1.《ネタバレ》 これは面白い!
グロい残酷シーンのオンパレード、スピーディな展開、一癖も二癖もある登場人物、近未来の世界観など全てが個人的にツボな映画でした。
上映館は少なめですが、「第9地区」あたりが好きな人にはぜひおすすめします。
監督の前作「アンデッド」ももう一度観たくなりました。
◆ここからネタバレ。この映画が面白いのはヴァンパイアから人間に「戻る」方法のアイディアが筆頭。人間がヴァンパイアに血を吸われると、その人間もヴァンパイアになるのはお約束ですが、この映画ではその逆も提示しています。
「ヴァンパイアから人間に戻った者の血を吸うと人間に戻る」は終盤の地獄絵図を描くためには必要不可欠。このシーンを描くためにいろんなアイディアを出し合って映画が完成したのではないかと思います。
つっこみどころは
・序盤の人工血液を注入した患者が白いゲロを吐いたあと大爆発。やりすぎで笑う。
・何故かボウガンVSボウガンで戦う人間とヴァンパイア。
・社長の娘が、社長がいっさい止めることなくあっさり処刑にかけられている。
・社長が惨殺されたあと、それに食いついたヴァンパイアたちはどうなった?
などありますが全部許せます。
アイディアとしては「穴のあいた車でのカーチェイス」が出色です。
こういうアイディアが出てくるアクション映画って大好きです!