギターがかっこよすぎる!!音楽もいいですね。サントラ欲しいです。ただ挨拶だけ英語じゃなくてフランス語(ボンジュール)なのはなぜ? |
80.ラッセ・ハルストレム監督、ジョニー様をよくわかっていらっしゃる。ジュリエット・ビノシュも、ホントはとっても嫌いな女優だけど、この映画では許せる。とっても美しいと思います。カラックス映画の中での執拗なまでの「どう?どう?私を見て!見て!」みたいな嫌みなオーラもなく、少し上気した頬の赤みがとてもセクシー。 |
《改行表示》79.物語の雰囲気は非常に穏やかで、例えば、村長がどんなに主人公を敵対していたとしても、それさえも柔らかく穏やかに思えてくる。かといって物語はチョコレートのようには甘すぎない。例えれば、甘みの中に大人の苦味がある、そんな感じ。主人公の女性がチョコレートを作ったり、不思議なアンティークを眺めたりしている時は、御伽噺の中に登場する魔女のようなオーラを放っていた。お客の好みをクルクル回る不思議な物体で当てるのもすごくそれっぽかった。甘い匂いに引き寄せられるのは子どもばかりではない。恋から随分とかけ離れてしまった大人達が、若かりし頃の情熱を呼び覚まされるように引き寄せられた。正直かなりアダルトな作品だった。“愛”というより“LOVE”を感じましたね。何が違うのか?つまり、洋風な感じです。 蛇足ではありますが、エンドロールが始まって初めてラッセ・ハルストレム監督の作品だったと知りました。 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-22 22:44:34) |
78.こういう雰囲気の映画ってすごく好きです。チョコ食べたくて食べたくて。。ジュリエットビノシュが毅然としてて美しい。ただ時折見せるもろ感情的な行動(銅像を殴る、みたいな)はちょっと控えた方が良かったかなぁ。最後に夫のバーを復活させる女性が見る見る美しくなっていくのにびっくりした!チョコ屋さんのインテリアとか衣装が可愛かったので、そういう目で見ても楽しめると思います。素敵な映画でした。 【69】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-07 02:07:29) |
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77.やはりハッピーエンドは素晴らしい。見た後に幸せな気分になる&チョコが食べたいな! 【miso】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-19 00:41:32) |
76.とにかく、ジュリエット・ビノシュの一貫した凛とした気品が素晴らしい。それを最大限に生かすべく、カメラは遠近を自在に使い分け、表情・仕草・動きを存分に切り取っています。また、ジュディ・デンチ、レナ・オリン、キャリー=アン・モス、そしてもちろん子役の彼女も、立ち位置を的確に把握した見事なサポートを見せつけています。かえって、ジョニー・デップが霞んでしまうほど。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-04-19 01:37:54) (良:1票) |
75.「この森で、天使はバスを降りた」に似ていたけれど、感動してください!!的な場面がなかったのが好印象でした。全体の雰囲気も良かったし。ただ、伯爵がチョコを食べあさるシーンは退いた・・・ 【トナカイ】さん 8点(2005-02-03 21:23:20) |
《改行表示》74.ジョニーだし、ストーリーも好きっぽかったので見ました。フランスが舞台だけに映画全体の雰囲気が良く、村の人たちも個性的で、見ていて飽きませんでした。静かで宗教に縛られた町に幸せの輪を広げていくヴィアンヌ、とてもかっこいいです。チョコもおいしそうです。何かを変えたい時や新しいことを始める時にまた見たいですね。 未見の方はぜひ見てみてください。所々にチョコっとした演出があり、ほんわかさせてくれますよ。 【*misa*】さん 8点(2005-01-14 15:57:50) |
73.良い御伽噺物です。私のような人間の荒んだ心が、綺麗に洗い流されていくようです。体の内から「がんばろう」と、元気がわいてきます。先日までまったく見ない分野の映画でしたが、今はこの分野が一番楽しめます。やっと大人になれたのかな。(酢豚の中のパイナップルも食べられるようになったもんなあ) 【tantan】さん 8点(2004-11-08 22:19:40) |
72.パン屋ではなく主食にはなり得ないチョコレート屋というのがミソではないだろうか。もっと重くなってもいい題材を扱いながらもあまり重く感じさせない作りも上手い、もっと高く評価されてもいい作品だと思う。ところでキャリー・アン・モスって最初の教会のシーンでオルガン弾いていただけなのか?、あまり見かけなかったが・・・。 【眼力王】さん 8点(2004-11-02 02:49:20) |
71.よくありがちなハッピーエンドでほんわかする映画です.しかもジョニーデップやら何やらがアクセントも付けてくれて良い映画でした. |
【マックロウ】さん 8点(2004-06-11 11:12:30) |
69.《ネタバレ》 ジュリエット・ビノシュとジョニー・デップが同世代とは思えないなぁ。ジョニー・デップが年下だとばっかり思ってた。でもそれでもメルヘンたっぷりの良作です。ジョニー・デップが得意のギターを披露してくれてたのも嬉しかった。他の方も言ってるように、この人が出てまた画面が締まりますね。後半の、伯爵がチョコレートをついついつまんでしまうところが可愛かった。 |
【よしふみ】さん 8点(2004-06-05 21:12:28) |