3.会社が倒産し再就職も決まらず、妻子に離婚される中年男を役所が好演。
世間の常識どおりに生きてきたが、保障されてると信じていたものすべてが
自分の勝手な思い込みだった事に気がつく。
浮浪者に「宝探し」を頼まれ、田舎の漁村に向かう。
そこで不思議な女(宝)と出会い、漁師として生活していく事で
自分自身を取り戻す。
役所と北村の会話で心に残るものが多い。特に
「脳みそが沸騰するまで考えろ。
自分の幸福の事を自分の頭で考える事を自由って言うんだ。
でも最後が神様が決めるんだ。」が印象に残る。
本作は「宝は人それぞれでいろんな所にある。常識にとらわれず自由に生きよ」
というメッセージだと思いました。