7.《ネタバレ》 弁護士が殺される直前のやりとりの緊迫感。
目撃者のキャロルを迎えに行ったときの、突然始まる銃撃。
ちらつく裏切り者の影。
どれもこれも一級品。予想していた以上にはらはらします。
ただ列車内でのコールフィールドの動き方には、いささか疑問が残る場面もしばしば。そもそも、自分の顔がすでに相手に割れているのであれば、検察手帳をもっと使って、車掌や乗客に協力してもらっても良いのでは・・・?あえて難しい状況にしている気が。より緊張感を出すための不自然な演出には、やはりちょっとだけ醒めてしまいます。
そういった意味では列車に乗り込む直前まではほぼパーフェクトな特上のサスペンス。
列車に乗り込んでからも、細かいことに目をつぶれば、コールフィールドのファインプレーを堪能できます。
つっこみどころはあってもお勧めできる一本です。