銀河鉄道の夜(1985)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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銀河鉄道の夜(1985)

[ギンガテツドウノヨル]
1985年上映時間:107分
平均点:7.52 / 10(Review 101人) (点数分布表示)
公開開始日(1985-07-13)
ファンタジーアニメ動物もの小説の映画化漫画の映画化
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タイトル情報更新(2024-09-15)【Olias】さん
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監督杉井ギサブロー
前田庸生(アニメーション監督)
田中真弓ジョバンニ
坂本千夏カムパネルラ
金田龍之介学者/先生
常田富士男灯台守
渕崎ゆり子ただし
菊池英博青年
堀絢子ザネリ
一城みゆ希マルソ
納谷悟朗カムパネルラの父
大塚周夫鳥捕り
槐柳二雑貨屋の主人
青野武無線技師
仁内建之
原作宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
ますむらひろし(原案)
脚本別役実
音楽細野晴臣
製作朝日新聞社
テレビ朝日
日本ヘラルド
プロデューサー原正人
制作シャフト(制作協力)
配給日本ヘラルド
作画江口摩吏介(キャラクターデザイン/作画監督)
名倉靖博(原画)
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24.主人公が走るシーンなど、ミニマルミュージックのような繰り返しの動作が随所に見られ、ふとそこに、変則的な動作が緻密なアニメーションによって描かれることで、ハッとさせられる。こういったところは、アニメという人工世界ならではの表現ですね。宮沢賢治の有名な童話に、基本的な流れとしてはおおむね忠実に作っているのですが、印象としてはかなり異なったものを感じます。このアニメ作品は、なんだか不気味でコワイんです。いや、登場人物がネコだからという理由じゃないですよ(多分)。例えば、ジョバンニが鳥を食べるように勧められる場面、勧められるというより、殆ど強要されてるじゃないですか。こんな感じで全編にわたって、観てて「不安」を感じさせるのです。ジョバンニの“カンパネルラといつまでもいっしょにいたい”という気持ちも、何だかまるで、彼にすがりついているような。この不安で寂しい感じこそ、原作のイメージを大きく崩すことなく、このアニメ作品が備え得た、オリジナリティと言ってよいのではないでしょうか。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-12-13 11:45:29)
23.《ネタバレ》 この時代に、日本がこんなレベルの高いアニメ映画を作っていたことに驚かされます。登場人物をネコにしてしまうセンスは秀逸。ひとつひとつのシーンに、子供のようなワクワク感を覚え、さらに音楽が雰囲気を引き立てています。何度でも観たい映画です。
ramoさん [ビデオ(邦画)] 8点(2011-07-25 18:07:18)
22.開始早々、まず音楽にやられました。独特の世界観に独特のタッチ、そしてひたすらに淡々と描かれる闇・・・でも原作を読んでない私は1度目の鑑賞では意味を理解することができず、すぐに2度目の鑑賞。そしてジョバンニが「カムパネルラぁー」と叫ぶシーンで涙しそうになりました。
MINI1000さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2009-09-12 16:51:14)
21.宮沢賢治の世界観を十分感じれて楽しめました。うまいなー
アフロさん [DVD(邦画)] 8点(2009-08-31 03:41:34)
《改行表示》
20.正直、この時代のアニメはジブリ以外で好きなものは少ないけど、これは好き。原作が訳解らんからこういう風にちゃんとしてくれると楽しく観られる。子供の頃食い入るように観て、その後小説を何度も何度も読み返した。もちろん脳内映像でカンパネルラ達は猫だ。  宮沢賢治のお話は、子供の頃なら熱中できるけど、大人になってから読むと余りに普通でびっくりしてしまうことがある。でもこれで正しいんだと思う。子供の頃にあまりダラダラと極端な話ばかりを読むと普通の話をベースに複雑化した話を理解できないようなことになるんじゃないのか?って思える人間を周りでちらほら見かける。極端などんでん返しが最後に入っていると興奮する彼らは、極端な結論しか見えていないらしく、中盤の破綻や無理な設定はお構いなしで脳内補完する。ちょっと肌に合わないと(自分が知ってる流れじゃないと)すぐ折れる、席を立つ停止ボタンを押す寝る。  幸い、子供の頃こういうきちんとした話や感情の表現がちゃんとした話をいくつも観させてもらって、何度も繰り返し楽しんだことでのんびりした映画や思わせぶりでないから直球で余計な表現が続く映画も我慢強く観ることが出来る。確かにこの映画はダラダラしてるし、思わせぶりもなく剛速球で映像化されてる。だけど、その感傷に浸れる時間って言うのは貴重なものだと思う。  こういうヨーロッパテイストの溢れるダラーッとした味わいは絶対子供の頃に観ておくべきだと思う。大人になったら解らない可能性が強い。子供の頃あれほど夢中で何度も何度も食い入るように見続けたフレデリックバックを、今観ると一瞬で寝てしまう私は強くそう思う。
黒猫クックさん [地上波(邦画)] 8点(2009-08-14 02:03:08)
19.《ネタバレ》 子供のころ原作を読む前にこの映画を先に見たのですが、まず音楽がいいです。幻想的な世界観もうまく表現されています。タイタニック号の乗客と話をするシーンとカンパネルラがいなくなってジョバンニが「カンパネルラー!」と絶叫するシーンが忘れられない。
あんぐれーずさん [地上波(邦画)] 8点(2007-02-01 00:22:05)
18.《ネタバレ》 宮沢賢治の作品を映像化するのはかなり困難だと思います。特に名作『銀河鉄道の夜』は難しい。たとえCG全盛の時代になっても『指輪物語』のように何百億かけたからといって出来る訳ではありません。(タイプの違いでありどちらが良いという事ではありませんので、あしからず。)それだけ幻想的な世界であり、それぞれが頭の中でイメージしているものが違うと思います。そんな中、本作はアニメにする事によって無理なく映像化しているのではないでしょうか。ちょっと暗くて怖い雰囲気が漂うのも賢治の世界に合っていて良いです。死者の列車や真の幸福を見つけるという内容は、真面目な仏教家であった賢治らしく彼の作品の中でも哲学的ですけれど、押し付けがましい感じはないのですんなり入れます。また人間ではなく猫にしたのも入り易かった要因だと思います。賢治の作品には擬人化された動物たちが多々登場しますから違和感がないです。ただそれだけに原作を未読の方がご覧になると、原作の主人公も猫なんだと勘違いしてしまう恐れもありますね。
ミスター・グレイさん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-03-07 17:56:27)(良:1票)
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17.《ネタバレ》 不気味な音楽。どことなく懐かしい色をしてる画面。少しくぐもって聞こえる声。死者の旅は不気味で、厳かですね。ねこ教授の歩き方さえ不気味です。エ、あれ、こわいですよ?ちっちゃい子が見たらトラウマになりますよ??それからストーリーには関係ないですが、章が変わるごとにドンッと真っ黒になって白字で副題が出る、あの演出がまたかなり恐怖感をあおります。私はなにか異様なものを見てるんだな、という気持ちになる。暗い。不気味。恐怖?畏怖。  蛇足かな~蛇足だな~と思いますがこれ言っていいですか?カムパネルラはなぜ南十字星で降りずに石炭袋へ行ったのか?友達を助けて自分を犠牲にしたのなら、タイタニック号に乗っていた人間然り、南十字星で降りられたはず。一見解として聞いてもらえますか?   手を伸ばせば助かったのにあきらめた。死にたくない!となぜか強く思えなかった。自分でやめたのです。神様はこれを「自殺だな」とみなし、自殺した者は南十字星で降りることができない。石炭袋へ行く運命にあると。  カムパネルラの父親は見るからに洗練されていてエリート。そしてあの冷静さ。カムパネルラは「教養深い両親のもとにに生まれ、(自分が)知的に洗練されていることに最近少々息詰まる思いをしている」なんじゃそりゃ「幼くして家庭のことに気遣いばかりしている」そのうえ「優しいから友達に対して傲慢にもなれない」「生より死のほうが安らかと思う」当時最先端の知的少年だったんでないでしょうか。一昔前ゆえか、死が純粋。
ムーンナイトロンリーさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-02 17:11:34)(良:1票)
16.《ネタバレ》 宮沢賢治が大好きなので、借りてみた。幼い頃読んで、不思議な感覚に襲われたのを、そのまま思い出した。最初は、猫なのにびっくりしたけど、それはそれで、イメージを破らないという点では良かったのかも。なんかこの、不思議な世界観がいいですよね。サソリの話も良かった。音楽も良い。でも、なんで途中で人間が出てくるんだろ。あれがタイタニック号だからかな。ほんとですね、まさにメメントモリ。死を想え。幼い頃では理解できなかった、死というものを最近、なんとなくだけれども、理解できるようになったのかなぁ、と感じた。私も、あんな風に、銀河鉄道の汽車に乗って、大切な人と最後に会話をすることができたらなぁ、とも思った。
あしたかこさん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-22 03:59:45)(良:1票)
15.なにはともあれ、タイトルが素晴らしい。作品としては、登場人物を猫にしたのが勝因かな。鳥の脚を折って食べるシーンが印象的。
マックロウさん 8点(2004-06-09 11:27:37)
14.制作スタッフの宮沢賢治に対する敬愛を感じる丁寧な作りの作品。登場人物を猫として描いたことに関しては、宮沢賢治ファンならば納得というところだろう。もちろん、この作品ではじめて宮沢賢治作品に触れる子供たちにも、受け入れ易さを与えていると思う。
もとやさん 8点(2004-04-01 01:55:27)
13.全編不思議な雰囲気で覆われた映画です。細野晴臣の音楽も不思議なこの世界にマッチしていて、異世界への旅を楽しませてくれます。ジョバンニ同様、ずっと旅していたい…そんな気持ちになりました。
ゆうしゃさん 8点(2004-03-04 17:41:56)
12.映像的には文句つけようがない。絵本のような美しい画です。お話は、とても切ない。宮沢賢治の原作を完全映画化しようという、ある意味マニアックな試みも驚嘆に値する。ただ、断片的に聞かれるキリスト教的台詞や、イタリア風?の人名など、今という視点でみると違和感がないわけでもない。とはいえ、総合的には傑作とされるべき作品と思う。8点献上。
かもすけさん 8点(2003-12-24 22:39:07)
ロイ・ニアリーさん 8点(2003-12-12 11:59:34)
《改行表示》
10.<ポイント>猫のキャラクター。幻想的な風景描写・BGM。18年前の映画なのに、今でもしっかり頭に焼き付けられています。オリジナルのエピソードを入れてはいますが、ゆっくりとしたテンポ。 <マイナス>話の展開が、やや冗長。かつて、とある田舎の上映会でも見たのですが、途中で子供たちが騒ぎ始めていました。猫のマンガと思って、子供向けと考えるとちょっときつい。
PIAZZA!!さん 8点(2003-12-06 00:46:57)
9.落ち着いていて良い。子供の頃に見て深く印象に残っている作品。今見てみると暗すぎる気がしないでもないが、秋の夜長にピッタリの映画でしょう。
mhiroさん 8点(2003-12-04 14:18:20)
8.登場するのが猫になっているだけで、原作にほぼ忠実に作られたアニメですね。宮沢賢治の世界が好きな人なら楽しめるのではないでしょうか。淡々とした台詞回しとストーリー展開、そしてラストの哀しみ。原作で感動した人ならもう一度感動してみよう。
オオカミさん 8点(2003-11-20 05:35:06)
7.宮沢賢治の名作の世界を見事に再現していると思います。猫は大正解じゃないですか。大人になっても見れば間違いなく切ない気持ちになりウルってしまう。細野の話は偶然だと当時語っていたような覚えがあります。
亜流派 十五郎さん 8点(2003-11-01 23:53:59)
6.子供の頃に観た映画、最近になってDVDを購入して鑑賞してみたが、アニメの中ではこれは傑作!文句無し!。宮崎映画を凌駕している数少ないアニメだと思います。その文学的かつ、幻想的なストーリーには不思議な魅力を感じます。登場人物が何故か「猫」なのだが作品の味わいを深くする要因になっているのではないでしょうか。
たにっちさん 8点(2003-09-09 09:48:39)
5.とても私好みの雰囲気の映画でした。タッチや音楽もしんみりとしていて、癒されます。最後の、ジョバンニがミルクを抱えながら走るシーンが好きです。ただ、所々むつかしい言葉があってそこがあんまりいただけなかったかなー、と。2点マイナスで8点にさせていただきました!
まっくさん 8点(2003-07-23 09:54:34)
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【点数情報】

Review人数 101人
平均点数 7.52点
000.00%
121.98%
232.97%
332.97%
443.96%
565.94%
654.95%
71615.84%
82423.76%
91716.83%
102120.79%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review9人
2 ストーリー評価 7.53点 Review13人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review12人
4 音楽評価 7.92点 Review14人
5 感泣評価 6.45点 Review11人
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